当時は90年前後のバブル期。自転車と言えばMTB。かといってこれもアウトドアスポーツの一部として乗っているだけで、自転車趣味として乗っている人は僅かでした。

レースもやったし、ツーリング車で日本一周も走りました。そして、自転車を担いで山にも登りました（苦笑）。昔はそんなスタイルの両立をしていたサイクリストが多かったからお互いを理解し、仲間意識も強かったです。

ところが今は違いますよね? スポーツとしての自転車に偏ってしまい、結果旧来のスタイルで走っている方は異端児扱い。ベテランさん達が口を揃えて言うように、全てのサイクリスト同士の仲間意識が希薄になってしまった。

ロードバイクにレーサーウェア。このスタイルでないと仲間と一緒に走れない。もしくは恥ずかしい。そんな意識もあるんだろうなぁ。

昔ならショップに集まる、色んなスタイルのサイクリストを見て、自分の走り方や自転車を走らす上での様々なルールやマナーを学んでいったもの。しかし、今はそんな流れはありません。

何が言いたいのかと言いますと、今は自転車が好き!! ではなくロードバイクが好き!! な人が増え過ぎてしまった事。それは決して悪い事ではありません。