先日の横浜ポタリングでは、こんな出来事がありました。
Y公園で缶コーヒーを飲むための木陰のベンチを探していた所、
一人のサイクリストが、ロードをベンチに立てかけてサドルを弄ってます。
余計なお世話と思いつつも、どうしたのか尋ねてみます。
すると困ったように彼は、
「走っていたらサドルがどんどん下がっちゃって……」。
私はすかさず、
「シートピンが緩んでピラーが沈んじゃったんですよ」
相手の反応は
「………………」
無言です。
「アーレンキーで閉め直せばいいんです。工具は?」
さらに無言の後、
「パンク修理道具は持ってますが工具はありません……」
私の携帯工具を貸してあげますが、次回からは持ち歩くべきですよ!!
やんわりとアドバイスしてあげます(汗)。
これは、私の愛車のカーボンピラーです
彼のロードは人気のGブランドのカーボンフレーム車。
それにカーボンピラーが付いています。
「あまり締め付けるとカーボンピラーは割れますから気をつけて」
そのアドバイスでようやく、
ピラー=シートポストである事に気がつきました(苦笑)。
アーレンキーという言葉も分からなかったようです。
これも時代の流れと片付けて良いのでしょうか!?
以前はパンクしたタイヤのまま走っている方にも遭いました。
自転車用語は乱れに乱れ、工具も持たずにロードでサイクリングする。
そして、低額車からステップアップして行く事無く、いきなり高額車に手を出す。
ショップ側からすれば、おいしいお客が増えましたよね。
彼とは、しばらく自転車談義を立ち話しましたが、
自転車始めたきっかけは、ダイエット。
会社の健康診断に引っかかった事がきっかけとの事でした。
最近よく聞くパターンそのままですね。
自転車用語の使い方で、その人の趣味歴も何となく分かってしまう。
シートピラー、アーレンキーで通じない人が増えてそうですね(汗)。
○○○バイク、○○○ライド、おまけに何でもイベントにツール・ドを付ける…。
ヨーロピアン指向なのかアメリカン指向なのか、訳分かりませんよね(笑)。
日本の自転車文化は、パーツもフレームも、そして車種展開も、
ヨーロッパ文化を下地に進化してきたはずなのに、
今やアメリカ用語ばかりを使いたがる……そんな自転車ブームには違和感アリ!!
そんな牽引役をしてしまった業界のリーダー達にも責任ありますけど。
ちょっと気になり、手持ちの参考書で調べてみました。
サイスポオールカタログを見ると2007年まではシートピラーと表記、
エイ出版の資料では2008年でシートポストになっています。
ロードレーサーがロードバイクと呼ばれ、
一般化して行く時期に連動してますね(汗)。
※このやりとりをブログで公開する事は、彼に了承してもらっていますが、
写真は恥ずかしいので載せないでと言われております。
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