何度か既に取り上げているサンエクシード製品。
その代表作は5ピンのファンライドクランクであることに異論はないでしょう。
その昔はロードレースにも使われた5ピンクランクも、
80年代になるとツーリング車、主にランドナーアイテムに。
次第に勢力を失い、一時はTAのみとなり絶滅危惧種。
そこに誕生したサンエクシードのクランクは救世主のような存在に。
専用BB(今では入手難)を必要とする製品が多い中、
汎用製品(JIS規格テーパー)のBBで取付けられるのも、
サンエクシード・ファンライドクランクのセールスポイントでしょう。
現在、愛車のTOEIパスハンターで使っていますが満足しています。
FD・RDはサンツアーシュパーブプロ。フリーはウイナープロ。
これにサンツアーを受け継ぐサンエクシードが加わったのです♪
そんなサンエクシード製品で、あれっ!? と思った事が。
昔のサンツアー製品のパッケージとサンエクシードを並べてみました。
三角マーク、これサンツアーを模したのだと思っていましたが、
比較してみると全く同じなんですね!!
サンツアー(旧前田工業)という会社組織は今はありません。
末期にサカエ輪業と合併し、SRサンツアーとなった後、
台湾の会社にブランドネームのみ譲渡されました。
今でもクランクやサスペンション製品を中心に、
台湾のSRサンツアーが販売をしています。
かつてシュパーブの名のクランクも販売していました。
しかし、ブランドや製品名は同じでも、
会社組織は元のサンツアーとは全くの別組織です。
話を戻し、サンエクシードは元サンツアー関係者が立ち上げました。
だから正統なサンツアーの後継ブランドと言えるでしょう。
商標は台湾に譲ってしまったのでしょうが、
ロゴマークの権利は譲っていなかったんでしょうね。
だとしてもサンツアーのマークを、
そのままサンエクシードで使っているのは不思議ですよね。
※私は仕事柄ロゴマークの権利や模倣については気を遣っています
サンエクシードの三角マークだけでなく、
英文ロゴも見覚えがあります。
ほぼ、そのまんまやん!! 関西人の突っ込み入りそう(笑)。
SUNXCDのXCDの部分に注目。
これサンツアーがMTBパーツのXCシリーズの中級グレードであった
サンツアーXCDシリーズのロゴとほぼ一緒なのです!!
古いロゴマークのオマージュ的なものは他社製品でもありますが、
サンエクシードは、ほぼそのままサンツアーのロゴを使用してたんです。
これって、やっぱりサンエクシードが、
サンツアー直系である事を意味していますよね。
ロードバイクブームは下降線一方です。
それに伴って自転車趣味層も減って行くばかりです。
シマノ嫌いを公言するベテランさんが多いです。
そんな方たちの多くは古物パーツに魅入られていたりします。
ネオレトロな製品を多数販売する、サンエクシード。
みんなで購入する事でブランド存続させてあげましょう♪
サンエクシードを販売するジョイジャパンさんには、
もっと情報発信を願いたいです。
HPは放置気味で新製品リリースが個別ショップからだけでは……。
☆
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コメント
コメント一覧 (24)
いまさらですが
「ほんま~ そのまんまやな~」
CとDの文字の間に 杉?の絵が挟まっているのは何?
シードと シダー(杉)を掛けている?のかな
それとも 別の意味? でしょうか
風を感じる良いマーク!そして
たのしいロゴであるのは 間違いない!
