仕事の息抜きのために、参考書の「ロードバイクカタログ2012」を購入しました。しかし、何だか完成車のラインナップが激減しています。昨年の同誌と比べると100台以上(850→721台)も掲載数が減っています…。やはり自転車ブームは陰りを見せているのでしょうか!?
さて、最初にチェックするのはイタリア老舗御三家のデ・ローザ、コルナゴ、チネリ。中でも自身がユーザーでもあるハートマークの自転車は、要チェック。昨年、台湾チックな低価格カーボン車のR848(完成車29.8万円)を発売し、個人的には激怒でした!!。
さらに今年は、私の愛車であるデ・ローザ メラクが昨年までフレーム価格47万円だったのに、今年は完成車価格(カンパアテナ仕様)で49.9万円!! 一瞬、誤植で149万円の間違いだと思い、メーカーサイトで確認すると確かに49.9万円。さらに詳しく調べると、台湾完全生産により、価格を大幅に抑えたとの事。
フェラーリが中国の工場で組み立てられていたら、安いからって喜ぶ人がいるのか!? 高くてもブランド料にお布施しているメーカー信者を馬鹿にしているのかぁ!!!! ←大袈裟ですみません…。
数あるイタリアメーカーの中でも、低価格大量販売目当てに台湾車OEMを大量ラインナップするメーカーが増える中、デ・ローザはイタリアの職人の手によってフレーム製作され、職人たちの納得する出来の品以外は販売しない!! と数年前に豪語していたウーゴ・デ・ローザ(社主)の発言に私は惚れ込みました!!
メラクがオールカーボンに変更された時、おいおい、これじゃあメーカー名のデカールが無ければ、誰もデ・ローザとは分らないよ…何だこの無個性さは…と嘆きました。
台湾が、世界一の自転車大国であり、品質も充分なことは認めます。でも、かつての自転車大国の日本やイタリアを含むヨーロッパメーカーには、自分たちのブランドイメージを大切に守ってもらいたい。そんな気持ちになるのは、古き自転車マニアな方々だけでしょうか(汗)。
☆余談ですが、日本に買い物ツアーで大挙して訪れる中国の方々。中でも、一眼レフデジカメが大人気のようですが、彼らのお目当ては日本製。母国中国産のオリンパス製品やマレーシア産のニコン製品には手を出さないそうです(笑)。
コメント