子供の頃から地図帳を見るのが大好きでした。
小学生の頃は教材の地図帳を舐め回すように眺め続け、
一風変わった地名などを見つけては空想に耽る日々。

それは中学生になり、
サイクリングで遠方への冒険が出来るようになると益々エスカレート。
地図帳に走った道を色鉛筆やマーカーでなぞり自己満足感に浸る。

高校生の頃になると、国土地理院発行の20万図や5万図を手に入れ、
等高線や記号マークから、その地形を想像して楽しむ。
そして、実際にその場所を自転車で訪れ、
想像と現実の地形の違いを喜んだり悔やんだり。

社会人となり、多少なりとも自由に使えるお金が増えると、
自転車での分割日本一周を終え、次なる旅は離島への旅となる。
小学生の頃に、凄く気になっていた「父島」「母島」。
こんなシンプルで不思議な名前の小笠原の島にも3度訪ねました。
台風接近ですぐに名前の挙がる沖縄県「大東島」。
こちらも「北大東島」と「南大東島」のセットで訪れます。
☆
地図は古くなると意味を成さなくなると思われがち。
しかし、古い地図にはロマンが詰まっていたりもするのです♪。

昭和59年発行のロードマップ(右)。
この地図には貴重なモノが記されています。

それは廃止される前の国鉄の路線。
古い地図から路線が何処を走っていたのか一目瞭然。

テツでもある私にとっては廃線巡りをする時に古い地図がとても役立ちます。
更にバイパスルート(トンネル)で忘れ去られた旧道を、
サイクリングする時にも古い地図があると便利です。
デジタルモノの地図。これはもちろん現代の生活には欠かせません。
しかし、デジタルマップは紙の地図のようにワクワクすることは無く……。
当然ながら古い道や鉄路はすぐに消され更新してしまいます。
ナビゲーション的に使う事はとても役に立ちますが、
おかげで空想力は減退する一方ですよね。
しかし、デジタルの時代だからこそ成せる凄技マップがここにあります。

「今昔マップ」
地域は限定的ではありますが、
1800年代から近年の地図と現代の地図を比較するように表示されます。
これだと比較は容易で、過去から現在の地形や道・鉄路の変化が、
一度に見れますので、過去に対する空想を膨らませる事が出来るのです!!
デジタルマップでありながら、紙に近い感覚で見て取れる。
「時空散歩」が楽しめる優れたサイトだと思いますよ。
古い地図って、とっても楽しいモノですが、怖い経験談もあります。

もう30年以上前の事ですが、
単独で福島・会津磐梯山を自転車担ぎ上げ、五色沼に向かって下山中、
持参していた古めの登山マップと案内板不備により遭難しかけました。
この時ばかりは古い地図の怖さが身に染みたのでした(汗)。
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