旅からす本館 日本をもっと楽しもう!!

butobosoと申します。 ヤフーブログ停止に伴い移行しました。自転車趣味を中心にライフスタイル全般ならびに旅日記をお届けします♪

自転車、鉄道、オートバイの手段で日本中を旅して30年以上。本土のみならず、北は礼文島から南は波照間島まで様々な土地を旅してきました。 分割ながら、自転車による日本一周を30代で終えました。 旅人宿であるユースホステルには300泊以上宿泊しました。 自費出版で「旅からす」なる旅の本も不定期に発行しています。 子育て真っ最中なので、中々旅には出られなくなりましたが、身近で小さな旅を楽しみながら、家庭崩壊にならない程度に多彩な趣味を楽しんでいます♪

 昨夜は道の駅に併設する温泉に浸かり、食堂で乾杯。
 身体が火照ったまま寝袋にくるまり寝たものの、明け方は寒さで目が覚める。

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 前日晴天の放射冷却の影響もあり、この時期で外はマイナス1℃。
 スリーシーズンのシュラフに毛布だけでは少し役不足だったようだ。

 身支度を済ませ、道の駅霊山たけやまに移動。
 今日はここからメインの万沢林道を含む周回ルートで走る事に。

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 この中之条町界隈の山域は、高圧電線の鉄塔が目立つのが惜しい。
 どんなに人やクルマの入らない林道でも、この人工物が点在していては…。
 実は昨日走った秋鹿・大影林道は、この鉄塔が実に目障りだったのだ。

 人間なんてみな身勝手なもの。
 本来、林道は森林伐採や発電・送電施設のために拓かれたものが多い筈。
 自転車で走る異端児を喜ばせるためではないのだ。

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 昭和ロケーションの多く残る、古びた四万温泉へ立ち寄り一休み。
 サラリーマン時代は、こんな温泉旅館に泊まる社員旅行があったが、
 自費ではもっぱらユースホステルや野宿の旅ばかり。
 この歳になっても、寝袋車中泊に何のためらいも無い(苦笑)。

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 普段はあまり間食はしないが、サイクリング時は別。
 甘いものを身体が要求してくるので、名物の豆大福をいただく。

 四万温泉の裏道を抜けると、本日メインの万沢林道入口に到着。

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 昭和31年完成の立派な石の標識があり、
 この林道が昔から重要視されていたことが分かる。

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 標識から少し進むとすぐに未舗装となり、予期せぬ通行止めの案内が…。
 大人の対応としては、これだけハッキリ通行止と掲げられると無闇に進めない。
 かといって、地図を広げて別のルートを探すも見つからず。

 最後の手段、問い合わせ先に連絡を取ると、自転車なら通行の問題なしとの事。
 これで一安心。30分ほどロスタイムになったものの、万沢林道に入る。

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 昨日の林道はガレ場が多く苦労したが、こちらは総じて走りやすい路。
 土曜とあって、時折オフロードバイクが我々を追い抜いていくが、
 他にクルマの進入は無く、何より送電線の鉄塔が無いのが良い。

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 標高800~1100mぐらいでは紅葉が見事でもあった。

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 ピーク地点の手前1km辺りから突然路が舗装化。
 この辺りは標高も1200mを越え、紅葉は終わり落葉している。

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                     万沢林道ピーク地点の無名の峠(標高1347m)
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 林道入口から約2時間半かけて、ピーク地点(標高1347m)の無名の峠に到着。
 もちろん本日の峠食堂もここである。
 昨日に続き晴天。しかも昨日あった風も今日はなし。
 食後は少し横になり、ポカポカ陽射しを全身に浴びる。

 日暮れの早い季節、あまりゆっくりもしていられない。
 重い腰をあげて林道の下りに取りかかる。

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 白樺林を走り抜け、再び紅葉まっさかりの標高帯に入る。
 目に焼き付けるだけでは我慢出来ず、止まっては撮影の繰り返し。
 一人で走る時と違って、やはり仲間が居ると画の収まりも良い具合だ。

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 この万沢林道、唯一の難点は、下りが短い事…。
 厳密には距離は長いのだが、登り返しも多い為、林道出口の標高が約1200m。
 たった150m程度の標高差しか下りがないのだ。
 我々が登った四万温泉側からはたっぷり750mを登らされた。
 未舗装登りが苦手な人は逆ルートで巡った方が良いだろう。

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 突然現れた舗装工事を理由とする通行止め区間。
 電話で確認していた通り、工事はすでに終わり自転車は通行可能。
 しかし、我々を追い抜いていったオートバイライダーたちは、
 ゲートを通り抜ける事が出来ず、ここから折り返し。

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 野反湖から降りてくる形の国道405号に合流し、林道は終了。
 ここまで苦労した未舗装路の下りの鬱憤を晴らすかのように豪快な下りを満喫。
 それは同時に日暮れとの競争でもある。

 国道からバイパスルートの名無し峠を越えて、県道55号と合流。
 緩やかな傾斜を一気に走り詰めると、そこは暮坂峠。

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                                暮坂峠(標高1088m)

 石仏の並ぶ古道の峠は、未舗装の頃からサイクリストに愛された峠でもある。
 ここまで来れば、本日の行程も無事に終わったも同然。

 夕暮れ時の誰も居ない暮坂峠を中之条町中心に向け、
 約14kmの豪快な下りをバッテリーライト2灯を頼りにペダルを回す。

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 朝から晩まで、自転車で走り続けられる有意義な2日間。
 そして、今や貴重とも思える長大な未舗装林道を走りきる達成感。

 美しい紅葉風景、四季のある日本を感じる乗り物は自転車に限る!!
 改めてそう思う2日間の行程になりました。

【本日のルート】
道の駅霊山たけやま08:05→四万温泉09:20→万沢林道入口10:20→峠(林道ピーク地点)12:55→国道405号合流(林道出口)15:15→暮坂峠16:40→道の駅霊山たけやま18:05/走行距離73km(未舗装区間18km)・実走日11月5日
林道、特に未舗装を含む林道は事故や怪我のリスクは一般道より高まります。
余裕のある行程を組み、自己責任で走れる人にしかおススメは出来ません。
また、出来れば単独行は避けたいです。かといって大人数もNGでしょう。

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