旅からす本館 日本をもっと楽しもう!!

butobosoと申します。 ヤフーブログ停止に伴い移行しました。自転車趣味を中心にライフスタイル全般ならびに旅日記をお届けします♪

自転車、鉄道、オートバイの手段で日本中を旅して30年以上。本土のみならず、北は礼文島から南は波照間島まで様々な土地を旅してきました。 分割ながら、自転車による日本一周を30代で終えました。 旅人宿であるユースホステルには300泊以上宿泊しました。 自費出版で「旅からす」なる旅の本も不定期に発行しています。 子育て真っ最中なので、中々旅には出られなくなりましたが、身近で小さな旅を楽しみながら、家庭崩壊にならない程度に多彩な趣味を楽しんでいます♪

鉄道趣味も色々あれど、最近は鉄道に乗る事よりも、写真を撮って満足するだけの人が増えすぎたように思います。もちろん、そんな撮りテツな方を否定も批判もするつもりはありませんが、本来移動の手段である車両に乗らずに魅力を語るって言うのはどうなんでしょうか!?

私は旅を通じて乗車した、各地の鉄道を少しずつ
旅の記録としてまとめていきたいと思っています。

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東北は宮城県・仙台駅より一ノ関方面に進んだ石越駅から、田園地帯を走り抜けていた、くりはら田園鉄道(以下くりでん)を紹介したいと思います。この鉄道は2007年4月に廃止になってしまいました。詳しい事はwikiなどで調べてみてください。

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新幹線のくりこま高原駅から、
くりでんの沢辺駅を結ぶ路線バスを利用して、沢辺駅に向かいました。
すると、この駅舎が目の前に現れ、衝撃を受けます!!   
丸で映画のセットのような昭和初期の駅舎がそのまま残っているのです。

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待合室もご覧のよう。平成の時代にこの待合室は凄いですね♪
もちろん、北海道やその他で古い駅舎は見かけますが
大抵は無人化されて昔の調度品は撤去され味気なさが残っているのですが、
ここは有人駅で、時の流れが昭和のままで止まっているようです。
地元の子連れ客が列車を待って……と言いたい所ですが、
ウチの女房と娘です
今回は北海道旅行と騙して連れ出しました(笑)。
もちろん、この後、仙台からフェリーで北海道には行きますけどね。

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ホーム側もこんな感じ。昭和レトロ満載です。
借り手のないレンタサイクルが寂しく……。
さりげなく列車と同じカラーに塗られているのはポイント高し!!

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列車がやってきました。
このくりでん、架線柱は残っていますが、電車は走っておらず気動車のみ。
電化から非電化への流れをとった珍しい鉄道でもあったのです。

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非電化された時に新造された車両のため、
ローカル線にしては綺麗な車内です。
でも、木を基調としたレトロ感漂う車両でもあるのです

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こんなノートも置かれていました。
中はほとんどが、廃線を惜しむ鉄道ファンのものでした(悲)。

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こちらは終着駅の細倉マインパーク前駅。
近くにある鉱山跡を利用したテーマパークへの利用駅として
元の終着駅とは別に作られたようですが人気は全くありませんでした。

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地元の子供たちが描いたくりでんの絵が泣かせてくれます(泣)。

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電車時代に使われていた車両も残されていました。
元は某私鉄車両を譲り受けたもののようです。

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こちらは鉱山が賑わっていた頃に活躍した機関車です。

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こちらは始発駅の石越駅。
東北本線と昔は線路が繋がっていたそうですが、完全分離されていました。
こちらもレトロ感漂う木造作りの駅舎です。
空を見上げると、ガンの群れがV字飛行していました。
こういった日本の田園風景を象徴するような景観の中を走り続けていた、
くりはら田園鉄道も今はもう無いのです…。

(2007年1月訪線)

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