ロードバイクブームの副産物で様々なサイクリング車の盛り上がりが見られたのも既に過去の事になりつつあります。
一般雑誌で自転車(ロード)が健康に良い、痩せられるといった文言が見られるようになったのは25年ぐらい前でした。それはMTBブームが終わり、商業的に厳しくなってきた自転車業界の起爆剤が欲しかったのは明からさまでしたが、自転車専門誌がまだMTBブームを引きずっていたのとは対照的に、成人男性、特に中高年層の健康志向に対する意識の高まりに合わせるように自転車とは無縁だった雑誌で自転車記事が見られ始めた時は正直無理があるなぁ、そう思っていたのです。
ところが、その後は「とにかくロード」「何でもロード」的な流れが運動不足や趣味のない中高年層を中心にロードバイクブームとして定着したのですからびっくりです。若い頃にスキーやオートバイといった一見華やかに見える遊びをしていた昭和30、40年代生まれの人には見事にツボにはまったのでしょう。
そんなロードブームは、昔のサイクリング少年たちのリターン組をたくさん生み出し、そんな中にはロードを選ばず再びランドナーを含むガード付き古典ツーリング車を求める人が現れます。
しかし、昭和からスタイルを変えようとしないランドナーは現代では自転車界の異端児。リターン組で盛り上がったとしても、それが長続きする筈がないのです。ましてや機材の高騰化でロードでさえ若い層が入り込みにくくなった自転車趣味の中でランドナーで旅に出ようなどと思う若者は殆ど現れませんでしたから。
これは昭和58年ごろに私が所属していたツーリングクラブ。みな揃ったようにフロントバック付きのランドナーやスポルティーフに乗っています。ガードなしは左端の私を含め2人だけ。確か私はこの時はランドナーのガードを外して1/4タイヤを履かせた「なんちゃってロード仕様」でした(笑)。
昔は極端な話。ランドナーかロードか、といった選択肢。健康志向で自転車に乗る人は皆無な若者ですから、旅するサイクリストか、快走・競技志向のロード乗りに二択のような流れだったのです。
しかし、現代の自転車は車種の選択肢がとても増えました。そして、残念ながら旅するサイクリストは激減します。当然ながら大手メーカーのラインナップからランドナーを含むガード付きのツーリング車は減っていき、90年代も半ばを過ぎるとランドナーは一部のベテランのオーダー車が当たり前のようになっていきました。
ところが2005年頃からか、ロードブームが盛り上がるとともに、再びランドナー乗りも多少ながら見かけるように。旅を絡めた自転車の楽しみ方を伝える雑誌が増えたのもこの頃にリンクしています。
数少なくなった国内自転車メーカー(ブランド)の中には再びガード付き自転車をラインナップするところも。そんな中、ひときわ目立ってツーリング車をリリースしたのが「アラヤ」でした。新家工業はリムメーカーとして知名度が高いですが、昔から完成車の販売も行なっています。
2012年の雑誌広告。上級者でも満足できるアラヤスワローランドナーを筆頭にエクセラスポルティーフ、低価格入門車のフェデラル(ランドナー)、兄弟ブランドのラレークラブモデルと4車ものガード付きツーリング車をラインナップ。
スワローやエクセラは、カイセイ022のフレームや厳選された当時のツーリングパーツをチョイス。実売20万以下でオーダー車に匹敵するような完成車を販売していたのです。
オーダー車=懐古主義的なパーツ組みとは真逆に、その時ある国産パーツを主に組み上げていたので、性能や耐久性も高かったはずです。
残念ながら、約10年前の頃がピーク。ロードバイクブームが収束していく中で、このようなツーリング車の人気(売り上げ)も下がってしまったようです。
現在のアラヤのツーリング車のラインナップです。現在も3種のガード付き自転車を販売。しかし、上級者目線から見てお買い得感の高かったモデルは全て消えてしまいました。
