旅からす本館 日本をもっと楽しもう!!

butobosoと申します。 ヤフーブログ停止に伴い移行しました。自転車趣味を中心にライフスタイル全般ならびに旅日記をお届けします♪

自転車、鉄道、オートバイの手段で日本中を旅して30年以上。本土のみならず、北は礼文島から南は波照間島まで様々な土地を旅してきました。 分割ながら、自転車による日本一周を30代で終えました。 旅人宿であるユースホステルには300泊以上宿泊しました。 自費出版で「旅からす」なる旅の本も不定期に発行しています。 子育て真っ最中なので、中々旅には出られなくなりましたが、身近で小さな旅を楽しみながら、家庭崩壊にならない程度に多彩な趣味を楽しんでいます♪

この登山記は2008年7月に行ったものです。
現在とは状況が異なる場合が多々ありますので、参考程度にご覧ください。
また、本文は過去に富士山情報を運営するサイトに
寄稿した文を元に改訂して写真を複数添付したものとなります。


 自営業なので混雑する土日は避けようと考え平日の日帰り登山を計画しました。普段からランニングや自転車でのロングランをしている為、43歳の年齢の割に体力には自信を持っていました。登山そのものは八ヶ岳や北海道の山々を昔経験したものの、ここ10数年はごぶさた。富士山に興味を抱いたのも知人の苦しくもかつ病みつきになってしまうような富士山の魅力に興味を持ったからです。

 横浜の自宅を早朝4時20分に出発。バイパスと東名高速を走り、順調に富士あざみラインを経て6時40分に須走口の駐車場へ。私はバイクなので心配はしていなかったのですが車のスペースも余裕でした。

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        駐車場はまだ余裕あり。もちろんオートバイの私は余裕で停められました

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            須走口登山道の入り口は茶屋や土産物屋がたくさん並びます

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      須走口を選んだのは、この原生林に囲まれたコースが含まれているためです

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                   原生林を抜けると富士山の勇姿が眼前に!!

 身支度を済ませ、7時ちょうどに新五合目をスタートです。入口の茶屋ではお茶を差し出してくれましたが、スタートからのんびりしたくないので丁寧に断り先へ進みます。原生林の中を進むと数組の家族連れや夫婦の方を抜きました。みなさんそれぞれのペースを保っているようです。単独の方がいない所が富士山らしいと思いました。原生林は気持ちは良いのですが、虫が多いです。身体中にまとわりつかれ、腕をアブに刺されました。日焼け止めはしっかり塗りましたが、虫よけスプレーは考えてもいませんでした。

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                   10~15分ほど山小屋で小休止しながら進みます

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               雲を見下ろしながら歩くのって気持ち良いのです♪

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             物資を運ぶブルドーザーの行き交う姿に萌え~なのです♪

 新六合目を7時45分通過。前日3時間しか寝ていない割には順調かつ元気です。六合目瀬戸館に8時10分着。ここで10分休息後、上を目指します。この辺りからは富士山らしい殺風景な石と砂ばかりの道になり、辺りの風景も見ずに黙々と歩きます。七合目の大陽館に9時着。さすがに疲れが少し出てきました。おまけに酸素不足からの息切れも少々。この感じはランニング時の苦しさとも違い、酸欠の怖さを初めて経験しました。

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      一気に上り詰めたため酸欠気味…でもカメラを向けられると元気なのです!!

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    吉田口ルートと合流すると一気に登山客が増えて、マイペースで歩くのが困難に

 八合目を過ぎるとさらに息が苦しくなりペースはぐっと落ちます。それでも、ここまで50人以上の登山者を抜き、誰にも抜かれていません。しかし、そのペースも本八合目を過ぎると吉田口(河口湖側)の合流があるため、自分のペースが保てなくなりました。須走側は団体客が皆無でしたが、河口湖からは団体客ばかりが目立ちます。

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                     頂上付近はガレ場となります。最後の難関!!

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                           富士山頂上に到着しました~!!

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                        気持ち良さそうにお昼寝していますね

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    自販機で缶コーヒーを購入して一人乾杯。まさか富士山頂上に自販機があるとは!!

 結局ペースが落ちてしまい、八合五勺の御来光館に到着は11時ちょうど。ここからは岩場も増え、益々団体客を抜くのに苦労しました。それと同時に息も益々粗くなってきました。進んでは止まり、抜かしては止まりのローペースとなり、頂上到着が11時55分。
 登頂時間は休憩含めて4時間55分(休憩含めず3時間50分)でした。

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                              お鉢巡りスタートです!!

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             富士山の火口部分、日本離れというより地球離れした風景です

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 なんとMTB持ち込みの勇者が。登山シーズンは禁止されていますので真似しないでね!!

 20分程休んだ後、反時計周りでお鉢めぐりを開始。天気は良いのですが、下界は雲で 見通せず。それでも気持ちよく、お鉢めぐりを済ませました。

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                       富士山測候所跡(2004年閉鎖)

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                        日本最高地点に到着しました

 再び須走口頂上に戻り、持参したパンを2個食べ、自動販売機の400円コーヒーをおいしく頂き下山開始。しかし、この下山で酷い目に…。

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           富士山の頂上って土産物屋がいっぱい並んでいて驚きました!!
   昭和の観光地!?  昭和の海水浴場!?  富士山テーマパークは昭和風情いっぱいなのです

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              須走口下山道の名物「砂走り」に苦しめられました…

 14時20分下山開始。今回履いてきた登山靴が15年前のもので足に合っていませんでした。それでも登りは良かったのですが、下りは最悪です。八合目まで下ったあたりまでは順調でしたが、砂走りで足が悲鳴をあげ始めました。一歩踏み込むたびにつま先から激痛が走り、思うように歩けません。おまけに私はストックや金剛杖を持っていないので足の負担が増大です。おかげで砂走りで65分もかかってしまいました。
  砂払五合目にたどりついた時にはつま先の感覚が無くなっていました。結局、新五合目に辿り着いたのは17時05分。下りは2時間45分もかかってしまいました。 駐車場に戻り、再びバイクで帰宅は辛いものでしたが、ほぼ予定通り日帰り登山+お鉢巡りを出来た事には満足しています。何より天気がよく、無風で登山条件が良かった1日でした。

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              富士山はやっぱり下から見ている方が絵になりますね♪

以下タイムテーブルです。
〈登頂日2008年7月24日〉
○須走口新五合目07:00→○新六合目長田山荘07:45→○七合目大陽館09:00~09:15→○本七合目見晴館09:45~09:55→○本八合目上江戸屋10:35~10:50→○八合五勺御来光館11:00→○須走口頂上11:55
お鉢巡り1時間25分
○須走口下山口14:20→○七合目大陽館15:25→○砂払五合目16:30→○須走口新五合目17:05

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