旅からす本館 日本をもっと楽しもう!!

butobosoと申します。 ヤフーブログ停止に伴い移行しました。自転車趣味を中心にライフスタイル全般ならびに旅日記をお届けします♪

自転車、鉄道、オートバイの手段で日本中を旅して30年以上。本土のみならず、北は礼文島から南は波照間島まで様々な土地を旅してきました。 分割ながら、自転車による日本一周を30代で終えました。 旅人宿であるユースホステルには300泊以上宿泊しました。 自費出版で「旅からす」なる旅の本も不定期に発行しています。 子育て真っ最中なので、中々旅には出られなくなりましたが、身近で小さな旅を楽しみながら、家庭崩壊にならない程度に多彩な趣味を楽しんでいます♪

昨今自転車に夢中な方々、90年前後のMTBブームを知っているでしょうか!?
バブル期のアウトドアブームのおまけのように自転車が扱われ、
オートキャンプのお供にMTBが使われる事も多かったのです。

まぁ、そんな場所での使い方は間違ってはいませんが、
当時のMTBブームの悪のりが、
今のおかしな自転車ブームの基になったのかもしれません。

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92年の雑誌の広告です。この写真を見て違和感を覚えませんか!?

テニスコートにMTB!?
テニスするのにMTBに乗って行くの???

この広告を担当している業界の方達は、
日常的に自転車に乗っているのでしょうか!?

MTBを街乗りにしか使っていない人だらけの当時の状況は、
今の何でもロードバイクな業界の流れにそっくりだったのです。

当時は二輪と言えばオートバイの方が人気の高い時代。
自転車遊びに憧れた少年達はオートバイに夢中になり、
市販車だけでなくオーダー車さえ売れなくなった状況。
自転車業界とすれば、方向違いと言えども売れる自転車の起爆剤として
MTBはもってこいな車種だったのでしょう。

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しかし、その反動でオートバイに目もくれずに自転車趣味を貫く人たちも
MTBばかりになった自転車業界に嫌気がさし離れて行きました。
そして、MTBは売れていたかもしれませんが自転車趣味の暗黒期が始まります。


MTBの売れ行きに陰りが見えてきた時に、業界は焦りがあったのでしょう。
街乗りに適したMTBタイプのクロスバイクを誕生させたのです。
今やクロスバイクって極一般的な車種ですが、その歴史はとても浅いのです。

自転車趣味がいかに業界に踊らされてきた事か。
そういう意味で今のロードバイクブーム。
この時のMTBブームの流れと似ています。

そもそも「ロードバイク」といった名称自体がおかしいのですから(汗)。

来競技自転車であったロードレーサーを
街乗りやサイクリングに使わせようとする魂胆が見え見え…。
それはMTBでテニスコートに行くのと同じ事なのです(苦笑)。

でも、MTBブームの時と大きく違うのは、昨今のロードバイクブーム、
自転車趣味全体を押し上げた事は間違いないでしょう。

シングルスピード(ピスト)は若者に人気を暑め、
ミニベロやクロスバイクに乗る人は増え、自転車通勤する人も増えました。
そして、かつてランドナーに夢中だった層も、
リターン組として自転車趣味を再開させます。

ロードマンに憧れた世代は、他の遊びに一時的に夢中になれど、
根底にあった自転車遊びの楽しさを中高年になって再認識するのでしょう。

それでも多勢に無勢、圧倒的に多いロード遊びの人たちに対して、
食い物にするようなイベント開催や高額商品の販売が目立ちます。

このままではダイエット器具がゴミ捨て場に捨てられているように、
ロードを含む自転車もそんな流れになっていくような気がするのです(悲)。

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ロードレーサーは昔も今も格好良いものと思っています。
しかし、それに乗り手が追いついているかは、また別問題。
変身願望のある中高年にはレーサーウェアは良いアイテム。
古典正装に拘るツーリストにもそれは当てはまるかもしれませんけどね(苦笑)。

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ロードにせよ、他の車種にせよ、好きになった自転車です。
周りに流されたり、振り回されたりせずに自由にやりましょうよ。
※ルールやマナーを守った上での自由ですよ!!

ブームが落ち着けば、イベントや仲間と走る機会は減るはずです。
そんな中でも飽きずに自転車が続けられれば、
自転車趣味の次のステージが見えてくると思いますよ♪

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