3RENSHO、格好良いネームブランドですよね。
ケルビムを知らない現代ロード乗りの方は少ないですが、
三連勝を知っている人は少ない…。
当たり前ではありますよね、三連勝は今は作られていませんから。
でも昔のロード乗り、それも競技をするような方には、
ケルビムより三連勝が上!! とイメージする人が多かったのでは!?
実は私の自転車競技デビューはケルビムフレーム車でした
当のビルダー店主達は実の兄弟ですからライバル視は強く無かったはず。
ケルビムは正統な跡継ぎが居たため、今でもフレームを作り出しています。
しかし、三連勝というブランドは消滅し、
今は三連勝でチーフビルダーを務めていた牧野氏が自ら
「マキノファクトリー」を立ち上げて、今ではMAKINOブランドを展開。
今年1月のハンドメイドサイクルショー出展は2台ともツーリング車でした
マキノでは、三連勝時代には無かった!?
ガード付きの本格ツーリング車も手がけています。
ロードレーサーを筆頭に、トラックレーサー、
MTB、トライアスロン、シクロクロス。
三連勝ブランドが手がけていたフレームには
ガード付きのツーリング車が存在しません。
※私の浅はかな雑学の中で記憶がないだけで実在しているのかもしれませんが(汗)。
ファニーバイク製作も積極的に行っていました。
試作品から、生産終了後までデュラエースAXを組み込んだ実車が多かったです。
当時のコラムを読むと、シマノのエアロへの取り組みと新機構を評価しつつも、
耐久性や整備性の低さを指摘するような発言も見られます。
レース機材、特にトラックレーサーに関わりの深いビルダー目線ならではの
手厳しい部品精度の要求と、メーカーへの叱咤激励でもあったのでしょう。
使わずにコレを言っていたら説得力ゼロですが、積極的に使っての言葉ですから。
☆
学生時代、時折出向いていたショップには三連勝の吊るしフレームに混ざり、
たくさんの「CYCLONE」フレームがありました。
CYCLONE=サイクロン……ではなくシクロウネ。
ランドナーに憧れ、サンツアーサイクロンを欲した私には、
サイクロンフレームって何だろう!? なんて勘違いしたものです(苦笑)。
シクロウネは三連勝にブランド改名後もショップ名として残ります。
また、シクロウネのフレームは、ケルビム・シクロウネの名だった事も。
元はケルビムも三連勝(シクロウネ)も同じ店でもあった訳です。
今野兄弟には色んな逸話がありますが、良い事も悪い事も含め、
日本のフレームビルダーの老舗であり、牽引役だったことは間違いないでしょう!!
☆
本日はコメント欄は外してあります。
いつもナイスやコメント下さる方々、有り難うございます♪
ランキングに参加しています。
よろしければワンクリックお願いしま~す♪
コメント