
それまでのトークリップペダルを一新するかのようにビンディングペダルが誕生してから30数年が経ちました。今やロードレーサーだけでなく、MTBやツーリング車に使用する人も多いはず。ランドナー乗りで付けている人は少ないですけどね(汗)。
アマレーサーとして競技参加していた頃は、頑なにビンディングペダルを拒み、シュパーブプロペダルにカンパの鉄トークリップ、ビンダのストラップで挑み続けてきましたが、20年ぐらい前からSPDペダルを使うようになり、今ではミニベロからパスハンターまで愛車の大半に取り付けています。ビンディングペダルへの抵抗感は全く無くなりました。
ビンディングペダルはLOOK製品から一般化していきます。シマノもカンパもオリジナル製品を出す前はLOOK製品のOEM的なペダルを発売するのが精一杯……というよりは、まだ普及が何処まで進むか怪しい時期に自社開発するのを躊躇っていたのかもしれません。
しかし、LOOK製品だけでなく外国他社がオリジナルのビンディングペダルの発売を進めたことから、カンパや国産メーカーもオリジナル製品の開発を進めます。
シマノがLOOKパテントの7401ペダルからSPDの7410ペダルにスイッチ。今ではMTBやツーリング向けのビンディングペダルと思われているSPDも当初はロードレーサー向けでした。同時にMTB用としての両面SPDも誕生させるも、固定力の甘さからロードペダルはSPD-Rの7700ペダルに。しかし、SPD-Rはトラブル続出でSPD-SLへと変わり現在に至ります。
カンパはCレコシリーズにSGRペダルを加えますが、こちらは凝った構造がそのまま重量に直結してしまい、販売は低迷。その後プロフィットペダルで小型軽量になりますが、今は生産中止となります。カンパといえば回転精度と耐久性の高さでトークリップペダル時代は人気が高かったのですが、ビンディングペダルでは最初から最後までうまく行かずに終わってしまったのは残念です。
国産メーカーもビンディングペダルに積極的に取り組んできました。栄と三ヶ島がほぼ同時期にオリジナルのビンディングペダルを発売します。このペダルは三ヶ島最初のビンディングペダル「マップステージ」。
カンパSGRとも発売時期が近かったですが、カンパよりもシンプルで洗練されたスタイルでした。
コンポパーツメーカーとペダル専業メーカーの考え方の違いもあるのでしょう。三ヶ島はこの後もオリジナルのビンディングペダルを作り続けてきましたが、今はSPD互換タイプだけになってしまいました。
今や外国製ペダルでは数種類のビンディングタイプが存在しますが、国内ブランドに限ってはSPDかSPD-SLのみとなってしまいましたね。
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