一台の自転車を10年以上乗り続ける人って少なそうですよね。

特に昨今のロードバイクに乗る人は、常に最新システムを追い求めるがあまり、5年程度で買い換える、もしくは飽きて放置してしまう人も多いことでしょう。

先日こんな案内が届きました。

カメラの話なんですが、オリンパスからカメラ事業を引き継いだOMDS（OMデジタルソリューションズ）からのメール案内です。

「長い間ご愛用いただきましたフォーサーズ製品は、既にアフターサービス期間が終了しており、修理を承ることができません。そこで、お手持ちの対象製品（フォーサーズカメラ）を弊社修理センターにお送りいただけましたら、特別割引価格にて、現行Mフォーサーズへ交換させていただきます。」

　　※一部文面を分かりやすく変えてあります

要するに、メーカー自ら旧製品を買い取り（下取り）、現行モデルを格安で提供するという、良心的なシステムなのです。

カメラ業界は昔から中古流通システムがしっかり確立していますが、実際には買い叩き状態でしたから、買い替えを模索する旧機材オーナーには歓迎すべきメーカー下取りシステムでしょう。

今はレンズ交換式全機種がMフォーサーズ規格のミラーレス一眼のデジタルカメラになったOMDSですが、その前身となるのは一眼レフデジタルカメラのフォーサーズシステムでした。

私もサイクリング時の携帯性を考えて小型のフォーサーズカメラ（E-510）を長らく使ってきました。

とても使い勝手が良くお気に入りでしたが、5年ほど使い、より小型のMフォーサーズが販売されると交換することに。その時に中古カメラ屋が提示した買取額は3千円。購入時の20分の1以下でした。流石にそんな値段で買い取られるのは嫌で、欲しがる知人に1万円で譲ります。中古屋で同等品が2万程度で売られていましたから知人は格安譲渡に喜んでくれました。

今回のOMDSの買い替えシステムでは20万程度の現行品ですが、E-520ボディで5万以上もの値引き案内されています。メーカーからすると他社への乗り換えをさせないための囲い込み作戦とはいえ、かなりお得な買い替え案内なのです。

これって、クルマメーカーではよくやっている買い替えキャンペーンですが、自転車でもやれないですかね!?  特に高額になりすぎたロードバイクで。

今や50万以上出しても中級グレード的（アルテグラクラス）なカーボンロード。そんなロードを前述のように5年前後で飽きてしまう人が多いことや、コンセプトストアなる一つのメーカーオンリー販売のショップが増えたのですから、メーカー囲い込みとして旧車下取りキャンペーンがあれば喜ぶ人も多そうですよね。

部品単体ならヤフオクなどで売ることもできますが、中古車は配送方法も含めて個人で売るのは難しいですしね。

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本日もコメント欄は外してあります。

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