まずは、台風や地震の被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。
北海道の停電に比べれば大した事ではありませんが、
我が家のマンションも昨夕から変電機のトラブルで停電……。
管理人さんの居ない時間帯なので、
マンションの防災担当している私は業者とのやりとりで大変でした。
幸い停電は4時間程度で復旧しましたが、
本日も管理組合の仕事や事後報告で、午前中が潰れます。
ただでさえ、本業が忙しく、この土日もみっちり仕事と覚悟していたのに(悲)。
そんな疲れを少しでも癒すべく、ドーピング剤を注入しております!!
アルコールは夜のドーピング剤。昼間はデカビタCで我慢なのです(笑)。
何と某スーパーで78円で売られていました♪
そして、仕事の合間の弄りメカは、
広島の熊さんから以前頂いたペンタックスSFXnです。
現代AF一眼のご先祖的な一台ですが、
ペンタ部に液晶モニターを組み込んだ独創的なデザイン。
当時はまだ、AFを嫌うMFカメラファンも多く、
AFカメラをドーピング的な目で見る人も多かったですが、
今はブロでもハイアマでもAFカメラを否定する人は皆無でしょう。
さて、それでは現代の自転車ではどうでしょうか!?
↑
無理矢理な繋げ方
インデックスや多段化を拒む層は少なからず多く、
中にはガードなし自転車を酷評する人も多いし、
ドロップバーやスローピングフレームをNo!! とする人も居ます。
それもまた趣味人の自由。←私もかなり偏りある趣味人ですし(汗)
しかし、それを他人にまで強要しすぎるのは、いけませんよね。
そんな方たちは電動アシストのサイクリング車なんてもってのほか!?
☆
タイトルに戻り「ドーピング自転車」の件です。
私は一時、現代ロードをドーピング自転車と呼んでいた事があります。
もう10年前になりますが、競技に復活しようと目論んで組んだロードレーサー。
それまでのクロモリロードとは次元の違う乗り物でした。
フレーム素材や完組ホイールからなる高剛性なる乗り味と7kg台の車体。
平地は兎も角、上りでの軽さに驚いたものです。
肉体は若い頃より衰えているのに、自分が速く、強くなったような錯覚に。
これは「ドーピング自転車」だ!! そう思えたのです。
普段乗り回しているのが、車重15kg前後の20インチミニベロや、
山サイ用のパスハンターといったスピード非重視の自転車だったから、
余計にそう思えたのも事実です。
そんな私を浦島太郎的にする最新ドーピング自転車が今は増殖中です。
それはロードレーサーではなく、「電動アシスト付き自転車」!!
元々、交通弱者な方々が坂道でも気軽に走れる為に作られたモノ。
しかし、それは坂道の多い場所だけに限定されずに、
ママさんたちの子供乗せ自転車や宅急便の運送にも使われます。
これは、4輪自動車に依存していた方たちには有り難い自転車でしょう。
私もこういう使われ方の電動アシスト自転車は微笑ましく眺めて来ました。
ところがこの数年では、本来は趣味人の乗り物であったはずの
サイクリング車にまで電動アシストタイプが凄い勢いで広まっています。
以前酷評じみた記事も書いた事のある、ロードタイプの電動アシスト車。
そこまでしても、ロードに乗りたい!?
ロードって軽さが命。そして、自身の脚力を磨くために乗る自転車。
そんな頑固親父的な偏った冷めた目で、こういう自転車を見ていました。
結局は、売り手側は何でも良いから売れれば良い!!
そして、それがより利益率の高い自転車なら尚更良し!!!!
そんな流れは90年頃のMTBブームの頃から始まってたんですよね…。
だから儲からずに整備性の悪いランドナーは、
メーカーラインナップから消えていった。
もはや、実用車、シティサイクルから発生した電動アシスト車は、
ミニベロやクロスバイク、そしてロードといった趣味のサイクリング車の領域まで
浸食しているような状況。この流れは止まらないでしょう。
そして、先日は現代自転車を拒む、
オールドタイプなサイクリストたちの聖域であった、
ツーリング車(ランドナー)にまで電動アシスト車が紹介されます。
高齢サイクリストや怪我・病で体力を落とした方達には
概ね歓迎されているようです。
脚力が衰えても、昔のように自由にサイクリングに出掛けられる。
これは賛否は別として、ちょっと怖いなぁとも思ってしまいました。
高齢ハイカーによる山岳事故が一時問題視されましたが、
これと同じような事が今後は自転車趣味でも起きてしまうのでは!?
街中でのサイクリングはあまり問題になりませんが、
自然が濃くなる領域ほど、そこで遊ぶものは体力と経験・知識が必要。
経験・知識があっても体力が追いつかない人が、
体力の部分を電動アシストに頼ったら……。
これって、まさしく「ドーピング自転車」だなぁ。
まぁ、そんな考え方をするのも、まだ私の体力に余裕があるからでしょう。
自分がもっと歳を重ねて身体が弱ったら、考えも変わるかもしれません。
自身は、自転車に乗る体力を維持する為に、
ランニングや野球など、他のスポーツで常に身体を動かすようにしています。
おかげで、まだ若い頃からの走り方を変えずに済んでいます。
この後、何年間同じ走り方が出来るか分かりませんが、
なるべくドーピング自転車の魔力に引き寄せられないように、
健康と体力維持に努めたいと思っているところです。
こんな事を書きながらも、電動クロスバイクで旅している高齢の方に出会い、
これはこれで楽しそうだなぁ♪ と思ったりもしているのでした(苦笑)。
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