butoboso0217
がしました
会社のロゴマークですから商標登録しているはずですよね。
似たマークならまだしも、殆ど一緒なのも不思議です。たぶん社名は譲渡してもマークは譲渡しなかったのか、温情で使わせてもらったかでしょうね。
木のマークは、サンツアーXCD誕生時のコンセプトが、誰でも気軽入り込めるMTBパーツの普及グレードとしてイメージづけたものでした。それもそのままXCDをエクシードと読ませた上に同じようなマークなのも不思議ですよね。
butoboso0217
がしました
XCDロゴもそのまんまだったんだね。XCDっていうと Cross Country Downhill をイメージするよ。テレマークスキーが復活した当初はこの言葉が流行ってたから。その頃のMTB界でXCDが使われたのも同じ意味だったんだろうね。
SunXCDも結局はアメリカなのかな? ReneHerseもだし、なんだかアメリカの底力を見せられてる感じだなぁ。
SunXCDには頑張って欲しいけど、ホームページを見ると確かに放置気味。数年前に今の製品群を開発しただけって印象だね。fecebookでの発信もホームページを作った時期までだった。
butoboso0217
がしました
安曇野ポタリングの後、娘が6才頃、子供自転車を購入しました。土日の夕方、娘は団地の広場で練習しました。途中で補助輪を外し、コツを掴んでやっと乗れるようになりました。最初の頃はべそと鼻水でグチャグチャでした。
その頃2才だった息子は5才になると練習を始めました。最初から補助輪は外してありました。当初はハンドルが左右に揺れましたが、ペダリングが強くすぐ乗れるようになりました。
息子が乗れるようになったので大人用自転車を購入しました。マウンテンぽい太目のイボイボタイヤが付いてました。
息子は日曜になると団地の外へ出たがりました。友達同士では団地外は許可し無かったので、私と隣町のウッディハウス、大池公園、帷子川等裏道を巡りました。息子は私の前を進みますが、私が「信号を見ろ!」とか「そこでブレーキ!」とか「右にふくらむな!」とかうるさいので、「本当は父と一緒は嫌だった」と大人に成ってから吐露してました。
小学高学年になると、息子達は「ちびっ子団地ライダー」となり、団地近くの駄菓子屋通いで自転車はスイスイでした。
中学生になると、全く自転車には乗らなく成りました。部活にのめり込んで行きました。
butoboso0217
がしました
旅する自転車の本Vol3でサンエクシードの存在を知りました~
最初、赤い三角マークを見た時「エッ使って良いの?」って驚きました~
確かに前田工業から直接ブランド譲渡したのではなく、一旦モリ工業の傘下に入りサカエと共にSRサンツアーが立ち上がりましたから~
三角マークは譲渡されず、旧前田工業系の流れで使用出来たのかと・・・
XCDと言うグレードが有ったのを憶えていますが~
ロゴがそのまんま使用出来ているのも同じなのでしょうか!?
マルアール付いてますもんネ!!
一時期、ジョイジャパンには期待してましたが、何だか今は元気ない様に思います~
シュパーブはSRサンツアーが使ってたので難しいでしょうが、サイクロンなら当時廃止されてたので・・・フルコンポでの復活を夢見てました(笑)
butoboso0217
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今後、自転車業界がどうなるのか???全く予想つきませんが
サンエクシードやマイクロシフトに頑張ってもらいたい❢ そう願っていますが
どうやら 新しいパーツは開発されていないのか???
サンエクシードのロングゲージのRメカもマイナーチェンジでゲージがブラックになし、マイクロシフトもデザインはいいのに色がおかしくなったり…
そうすると、昔のサンツアー製品を探して使う事になります
とにかく、デブで不細工なパーツが多い中 趣味の自転車を続けるのは手持ちのパーツにかかってます
基本的に、シマノ嫌いですがサンツアーがあった頃は好きだったのでランドナーには、oldシマノも使ってます♬
butoboso0217
がしました
サンエクシード△マーク、XCDロゴまでは台湾SRサンツアーへ譲渡していなかったんですね。
昔のサンツアーレーシング カッコ良かった!
