旅からす本館 日本をもっと楽しもう!!

butobosoと申します。 ヤフーブログ停止に伴い移行しました。自転車趣味を中心にライフスタイル全般ならびに旅日記をお届けします♪

自転車、鉄道、オートバイの手段で日本中を旅して30年以上。本土のみならず、北は礼文島から南は波照間島まで様々な土地を旅してきました。 分割ながら、自転車による日本一周を30代で終えました。 旅人宿であるユースホステルには300泊以上宿泊しました。 自費出版で「旅からす」なる旅の本も不定期に発行しています。 子育て真っ最中なので、中々旅には出られなくなりましたが、身近で小さな旅を楽しみながら、家庭崩壊にならない程度に多彩な趣味を楽しんでいます♪

写真5

現在もトラックレーサー、シングルスピード愛好家に
人気の高いスギノ75クランク。

そのスギノ75が最初はロード用のコンポパーツとして展開されていた事は、

以前も当ブログで紹介しましたが、その知名度はとても低いです。

 
 

写真1

変速機はサンツアーシュパーブ、ブレーキは吉貝グランコンペ、

昔のJEXグループの再編のような流れを組んで生まれたのがスギノ75。


スギノは、カンパの遥か以前からカーボンパーツを開発・販売。
 

写真9

写真10

シートピラーやチェーンリング、ブレーキレバー、

ペダルやシフトレバーにカーボンを採用。

でも、当時のカーボン技術では金属ボディにラッピングがやっと。
 


今回はその中からカーボンシフトレバー(Wレバー)を取り上げます。
 

写真2

スギノ75の変速機3点セット。

こちらは前期モデルでFDとRDはサンツアーシュパーブのOEM品。

後期型は、RDがスプリント9000のOEM品とダウングレードされます。

※FDはシュパーブプロのOEM品


 

写真4

しかし、前後期に共通してWレバーはオリジナルのカーボンレバー。


 

写真7

モドロやオフメガのプラスチックレバーとは違い、

表面仕上げに高級感あるものの、強度を考えてかボッテリした取付部分。


 

写真6

直付け台座は当時標準化していたカンパタイプ互換。


 

写真8

インデックス化したシュパーブプロWレバーとの比較。

Cレコ、シュパーブ、デュラエースが「への字」なのに対して、

スギノ75は逆への字。昔のデュラエースAXも同様でした。


カーボン素材の使用は当時から軽量を謳い文句にしています。

このスギノ75は直付け式で重量50g。

非インデックスのシュパーブプロが56gですから、

確かに軽いのですが、プラレバーのモドロは40g。


軽量と耐久性の兼ね合いをきちんと考えた結果なのでしょう。

どんなに軽くても、すぐに壊れては意味がないですしね。


こんなバーツを国内製造で世界に広めていた80年代。

それは間違いなく日本の自転車パーツが、

世界をリードしていた時代でもありました。


●スギノ75シフトレバー(Wレバー)●

カンパ互換台座、パワーメカニズム、重量50g

カーボン+鉄ハイブリッド仕様 定価7500円



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コメント

 コメント一覧 (10)

    • 1. oryzasativa
    • 2019年07月21日 20:16
    • 二枚目の画像で
      「butoboso さんは75シリーズをこんなにお持ちか!ストラップも色ちがいで」と
      驚愕しました(苦笑)

      これらが発売された頃雑誌は買わず
      専門店を覗くこともなく
      クラブには所属せず…でした。
      この広告ページも記憶にありません。

      杉野社長が「75はいいクランクだった」と
      ニューサイクリング誌の座談会で回顧していたので、自信作だったのでしょうね。

      閑話休題
      板橋花火大会見物ですが
      浮間舟渡駅南側に17時集合で
      例の工房に立ち寄ります。
      大佐、都合があえば釣りびとさんも合流です。
      butobosoさんも都合があえば如何でしょうか。
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    • 2.  butoboso0217 butoboso
    • 2019年07月22日 08:30
    • ★oryzasativaさんへ
      おはようございます。
      流石にそこまでのコレクターではありませんよ(汗)。
      この広告の頃は、ランドナーブームも終わりかけて、MTBブームへの過度期。本物のサイクリストが激減していたころでしたから広告の記憶がなくても仕方がないでしょう。
      75シリーズは材質が良い事でも知られていますが、レース屋には歓迎されるべき製品でしたが、やはりサンツアーとシマノに食い込む事はできませんでしたね。でも、今でもクランク&BBが販売され、人気の高いロングセラー品になりましたね♪

