本日は旅の実質的な最終日。
たっぷり5日間も四国の鉄道を堪能しました。
スローな乗り物を好む私としては、
すんなり飛行機や新幹線で帰宅する考えはありません。

帰路は東京湾に唯一入る長距離定期船「オーシャン東九フェリー」に乗船。
かつて36年前の四国自転車旅でも行きに東京から利用したフェリーです。

東京湾の数ある長距離フェリーの殆どが廃止される中、
奇跡とも思える航路の継続運行。しかも2016年に全ての船を新造したばかり。
時代に逆行するかのようなスタイルが良いのです♪
☆
四国ともいよいよお別れ。
フェリー乗り場行きのバスは徳島駅前から出ています。


1日1本のみのバスなので、それなりの乗客数で座席が埋まります。
しかし、終着のフェリーターミナルで降りたのは我々親子を含めて5名のみ。

乗船手続きは、ネット予約のため簡単に済ませられました。

二輪の旅人は思いの外少なく……サイクリストの姿はありません。
36年前は多くの二輪旅人の姿があったのですが。

乗船するのは2016年7月デビューの「フェリーどうご」。
船体に錆びなども見られず綺麗です。

乗り物なしの乗船客はバスの5名に加えて1名=たったの6名。
クルマやオートバイが先に乗船し、徒歩客は最後の乗船となります。

エントランスホールで受付と明日の東京港からの移動乗り合いハイヤーの手続き。
このフェリーはシンプルフェリーと銘打ち、必要最低限の設備。
今時の豪華客船クルーズの流れを持つ豪華フェリーに比べると
貧弱にも思えますが、
とても機能的に客室や休憩室が配置されていて、居心地はとても良いです。

客室は二等洋室のみ。
洋室といえば二段式ベッドを思い浮かべますが、
このフェリーではご覧のような個室感覚のベッドです。
雑魚寝大部屋のカーペット敷きを廃した造りは現代的でもあります。

レストラン等の食事場所は一切無し。
その変わりに現代のオートレストランのような、
各種メニューの自販機が並びます。

レンジでセルフサービスで冷凍食品などを調理。
煮込み等の酒のツマミもあり、安上がりでお腹を満たしてくれます。

フェリーならではの海の見える大浴場もあります♪
することないからツマラナイ……とフェリーを嫌がる人も居ますが、
普段慌ただしい生活や仕事の中で流れる時間とは真逆の、
ゆったりと流れる時間を楽しむのが船旅の醍醐味です。
それを否定する人は旅人には成りきれないのかもしれません。


日暮れの時間になりました。
甲板ではソロライダー4人が意気投合して酒盛りをしています。
本来なら、そんな輪に入りたいのですが、今回は我慢。

暮れ行く夕日とともに今回の旅日記も終了です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。


親子の濃厚な7日間の旅。
それは自身にとっては36年前の自転車旅の回想を巡る旅でもありました。
☆
今回の旅のお土産は当たりだったようです。

酷評されずに、家族全員で美味しく頂きました♪
【7日目の行程/8月24日】
徳島駅10:20→(市営バス)→新徳島フェリーターミナル10:50/11:30
→(オーシャン東九フェリー)→東京有明フェリーターミナル・翌05:40
市バス料金210円(小人100円)
乗船運賃(二等洋室)12,010円(小人6,000円)
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