ビートルズトレイルの尾根道を進み、大丸山の登山口に到着。
大丸山は横浜市の「最高峰」となります。
昔は横浜の最高地点は「円海山(153.3m)」とされていましたが、
いつのまにか、こちら「大丸山(156.8m)」が最高峰とされます。
「最高地点」ではなく「最高峰」と曖昧な表現の理由は後ほど。
今回の行程で一番キツいのは、ここの階段かもしれません。
そのせいなのか、尾根道を歩く人は多いのに、
この山頂を目指す人は少ないのです。
山頂からは再び八景島を含む東京湾の遠望が広がります。
ここのベンチでパンを食べながら休憩。
警戒心を怠った、横のご婦人たちはトビに襲いかかられて、
弁当とお茶の入ったペットボトルをひっくり返していました。
この場所、食べ物狙ったトビに要注意です!!
大規模な霊園が見えてくると、朝比奈に到着。
県道の朝比奈隧道の上を歩き抜けるコースとなります。
この辺りに来ると明るい尾根道から切り通しの古道になり、
雰囲気が変わります。
薄暗く湿った古道の岩肌にはシダの葉が目立ちます。
この辺りは道幅が狭く、すれ違いも大変な場所が増えるのですが、
トレランの方や、50人近い高齢者のグループが居て歩きにくいのです…。
身勝手な意見かもしれませんが、土日は遠慮してほしいです。
携帯コンロを禁止した「天園」に到着しました。
ここは横浜市の「最高地点(159.4m)」とあります。
あれ!? 最高は大丸山では? と思いましたが、
大丸山は「最高峰(山頂としての最高地点)」であり、
一番高い=横浜のてっぺんは、ここ天園となるのでした。
何とも紛らわしい……。
コンロが使えず、カレーめんを食べられずにおにぎりだけで我慢。
再び歩き出すと、物凄く違和感のある空間が広がっていました。
鎌倉カントリークラブ=ゴルフ場です。
愛好者には申し訳ないけど、私はこの空間を好みません。
無理矢理刈上げられた坊主頭のような山肌の奥には、
横浜の中心地が間近に見えます。横浜と鎌倉はお隣さん的な地形です。
今度は「鎌倉市最高地点」の表記が見られました。
最高地点に関しては、鎌倉よりも横浜の方が20cm高いようですね♪
天園からは北鎌倉方面に進みますが、これまで以上に古道らしさが。
ここを普通にハイキングコースと名乗るのは無理があるような…。
我々親子は楽しみながら歩けますが、
鎌倉観光のついでに入り込んでしまったと見られる普通の観光客が多く、
かなり苦労して歩いている感じが見られます。外国人率も急上昇!!
挨拶率が低くなって行くのも、山のマナーを知らない人が増えている証拠。
このルートは、軽い気持ちで入らないように警告した方が良さそうです。
建長寺が近づいてくると古い石仏も見られるようになります。
そして、眼下に建長寺が見えてくるとハイキングコースのゴール間近。
最後の休憩ポイントでもある勝上献展望台で最後の休憩。
ここからは建長寺に降りて北鎌倉に向かうのが一般的ですが、
建長寺を通るには拝観料が親子で700円も必要!!
なので、別のルートを進む事にします。
山肌に沿った新興住宅街に出て、長かったハイキングコースを出ます。
時間は既に15時近く。
これからハイキングコースに入ろうとしている軽装の外国人2人組に、
時間的に途中で暗くなったら危険ですよ、と教えて上げます。
無謀にも天園から朝比奈切通しまで歩こうとしているのですから(汗)。
陽が短くなってきましたから、15時近くからの山道入りは危険ですよね。
天園から鎌倉駅に降りるか、勝上献から建長寺に降りる事を勧めました。
我々親子は、ここから北鎌倉の駅に車道を歩いて向かうのみ。
やたらと古民家を改装したカフェが多いですが、
古都らしい雰囲気が良いのです♪
15時22分、ゴールの北鎌倉駅に到着しました。
スタートの氷取沢バス停から約6時間、
当たり前ですが、信号がひとつもありませんでした。
これって、横浜・鎌倉市内と考えれば奇跡のようなコース。
都内散歩とは違った、のんびり過ごせた一日となりました。
【コース図】概略となります。実際はもっとクネクネ山道です。
【タイムテーブル】10月21日(日)
氷取沢バス停09:33→氷取沢市民の森入口09:44→なばな展望台10:00→
おおやと広場(大岡川源流域)10:35→ビートルズトレイル合流地点10:53→大丸山11:31→天園12:58→大平山13:42→勝上献展望台14:15→
天園ハイキングコース出口14:45→北鎌倉駅15:22
※休憩時間も含め、かなりゆっくりした行程です。
ただ歩くだけなら5時間も掛からず歩けるでしょう。
寄り道を含めて13km弱の行程。歩数は意外や少なく21,238歩でした。
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