昨年までラインナップされていたスワローランドナーも生産中止。最後の定価は20万を超えていました。15万以下で高品質なランドナーが手に入るバーゲンセール的なスワローも最後は材料高騰からか20万超えに。メーカーからすると気軽にランドナーの世界に入って欲しかったのに再び敷居を上げてしまいそうだったのでグレードを下げたツーリング車にラインナップを見直したということでしょう。
ランドナーという車種はこのままでは将来的には消えてしまうかもしれません。
今はまだ走ることのできる元昭和のランドナー少年たちがいるから時々とはいえ、見かけることがありますし、オーダーを受け入れる工房も健在です。しかし、今の時代にランドナー少年がいなければ先行きは真っ暗でしょう。
自身は今や旅のお供は快走できる折りたたみ式のミニベロが増えました。
今や他のサイクリストを見ても、旅自転車として利用するのはランドナーよりもミニベロの方が多くなったような気がします。それも完全自走派ツーリストが減って、輪行絡める人が増えたからでしょうね。
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コメント
コメント一覧 (20)
旅するランドナー! 夢のまた夢 というか いつか来た道 いい時代だったな~と思います。 夢はまだあきらめていない! 走り残した 北海道の南半分と離島めぐりを 脚が動かなくなる前までに やっておきたいとおもったりします。
ランドナーという ガード付きの形態が時には 格好良く 時にはダサい。
使う人によってまったく見え方が違うものですね~
機能性を考えれば ガードのない自転車で日本を旅するなんて 無謀です。
ランドナーが ブルベバイクやオールロードバイクと言う形で 機能的進化を遂げて戻ってきたのを見ると なんだかうれしい気がします。
欧米のコアなファンって ほんと行動力と制作意欲が高いと思います。
無ければ作ってしまえ!って 日本人には 全くなくなった感覚ですね~
あるものを与えられているだけって 感じです。
やはり 日本では 輪行ミニベロタイプが もっと普及してくると思うのですが・・・ ロード熱が下がったら 全自転車熱が下がってしまうかもって危惧しています。 なんでも ぞろぞろと 右へ倣えの国だと つくづく 情けなく思うところです。
butoboso0217
が
しました
どこでも(どこにでも)ロードの流れの一つに輪行し易いというのがあったと思う。ホイールを外して袋に入れるだけで電車で移動できるっていうのに気が付いたからツーリングにもロードが定着したんだろうね。
ランドナーという自転車が日本では古典的な車種という定義だからダメなんだと思う。ガードが付いてバッグが付いてればランドナー、それくらい意識を下げないと広まらないよ。オールロードやグラベルロードやシクロクロスにガードを付けてバッグを付ければ、それがランドナー。それでいいんじゃないかな。古典派が区別したいならモダンランドナーとかネオランドナーって呼べばいいし。
古典的なスタイルのランドナーへの一般的な意識は、重い、遅い、格好悪い、なんだと思う。このうち格好悪いっていうのが広まらない一番の要因なんじゃないかな。ロードはレーサーシャツやパンツの姿を格好いいと思う人が多かったんだよ。ランドナーのスタイル、ツーリングのスタイルっていうのを意識して格好いいものにしないとね。だからツイードランみたいなのは格好いいと思って若者も参加してる。
それと重要なのは走る(走れる)ことだよね。ぱぱろうサンみたいにロード並みに走っているランドナー乗りがたくさんいたら周りの意識も変わっていたはず。
日本は衰退の一途だけど、欧米では日本よりも若い世代のランドナー乗りが増えつつあるのがせめてもの救い。ReneHerse Cycles や Velo Orange も元気だしね。NAHBSを見ても日本のハンドメイドバイシクル展より若々しい。
前後するけど、BLUE LUG っぽい若者が乗る自転車とランドナーが上手く融合して欲しいな。流行ってるキャンプとの融合とか。
ところで、仕事の状況はどう? 秋ツーリングは行けそうかな?
