GWの山ツーリングに合わせるようにTOEIパスハンターの改修を進めてきましたが、ようやく仕上がりました。先週の関戸橋フリマで試走し、細かいセッティング修正を行いました。
全体的なルックスはこれまでから大きく変えていませんが、部品は半分近くを交換しています。
大きな変更点はこれまでサンエクシード5ピンクランクにTA44×26TのダブルギアをサンツアーXCプロ46×36×24Tのトリプルギアに交換。
中間ギアだけでなく、アウタートップ、インナーローの幅を広くしています。
エンド幅120mm、サンツアーのウルトラ6タイプのフリーを使っていますが、加齢とともに膝に負担を感じるようになったため、これまでの12速から18速としました。
フリーの多段化の進む現代はフロントシングルが増えているので時代に逆行した流れです。
本来ならロングケージタイプのRDが必要になりますが、チェーンのコマ調整をシビアに進めた結果、アウターロー(46×23T)はNG。18速仕様ですが可動域は17速となります。
20年以上使い続けてきたシュパーブプロ最終型はストック新品に交換しました。このメカは耐久性高いですし、フリクションWレバー使用でもキビキビ変速してくれます。経験上ロングケージはインデックスでは問題ないですが、フリクションWレバーでは明らかに動作が鈍いのです。
ストック品が2つありましたが、今回使用したのは右側の最終型の中でもEタイプと呼ばれるタイプです。
最終型のシュパーブプロRDは長らくの生産も変化がないとされてきましたが、実はケージも含めて細かい改良が行われています。今回取り付けたのはインナーパンタアームにブッシュが組み込まれたタイプとなります。細かい違いはパーツの洞察力のスペシャリスト、完覇さんが紹介してくれています。
http://yh4415.livedoor.blog/archives/18401870.html
http://yh4415.livedoor.blog/archives/16966444.html
アウター×ロー(46×21T)
インナートップ(24×12T)
インナーロー(24×23T)
ショートケージですが、何とか変速を可能にしています。シュパーブプロのトータルキャパシティは26T(フロント歯数差13T)とされていますが、今回はフロント歯数差22T、トータルキャパシティは31Tですが変速してくれています。昔のメカは余裕あるキャパシティでした。
さすがにFDは無理ですからサンツアーXCプロに交換しています。
これまではパスハンターにはずっとサンツアーチェーン(DID製)を使ってきましたが、今回はシマノチェーンに交換。こちらもデットストックの旧製品ですが、こちらの方が変速のキレが良く感じます。
これまでWレバー操作でしたが、RDのみサムシフター(サンツアーXC6000)に交換。何とアキューシフト(インデックス)が同調してくれました。これまでWレバーではアキューシフト付きながら不具合だらけで同調してくれなかったのです。
ブレーキはヨシガイのGC999。ブレーキシューはNGC450、チドリも旧グラコンタイプのものに交換しています。ブレーキシューの高さがダイヤルで簡単調整できるのが便利です。
チェーンプロテクターも交換。こんな小物を売るショップも減りましたね。
サン・マルコリーガルのサドルは尻に馴染んでいるので汚くなっても中々交換できません。
シートピラーはデュラエース7410でしたが、溝付きの7400に交換しています。
ホイール周りはカンパレコードハブのグリスアップとリムのフレ調整を行いました。
以上、長らく部品だけ揃えて手をつけられなかったパスハンターの改修がようやく終わりました。
これで劇的に走りが良くなることはありませんが、今後も末長く安心して乗り続けられそうです。
【交換部品】
前変速機/シュパーブプロ→XCプロ 後変速機/シュパーブプロ→シュパーブプロ 変速レバー/シュパーブプロ→XC6000 シートピラー/デュラエース7410→デュラエース7400 プレーキ/シマノデオーレXT→軍コンペ999 チェーン/シュパーブプロ→シマノHG91 クランク/サンエクシード→XCプロ チェーンホイール/TAシクロツーリスト44×26T→スギノ46×36×24T(36はタイオガ製) BB/113mm→123mm ステム/パールG→グランコンペホールイン 各部ワイヤー類、チェーンプロテクター、リフレクターは新品に交換 車重11.4kg(ライト・サイコン等備品全て込み)
改造前モデル仕様はこちら
http://butoboso0217.livedoor.blog/archives/581596.html
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コメント
コメント一覧 (10)
TOEIパスハンター、かなり部品交換してリフレッシュしていますね。
シマノ製チェーン、かつてトータル性能でサンツアーRDスラントパンタグラフ方式に対抗していた名残でしょうか。
アキューシフト、自分のBSアトランチス・ツーリングもこのシステム組んでいます。
シマノ、パテント30年縛りでマネできない技術をフリーの歯先、チェーンのローラー部分の処理などでキレの良いシフトを実現!SISあれでしたよね。
サンマルコリーガル大銅鋲サドルがランドナーにも似合いそうです。
butoboso0217
が
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こんにちは。
サンツアーブランドのチェーンは大同ラナーチェーンそのままで設計も明らかに古かったです。対してシマノ製チェーンは適度なしなりが変速性能を良くしている感じです。ただ、専用ピンで繋がないといけないのでコマ調整はしにくいのが難点でした。
アキューシフトって言葉を知る人って意外と少ないですね。サンツアーファンな方ですら知らなかったりしますし。まぁインデックスに興味のない人は仕方がないのでしょうが。ウルトラ6フリーできちんと動作が確認できたのは今回の改修で一番の収穫でしたよ!!