      お誘い有り難うございます。こちらも今週末から8月半ばまでまつりシーズンで身動き取れない状況です。花火大会、オフ会のように楽しんで来て下さいね。
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    • 3. 輪行菩薩
    • 2019年07月23日 00:20
    • こんばんは。
      スギノ製品で印象に残っているのはテンションディスクホイールでしょうか。ディスクホイール全盛の頃、第一回ツール・ド・ジャパンに参加してました。
      懐かしいですね。
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    • 4. ものぐさ
    • 2019年07月23日 00:39
    • こんばんは。  カーボンにも興味なかったし、寄せ集めのコンボの印象が強く全く関心無しでしたがストラップはレーサーで使っていました。一枚革の物は伸びるし、かといってビンダエキストラは高いので低価格で新素材が購入動機でした。
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    • 5. 釣り人
    • 2019年07月23日 08:43
    • おはようございます。
      雑誌のスギノ75広告が懐かしいです。この頃はメーカーは勢いありましたね。
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    • 6.  butoboso0217 butoboso
    • 2019年07月23日 09:56
    • ★輪行菩薩さんへ
      おはようございます。
      ファニーバイクにディスクホイール。当時の材質はまだ限られている中でロードが華やかに近代化していく頃でしたよね。
      MTBにまでテンションディスクが現れたのは驚きでしたが!!

      ツール・ド・ジャパン、私もシリーズ戦に参加していました。日本がようやく本格的なロードのシリーズ戦を開始した頃でもありましたね。今と違ってロード乗りの主役も若者でした。
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    • 7.  butoboso0217 butoboso
    • 2019年07月23日 10:00
    • ★ものぐささんへ
      おはようございます。
      発表前はクランクやホイール周りだけが先行する形で情報リークされていましたが、まさかフルコンポに仕上げてくるとは驚きというか、無謀にも思えましたよね(苦笑)。
      良くも悪くも時代の先取り感はありましたよね♪

      皮が当たり前だった時代に、スギノ75のストラップは新鮮さを覚えました。当時はビンダばかり使ってましたが、今になって同素材の他社製品をDDペダルとセットで使っていますよ。
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    • 8.  butoboso0217 butoboso
    • 2019年07月23日 10:03
    • ★釣り人さんへ
      この頃は、日本メーカーの勢いが凄かったですよね!!
      まぁ日本全体の勢いも急成長だったのにリンクしていたのですが(苦笑)。

      カメラも自転車パーツも国産が一番輝いていた時代でしょう♪
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    • 9. 完覇!超記録!!
    • 2019年07月25日 15:20
    • こんにちは~
      私も2年ぐらい前にスギノ75のWレバーを入手しました!
      その当時はブレーキレバーとシートピラーのみ使用しましたが、よくよく考えるとWレバーを良く知りませんでした!!
      Wレバー購入後も未開封のまま放置・・・ついこの間、チョット悪戯心が芽生え、初めて開いてビックリ!!こんなイビツな形だったなんて~
      それがなければ貴殿のこの記事を見て驚いていたところでした(汗)
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    • 10.  butoboso0217 butoboso
    • 2019年07月25日 22:08
    • ★完覇!超記録!!さんへ
      このレバーもアルミハイブリッドなんですかね!?
      取付け部分はアルミのようですが、レバー先端部分はあの薄さでカーボンのみの整形だと折れそうですよね……(汗)。
      Wレバーに関しては、ラチェット入りのシュパーブプロが一番のお気に入り。
      デュラAXやこのスギノ75のWレバーの出番は無さそうです(苦笑)。
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