この3連休は、息子と鉄道旅に出掛ける予定でしたが、
やりかけの仕事が山積みなので延期となりました。
その代わりではないですが、1ヶ月ぶりに都内散歩です。
今回は以前から訪ねてみたかった、
昭和の名漫画家の集ったトキワ荘のある西武池袋線の
椎名町周辺を散歩することにしました。
トキワ荘とは、手塚治虫、赤塚不二夫、石ノ森章太郎、藤子不二雄などの
昭和を代表する漫画家たちの住んでいたアパートとなります。
☆
横浜駅から東横線に乗れば、
乗り換えなしで副都心線経由で、池袋駅に到着。
本日は池袋駅を散歩のスタート地点とします。
池袋の街は人混みが激しく苦手ですが、
立教大学のある、西池袋側は良い感じの商店街と住宅です。
西池袋の閑静な住宅街を歩き抜けて、西武鉄道の踏切に差し掛かります。
「レッドアロー来ないかなぁ!!」
はしゃぐ息子の前にやってきたのは、レストラン列車の「52の至福」。
幸先の良い、列車との出会いでしたが、
肝心のレッドアローはやってきません。
やってくるのは、昔ながらのカラーリングの列車ばかり。
がっかりする息子を横目に、椎名町駅に到着です。
ここで地図を確認して、街の散策開始!!。
住宅街、商店街、裏路地に誘われるように走り込みながら、
トキワ荘の資料館のある「トキワ荘通り お休み処」へ。
1階には、いろんな漫画家さんの寄せ書き色紙とともに、
昔懐かしい単行本が並んでいて、自由に見る事ができます。
私が初めて買った、漫画の単行本はサイボーグ009の第2巻。
小遣いが少なかった頃ですので1巻は兄が買い、私が2巻を購入。
今でもハッキリ覚えているのが、この2巻のボリュームの凄い事。
220円の定価に対して、ページ数が268ページ!!
当時の単行本は、200~220ページぐらいが定番でしたから、
そのボリュームとともに、分厚さに驚きとお得感を覚えたものです。
※シリーズ的なストーリーを途中で切らない為の措置との事。
階段を上がった2階には、漫画家寺田ヒロオの仕事場が再現。
仲間と食事をした後のシチュエーションとの事で、
リアルなスープや麺の残ったラーメンどんぶりや、
ビール瓶などが置かれています。
他に、トキワ荘の模型や住んでいた漫画家さんの紹介等があり、
狭いスペースながらも見応えアリなのです。
ボランティアスタッフによる案内も丁寧でした♪
ちなみに入場料は無料です。
こちらはトキワ荘通りの中華屋さん。
まんが道にも出てくる、トキワ荘住人御用達の店だったそうです。
私の親戚もこんな店を練馬で営んでいましたから懐かしさいっぱい!!
丁度昼時だったので入りたかったのですが、息子に却下されました(悲)。
トキワ荘のあった場所には、某出版会社の建物が建っています。
聖地として訪れる熱心なファンのためにモニュメントを作ったそうです。
この日も数人居ましたが、熱心なファンではなく、
ポケモンGOに夢中な方々でした……。
近隣の南長崎花咲公園にも記念碑がありました。
この公園に2020年にトキワ荘原寸大レプリカの記念館を建設予定との事。
個人的には歓迎ですが、この静かな住宅街に税金注ぎ込んで作るのも、
如何なものなのか!? とも冷静に思ってしまうのでした。
息子は、そんな事はどうでもいいようで、一人井戸水体験で遊んでいます。
ここからは西武鉄道に沿って、練馬まで歩くつもりでしたが、
息子は新宿方面に行きたい!! と騒ぎ出すので、予定変更。
中井、東中野を経て、新宿まで歩く事になりました。
1ヶ月前にも散歩した北新宿&西新宿ですが、今回は大久保よりに歩いてみます。
そこには素敵な裏路地も多数存在し、その先には高層ビルを見上げながらも
こんな素敵な空間が、まだ残されていました。
トキワ荘ほどの古さではないにせよ、
昭和30~40年代築と思われるアパートの数々。
すでに取り壊し前の建物もありますが、現役の建物も健在。
高層ビル群に近い場所から虫食い状態に増える更地。
昭和風情の新宿の街並も次第に減って行きますね。
こんな古アパートを見ながらの散歩も最後が近いのもかもしれません。
【本日の散歩ルート】
池袋→椎名町→中落合→中井→東中野→北新宿→代々木
歩数/26,579・散歩日/H30年2月11日
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