この逸品シリーズの第1回は、初代のシュパーブRDでした。
今回は満を持して、シュパーブシリーズの最終型のリヤディレーラーを紹介。
このRDはレーシングメカでありながら、
今でもクロモリオーダー車に取り付けられ、使用されているのをよく見掛けます。
自身もパスハンターで使用しているお気に入りのメカでもあります。
初代シュパーブRDと最終型のシュパーブプロRD。
昨今のRDは大柄になりましたが、この時代のRDはコンパクトでした。
シュパーブ(プロ)は、基本的に3代に渡って変化してきました。
上左が最終型シュパーブプロ、上右が初代シュパーブ、
下は2代目シュパーブ(プロ)のOEMモデルのスギノ75RD。
これが、2代目のシュパーブプロRDとなります。
自身は競技用のレーサーにコレを使っていました。
RDにシールドベアリングプーリーを最初に採用したモデルでもあります。
こちらは、2代目のシュパーブRD。
この時までは、シュパーブのスペシャルバージョン的なモデルが
シュパーブプロだったのです。
この83年発表の2代目のシュパーブ(プロ)シリーズで、
一気にコンポメカとして、ライバルのデュラエースと真っ向勝負!!
そして、86年になるとシマノのSISシステムに対抗した、
「アキューシフト」を備えた3代目のシュパーブプロを発表。
プロの付かないシュパーブシリーズは消滅します。
カンパのシンクロシステムも加え、インデックスメカが一気に主流に。
ただし、この頃はまだWレバー方式のインデックスでした。
2代目のマイクロライトコンセプトのスリムさは消えましたが、
剛性と回転性のスムーズさは歴代最高水準となります。
このモデルは、8速インデックス対応まで継続販売され続け、
サンツアーが国内ブランドとして消滅する94年頃まで生産されました。
■シュパーブプロRD-SB00■
トータルキャパシティ26T/最大歯数26Tまで/重量194g/
アキューシフト対応6~8段
シールドベアリングプーリー/小売価格11,100円
過去に何度も書きましたが、もしサンツアーが消滅せずに、
シュパーブがデュラエースのライバルのままだったら……。
きっと、シマノのやりたい放題の流れにはなって居なかった事でしょう!!
☆
本日はコメント欄は外しておきます。
たぶん書きたくてウズウズされる方も居そうなので、
そんな部品フェチな方は、前回のシンボルタワー日記に
遠慮なく書き込んでくださいね♪
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