デュラエース7900のカーボンペダルが発売されたのは、
2009年頃だったと記憶しますが、
その約20年前には国内製造ペダルのバイオニアの三ケ島から
こんなカーボンペダルが既に発売されていました。

MTBやツーリング系の軽量ペダルとして発売。
当時はまだカーボン自体珍しい素材でしたから、
このペダルはマニアの間では話題になったものです。

しかし、時代は既にロード・MTB共にビンディングペタルへの移行期。
新素材採用の軽量ペダルとして鳴り物入りで発売するも、
一部のマニアを除いては、すぐに忘れられてしまう存在に。

名前の260はもちろん重量の260g(左右セット)を指すのですが、
実際には280g弱と若干重かったようです。
試作品の時は260gだったようですが、
強度的な問題から市販品は補強が施されて重量増しに。
それでも当時の標準的なツーリングペダルが400g程度だったので
かなりの軽量化であったといえるでしょう。

ちなみにシュパーブプロのトラック用ペダルが278gとほぼ同等です。

見た目は無印良品なブラックボディペダルと見間違えそうですが、
チタン色とされたプレートや軸が只者ならぬオーラを発しています。
☆
タイトルでは元祖!? と書きましたが、
実はこのカーボン260をさらに遡ること5年前(1985年)には、
ロード用カーボンペダルが既に市販されていました。

それはクランク販売で知られるスギノ75シリーズのペダルです。
シマノ、サンツアーに次ぐ第3の日本のコンポパーツメーカーとして、
野心的に発売されましたが、ペダルだけでなく、
シートピラー、チェーンリング、Wレバー・ブレーキレバーに
カーボンを採用して業界に驚きと変革をもたらせたのでした。
●三ケ島カーボン260ペダル●
重量260g 定価/5,000円 ※発売時期は1990年頃
☆
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