今や世界一の自転車製造大国となった、台湾。
車体だけでなく部品の製造も活発です。
それは80年代の日本を彷彿させるようでもあります。
その陰には、90年代前後日本からの人材・技術流出がありました。
是非は問いませんが、その影響から今の台湾自転車界と
日本自転車界との繋がりはとても強いのです。
シマノ、カンパ、そしてスラムといったコンポメーカー。
それとは真逆に今でもコンポ縛りという枠を超えて、
互換部品を作っているのも台湾メーカーのしたたかさ。
中には大手コンポメーカーの製造下請けもあり、
Made in Taiwan と記されたシマノやカンパ製品も多いです。

そんな台湾メーカーの中でもイチオシするのがマイクロシフト。
小規メーカーでは避けがちの変速部品を多数発売しています。
【マイクロシフト】
https://www.khsjapan.com/products/microshift/
最初はシマノとカンパを真似したような製品が多かったですが、
近年はオリジナルな商品展開に広がっています。

先日組み上げた息子の自転車にもマイクロシフトRDを取り付け。

5年ぐらい前の上級グレードのセントスですが、
今やシマノやカンパでは作らなくなったピカピカシルバーが美しく。
残念ながらもデルチェジでピカピカシルバーを止めてしまいますが、
今でも昔ながらのスタイルのメカを発売し続けています。
マイクロシフトは他社にOEM供給し、
その中には国内ブランドのヨシガイも含まれます。
ヨシガイのコンポパーツシリーズ、グランコンペゼロ。
その変速メカもマイクロシフト製です。
そんな関係から、ヨシガイは国内でマイクロシフト製品を取り扱い。
長年良き関係を続けていたのですが、その関係はこの9月で終了。
【ヨシガイ取り扱い終了】
https://www.diacompe.co.jp/parts3
この取り扱い終了の意味することはわかりませんが、
日本での発売ルートのひとつが消えたことは残念ですね。
今やヨシガイやスギノ製品の多くが台湾製造品です。
そんな日本クォリティを吸収して台湾製品の品質も上がっていきます。
フランス古豪ブランドのストロングライトやTAも一部製品は
スギノと同じく台湾製造の品があるようです。
そしてサンツアーの復活と言われたサンエクシード製品も、
全て台湾製造となります。
シマノやカンパではもう期待できなくなったクロモリフレームに似合う、
細身でピカピカシルバーの製品を台湾メーカーでは今でも製造。
品質の良いボスフリーの製造も台湾で行われていますね。
国内には入っていませんが、11速のボスフリーなんて品もあるようです。
当たり前のようにコンポ縛りの愛車に満足する。
それが競技としての機材なら理解できますが、
趣味の自転車では面白みに欠けてしまいますよね。
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