旅からす本館 日本をもっと楽しもう!!

butobosoと申します。 ヤフーブログ停止に伴い移行しました。自転車趣味を中心にライフスタイル全般ならびに旅日記をお届けします♪

自転車、鉄道、オートバイの手段で日本中を旅して30年以上。本土のみならず、北は礼文島から南は波照間島まで様々な土地を旅してきました。 分割ながら、自転車による日本一周を30代で終えました。 旅人宿であるユースホステルには300泊以上宿泊しました。 自費出版で「旅からす」なる旅の本も不定期に発行しています。 子育て真っ最中なので、中々旅には出られなくなりましたが、身近で小さな旅を楽しみながら、家庭崩壊にならない程度に多彩な趣味を楽しんでいます♪

宿から一歩外に出ると、その陽射しの強さに眼が眩みます。
一息付いていた猛暑日がこの日から復活との事。
夏旅らしいとはいえ、今夏の暑さは全国的に異常です……。

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山形駅から米沢行きの普通列車に乗り込みます。
通勤・通学時間帯は過ぎているため乗客は少なめ。


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30分ほど列車に揺られて到着したのは赤湯駅です。
新幹線の停車駅でもあるのですが、JRと山形鉄道は駅舎が分離。
東北鉄道会社の鉄道むすめラッピングされた跨線橋を渡ると、
これから乗り換える山形鉄道の駅舎がひっそりとありました。


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駅前に広がる池には水草がびっしり。
その隙間の水面には、たくさんの巨大オタマジャクシの姿がありました。
なんと、それはウシガエルのオタマではありませんか!!
駅前一等地の池は、ウシガエルに占領されているようでした(汗)。

山形鉄道の駅窓口は10時30分OPENとありますが、開いたのは35分頃。
地方都市らしく、ゆっくりした対応ですね。私は焦りましたけど……。


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窓口でフリーキップを購入して47分出発の列車に慌てて乗り込みます。

ちなみに、このフリーキップは平日限定販売です。
「もっちぃ親子・孫乗り放題きっぷ」
大人1名と小学生以下2名までが同一行動原則で1日乗り降り出来て1000円。

始発の赤湯駅〜終点の荒砥駅まで片道運賃760円(小人380円)ですから、
とってもお得感高いきっぷなのです♪
※大人1人での利用はできません。


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山形鉄道の鉄道むすめ。
宮内駅のうさぎ駅長のもっちいを抱いてますね。

乗客は10名ほど。みな地元の方で、テツな方の姿はありません。

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なので遠慮なく展望場所に陣取る我ら親子(苦笑)。
沿線に大きな街はなく、こんな田園里山風景の中を列車は走ります。


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まずは、古い駅舎の残る羽前成田駅で途中下車。

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国鉄時代の開業から100年以上が経つ山形鉄道。
この駅は1922年(大正11年)に開業した古い駅舎がそのまま残ります。
今は無人駅ですが、かつては貨物輸送も行われていたとか。

自動改札、ICカードに慣れ切った都会人には無縁の駅でしょう。
我々親子にとっては、有名観光地巡りよりも、
こんな場所を巡っていた方が心安らぎます。


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再び列車に乗って到着したのは長井駅。
この駅は、山形鉄道本社も兼ねていて、乗降客も一番多い駅です。

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山形鉄道の唯一の食事処となる駅そば屋が元気に営業中。
昼時とあって、近所で働く人たちが食べにきていました。
我々親子ももちろんここで昼食とします。

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注文したのは「冷やしそば」(340円)。お新香付きが良いのです♪
山形と行ったら冷やしラーメンが有名ですが、
この冷やしそばも美味しかったです。

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食後は駅近くを散歩したり、駅内にあるけん玉で遊んだり。
この街は、けん玉で街興しをするほど盛んなようです。
駅近くにもけん玉工房やけん玉教室が見られました。

まだ遊び道具がアナログ物だけだった我々の幼少期。
学校のクラスには必ずけん玉名人が一人は居ましたよね(笑)。


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再び下り列車で終点の荒砥駅に向かいます。
平日昼過ぎの一番乗客の少ない時間帯とはいえ、
終点に近づく頃には、我々親子以外の乗客がゼロになりました。
これが地方のローカル線の現実なんです……。


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しかし、車庫を備えた終点荒砥駅には、たくさんの列車待ちの学生の姿が。
折り返しの列車は賑やかな車内となって出発していきました。

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荒砥駅は町外れにあるため駅周辺には何もありません。
少し歩いてみますが、こんな感じなので暑くてすぐに引き返します。

駅には簡易的な売店があり、アイスを齧りながら甲子園の決勝戦を見ます。
試合開始と同時に人が集まって来ました。
やはり同じ東北地方の学校の決勝進出に盛り上がっているようです。


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次に到着した列車からは数人の人が降りて来ました。
荒戸駅は駅員在中で、リアル鉄道むすめさんがお出迎えしてくれます。

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そして、我々親子は鉄道むすめラッピングの列車で宮内駅へ。


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一時無人駅になったそうですが、今は駅員在中に戻りました。
駅員はもちろん人ですが、駅長はうさぎの「もっちい」です♪


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以前は、うさぎ駅員の「ぴーたー」「てん」も居たそうですが、
今は天国に召されまして、もっちいが孤軍奮闘。

寂しげに広いゲージ内で駅を守っています。


山形鉄道フラワー長井線、「ワイン列車」や「プロレス列車」など
小さなローカル線ならではのアイデアイベントも多いです。
上記リンクを貼った、山形鉄道サイトの「やまてつレポート」も面白い!!


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もちろん鉄道客の主役は沿線住民ですが、
鉄道ファンにも愛される路線であり続けてほしいのです。

山形新幹線の赤湯駅から乗り換え出来て便利だったりもしますしね♪

最後は、JRとの接続する「今泉駅」で米坂線に乗り換えて、
米沢駅から奥羽本線で福島駅へと移動して今日の行程は終了です。
時間をたっぷり使い、じっくり山形鉄道を堪能出来た一日となりました。

                          〈4日目につづく〉


【3日目の行程/8月21日】
山形駅09:33→赤湯駅10:04/10:47→羽前成田駅11:24/12:01→
長井駅12:06/12:59→荒砥駅13:19/14:32→宮内駅15:18/15:41→
今泉駅15:58/16:26→米沢駅17:02/17:44→福島駅18:30着

JR移動距離99.3km=普通列車運賃だと1,720円 歩行数11,822歩
※山形鉄道のフリーキップは親子で1,000円(平日限定販売)

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