butoboso0217
がしました
サンツアー関係者がサンエクシードを立ち上げたとは聞いていました。
確かに直系っぽいですね。
春のフリマで部品を売りまくって、クランクを買いたかったのですが、計画倒れです(泣)
でも貧脚なので、昔の部品で間に合うんですけどね(笑)
butoboso0217
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実家近くで火事があったね。自転車で走ってて黒煙で気が付いたよ。
XCDでエクシードって読ましたのも、サンツアー時代を引きずっていた証拠みたいだね。
そのままロゴを使うって企業的には殆ど有り得ないけど、サンエクシード事態が企業組織ではなく、一ブランド的な流れだったから流用使用できたのかもしれないね。
サンエクシードはマイクロシフトが供給元みたいだから、ジョイジャパンが面倒見切れなければヨシガイにもっと協力関係を仰ぐべきだろうね。せっかく良い品を出しているのに、それをアピール&マーケティング展開できなければジリ貧だよね(悲)。
butoboso0217
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私も団地育ちでしたので、自転車の練習場所には困りませんでしたよ。対して自分の子ども達は小さな公園ぐらいしかなく、練習させるのも人の居ない時間を見計らってでしたので大変でした…。やはりというか、娘より息子の方が簡単に乗りこなすようになりました(苦笑)。
今日も午前中は4時間ほど近場の森を息子と走り回って来ました。ウチの場合は、後ろを走らせ、口で指図せずに、私の動きや動作、走行ラインを真似ろ!! とだけ言ってます。仕事柄、見て覚えろ的な感覚ですよ。中学生になると友達や部活での時間が増えますから自転車を遊びとして乗る事が減ってしまうのは仕方がないかもしれませんね。
ウチもそろそろ自分勝手にさせてやりたい所ですが、新しい環境、新しい学校なのにコロナ騒動で学校に行けず友達も作れず可哀想な状況です……。
butoboso0217
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推測ですが、マーク類の特許権は台湾SRサンツアーには譲渡していなかったんでしょうね。それでもサンツアー時代のモノをそのまま使うって有り得ないと思います。
私なら三角の二本ラインを三本にするとか多少は変えますけどね(苦笑)。
XCDはシマノで言ったらデオーレLXクラス。目立った存在ではなかったのですが、この木をあしらったロゴは目立ってました。自分でもそれをまた使って来る事には驚きでしたよ。ブランド立ち上げの頃には使っていませんしね。
butoboso0217
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サンエクシードの新しいRDはガッカリですよね。マイクロシフトのセントスRDもそうですが、せっかくオールシルバーで独自性を出したのに、中途半端にブラック化してしまいシマノ製品のオールドタイプ的なデザインにしてしまうとは……。
今私が再注目しているのはデュラエース7700時代のシマノ製品です。ギリギリ許せるデザインにシルバーカラー。9速なので耐久性もありますし、性能はもちろんビンテージパーツとは比べ物になりません。トータルバランスを考えるとその時代のシマノやカンパの製品が今は凄く魅かれてしまうのです♪
butoboso0217
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うろ覚えですが、93年だか94年のサンツアー末期のSRサンツアーは三角マークは使っていなかったような気がします。だとするとサカエと合併後には既にロゴマークの商標は失効もしくは旧経営陣に渡っていた可能性が高そうですね。
それならばサンエクシードでそのまま使われていても不思議はありませんし。
XCDは地味なグレードだったので、意識する人は少なかった事でしょう。私も古い在庫パーツを今回引っぱり出して気が付きましたよ!!
butoboso0217
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もっとサンツアー直系をアピールすべきだと思いますが、台湾SRサンツアーがあるのでそうもいかないのでしょうね。
今思えば、何故旧経営陣というか、モリ工業はブランド譲渡してしまったのか!?
サカエとサンツアーをくっ付けた時点で第三者への売却を目論んでいたとしか思えませんよね。ブランドだけでなく、最初から会社組織を丸投げしていれば、同じ台湾でも本当の意味でのサンツアー製品の後継が期待で来たようにも思えますよ。
何れにせよ、サンツアーは技術屋としては一級品でも、商売は上手ではなかったのでしょう。その真逆がシマノですよね(苦笑)。
butoboso0217
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僕はサンツアーの時代?ではないですが、丁度今サンツアーのスプリントというグレードのクランクを購入しようかと思っているところでした。サンツアーのシュパーブプロもオークションで見かけますが、やはり中々高価ですね。とてもかっこいいのですが!