butoboso0217
が
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チェーンホイールは、やっぱりシルバーの5ピンがしっくりきます。前ハブにつけているバッテリーランプは、もしかしてGENTOSのSG-405でしょうか。前にお会いしたときに指摘いただいたことですが、わたしもそのライトを愛用しています。前のブログでもコメントしましたが、カンチブレーキを上位品に交換したいのです。吉貝のそれはブレーキシューの高さがダイヤルで簡単調整できるのは便利ですね。シートステーにつけたリフレクターは後ろからでなく横からの光にも反射するようですね。そういうリフレクターはあまり見たことがないので、参考になります。
butoboso0217
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こんにちは。
ツーリング車のクランク周りはシルバー以外の選択肢はありませんよね。
今回交換したXCプロクランクにセットされているトリプルギヤはグレーなのでシルバータイプに交換しましたよ。
ライトは405より小型なSG309です。もう随分前に廃盤になったようですが、GENTOS製品は総じて低価格ながら明るくて頼もしいライトなのです♪
カンティブレーキ、選択肢が少ないですね。シマノの上級グレードはVブレーキシューになってしまいましたから、悩ましいですね。ヨシガイ製品は逆に下位グレードがVブレーキシューになってしまいました。
butoboso0217
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butoboso0217
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おはようございます。
GC999、さすがに上位クラスだけあって良くできています。肝心の制動力はこのGWの走り込みで再確認です。昔のようにハードに使うことはないのである程度は妥協するつもりですが納得いかなければ前の最終型XTに戻すつもりですよ。
28Tフリー使えて良かったですね。シュパーブプロ、最終的なカタログでは最大28Tが許容範囲とされていたので大丈夫なようですね。昔のロードメカは最大25T程度でしたから26T以上が使えると助かりますよね♪
サムシフター、正直使いにくいです。他の愛車ではハンドル下部にレバーのあるラピッドファイヤー使ってますが、こちらは利に適った操作性です。しかもラチェット入ってないので操作感も硬いですし…。でも、Wレバーにはもう戻りたくないのです(苦笑)。
butoboso0217
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サンツアーXCプロのトリプル 今、見ても新鮮ですね🎵 実は、自分も持ってましたが175mmだったので友達にあげちゃいました💦
この当時のデオーレXTやデオーレⅡのギヤクランク(トリプル)も好きです
私の場合、キャノンデールのカーボンロード フラットバー仕様にしてティアグラ4600のラピットファイアーにして使いやすくなりましたが、カーボンフレームゆえ まして最悪のBB30では、ギヤクランク交換が出来ません💦
やはり、自由に組めるクロモリフレームが1番だと思ってます🎵
趣味の自転車いじり 楽しいですね❢ サンツアー大好きなのでしびれちゃいます(笑)
butoboso0217
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想像いたします おつかれさまでした。
「どう組もうか?」と考えるのも
楽しいものですが、
旧規格と現行品の組み合わせは
ますます 悩ましくなりそうで(汗)
前シングル 後多段も興味ありますが
まずは ランドナー組み上げを片付けてから
考えます。
butoboso0217
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こんにちは。コメント返答遅れてすみません。
XCプロのクランク、ヤフヤク見ていても175mmが多いですね。流石に私の身長でも172.5mmまでしか使えません。MTB用のクランクは総じてロード用より長いんですかね!? 昔のツーリング用クランクで170mmより長いものは珍しかったはずですが。
このGWで山道を125km走ってきましたが、トリブルは違和感なく使えました。これまでのWより明らかに足の負担が少なかったですよ。フリーが6速ではフロントWでは厳しかったことを改めて感じました。
BB30、この頃はBB規格乱立で酷かったですね!! メーカー毎に規格を変えるのはやめてほしいですね。
butoboso0217
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こんにちは。返答遅れ申し訳ありません。今日から通常業務!? です。
オールドパーツに拘りがないのですが、90年代パーツも今やオールドパーツの仲間入りでしょうね。自分の中ではMTB部品は新しい感覚なんですが(苦笑)。
ブレーキはアタリが出て満足できる制動力になりました。インナー24Tは確実に膝に優しいギヤ比で、こちらも満足です。今回の大改修で、身体が動くウチはこのパスハンターで山サイは楽しめそうです。ただ、軽量化は無視していますので担ぎ歩きは益々苦しくなっていきそうですよ。
butoboso0217
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