butoboso0217
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モリ工業はマエダ工業の工場設備が欲しかったんですよ。いわゆる乗っ取りというやつですね。SRサンツアーとサンツアーは全くの別会社です。
故河合淳三氏からはいろんな裏話を聞いていますが、サンエクシードを立ち上げたのも、実質河合さんですから。
シルバーパーツが無くなってきているのは、バフ研磨工程を無くすためです。
バフ研磨は職人技なので、やれる人が少ないし不良が多い。
黒パーツは下地はショットだけですから安く上がるのと不良が少なくなるんでしょうね。中国ではメッキとアルマイトは限られた地域しかできなくなってしまったのも理由の一つです。
butoboso0217
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著作権についてググってみたよ。
「メーカーの解散により,これを承継する者が著作権も承継し,承継する者が誰もいなければ著作権は消滅します。」
SRサンツアーはサンツアーを継承したわけではないんじゃない? サンツアーの名前を使う権利だけ買ったとか。
それと、ホームページ(http://sunxcd.net/)にはCopyrightがない。HTMLソースにも書かれていない。あやしい (^^;
Rマーク(Resister Mark)がないから商標登録していないってことだし、TM(Trade Mark)も付けていないから権利も主張していないことになるね。
商標に関する面倒なことを避けるためにアメリカ拠点にしたのかも。あるいは、サンツアー時代から商標登録していなかったとか (^^;
でも改めて上の写真みたら、SunXCDクランクの箱のロゴにはRマークが付いてるね。
まぁ、SunXCDがサンツアー直系なことは間違いなさそうだから、ロゴ使ってもいいんじゃない?
ちなみに「サンエクシード」という会社は別に存在してるから「SunXCD」って正しく書くのがいいね。
butoboso0217
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スプリントはシュパーブプロに次ぐセカンドグレードでしたから仕上げが若干劣るぐらいど製品精度は悪くないですよ。ただ、スプリントはPCD130なのでインナーは38Tまで。
ロードやミニベロでは問題ないですが、ツーリング車だとギヤ比が厳しいかもしれないので注意してくださいね。
シマノでいったら、600(アルテグラ)クラスの品なのでオークションでの動きは鈍いのかもしれませんが、逆に言ったらお買い得ですよ。
butoboso0217
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サカエと合併後にすぐに台湾に売られた事を思うと確かに自転車部品製造に魅力を感じた訳ではないでしょうね。前田工業だってある程度はそれが分かっていたはず。でも身売りするしかなかったのでしょう。何かの書物でも見ましたが、前田工業の台湾での操業がもっとうまく言っていれば身売りせずに済んだかもしれませんが後の祭りですよね。
研磨作業を省くため……結局は合理化というか手抜きの実態ですよね。そういう流れが製品に現れているのも現代パーツの魅力が低い原因でしょう。
butoboso0217
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確かにサンエクシードと検索するだけだと別製品が出てくるよね(汗)。
前田工業時代のマーク著作権は消滅したってことなんだね。そして今のSunXCDのロゴーはRが添付されているから著作権登録されている。真似た事は間違いないけど、違法ではないって事だね。
もっとサンツアー直系である事をアピールした方が良いけど、台湾SRサンツアーがある以上それも出来ない。かといって前田工業直系と言ってもみんな分からないしね(苦笑)。
どちらにしても、元サンツアーファンやツーリング車乗りには期待されているので、もっとアピールと広告展開はしっかり行って欲しいなぁ。今のままだとベロオレンジみたいにロッド生産で売り切ったらおしまいみたいになっちゃいそうだしね。
butoboso0217
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輪行菩薩さんのコメント投稿を待っていました。
モリ工業、トリカブト事件を思い出します。
butoboso0217
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おはようございます。
モリ工業にしてやったりされた訳ですよね……。
そんな会社に身売りしてしまったのも結局は経営戦略の弱かった部分の露呈でしょう。
サンツアーファンは今でも多いですけど、90年代のサンツアー部品に興味のある人ってとても少ないですよね。それが全てとも思えます(悲)。
butoboso0217
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おはようございます。
デュラならネームバリュー的にもOKでしょう!!
歴代デュラの中でも74シリーズが一番格好良いと思ってますよ。
74ならBBも汎用性高いスクエア(四角)テーパーですから安心して使い続けられますしね。
butoboso0217
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