butoboso0217
が
しました
80年代はランドナーやキャンピング車を利用した自転車旅人がたくさん居ましたよね。そんな時代を共有・体験できたことは人生に深みと自身を与えてもらえましたよね。今同じことをしようと思っても日本の環境自体が旅人にやさしくなくなったような気がしますよ。中年オヤジが自転車旅していると限りなく怪しまれるような時代ですし、河川や公園でテント張ろうものなら警察に通報されるようですし(汗)。
長期旅ならガードは必要ですよね。数週間旅して全部晴れなんて有りえませんし。ただ、そんな行動力を持つ若者自体が居なくなりましたし、雨が降ったら輪行なんてスタイルの旅だとガードが必要とも思わないのでしょうね。
butoboso0217
が
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お疲れ〜。
ランドナーって言葉に酔いしれている人が多いんじゃないかなぁ。旅する自転車なら全て一括りにツーリング車で良いと思うよ。オートバイなんかは時代に合わせてツーリング車の形態が変わってるんだけど、自転車はそんな流れにならないよね。実際若い旅サイクリストはランドナーやキャンピング、スポルティーフといった古典ツーリング車を使わないで旅を楽しんでいるよね。数はとても少ないけど。
長期旅だとガードは必要だけど、ランドナーの古典美に拘る意味はないよね。旅というものを楽しむのが主なのであれば自転車は現代の環境や道路状況に合わせればいいんだし。
何にしても、やっぱり旅は若いうちに経験してほしいな。自分の狭い世界観や価値観から視野が広がるしね。日本が狭いなんていう人もいるけど、自転車で巡れば狭いなんて絶対に思わないんだけどね(苦笑)。
butoboso0217
が
しました
一昨日、中学時代に何度か通った老舗サイクルショップに行って来ました~
買い物ではなくイベント関連の用務だったのですが、その様変わりに唖然としましたネ(汗)
競技を始める前ですから、純粋にランドナーやスポルティーフに憧れた頃~
整然と並べられたメーカー車、フレーム、ショーケースの部品に心躍り、時間を忘れた記憶がありますが・・・
40年以上経て~もはや魅かれるモノはそこには存在しません・・・
振興ブランドの炭素フレーム車がずらり、リムブレーキを見つけるのさえ困難~
デローザ、ピナレロもありましたが、それを見て美しいとは思えない・・・
店主は細いタイヤ!と言ってましたが、23Cすら見当たらず~私には太いタイヤばかりにしか感じられませんでした(大汗)
そんな中、気になったのがアメサイドタイヤを履いたグラベルロード~
ディスクブレーキだから太いタイヤでもお構いなし、フォークのクリアランスも相当大きい!
泥除けが必要ならば着脱簡単のプラガード!
ライトやバックはキャリアがなくとも装着できるし~
見た感じはゴツイけれど、持って見ると意外に軽いのでしょう!
こんなのが現代のランドナーと言うか、ツアー車なんだろうなぁ~何て!
打合せしながら、そんな事を妄想していました・・・
ここ数年~
オールドスタイルは更に淘汰されたような気がしています!
ランドナーのみならずロードレーサーも・・・
butoboso0217
が
しました
こんばんは。
ある意味そのショップは時代に合わせ商品展開のおかげで今でも営業続けられているようですね。昔のショップ、吊るしのフレームと、あちこちに置かれたパーツ群を眺めているだけでもワクワクしましたよね。
今は自分でパーツ選んで組むことすら難しくなりましたよね。コンポ縛りと互換性の低いフレーム作り。原寸大プラモ的に自転車を組む喜びはもはや自転車趣味の中には含まれいないかのような流れですよね。
グラベルロード、商業的に生み出された車種としか思えません。MTBはどうなった!? 雑誌であれだけMTBばかり掲載していたのに今はポイ捨て状態ですから。○○ロードとしないと売れないと考えているんでしょうね。ランドナーやクロモリロードが売れていた頃って業界主導でなかったのに、今はすっかり業界指導で流行車種を仕立てられているような気がするのです(悲)。
butoboso0217
が
しました
音楽もオートバイも、ジャンルレスなもの、オルタナティブな傾向を呈するものが好きな私ですが、やはり自転車もそういうところがあり、所有する二台を見ても、なんと言うか、個性的なのかしらん♪なんて思ってしまいます。
ランドナーって、様式美の世界だな、と何時見ても思います。スタイルを守ることに意味があるのでしょうか?
回りにも、ランドナーに憧れ購入した知人がいるので、きっとこのジャンルにもそれなりな需要があるのでしょう。
上のかたが少し触れていますが、Bluelug的な自転車は、ちょっとよいかも、と思っています。良質のクロモリフレーム、フロントシングル+ワイドレシオのギヤ、ノースロードバー、みたいな一台を、懐に余裕があれば作ってみたいです。
butoboso0217
が
しました
広告代理店的な戦略
「陳腐化させろ 欲しがらせろ 買わせろ」の観点からしたら
雑誌に載ってい記事に踊らされない消費者は
「使えない消費者」ですわね(笑)
すいません 雑誌買わないんで。
旅、野宿、ツーリング…
おっかなびっくり始めて、
はまってしまってさあ大変。みたいな体験がないと
道具(ランドナー、キャンピング車)も
廃れていくばかりだと思います。
「メディアがつくった理想形から入る」ってのが
基本になっちゃってる現状は憂うべきですね。
故 開高健も
「最近の若いもんは 酒のまない 賭け麻雀やらない 無茶やらない」と嘆いていましたし。
そういった意味では、
嘘っぱちでも 大風呂敷でも 何でも構わんので
「自転車でキャンピングが 今の時代は クール」っていうキャンペーンをマスプロメーカーが
広告代理店を使って展開しても良いんじゃないかと。
(全然クールでもないし、汗臭いばかりなんだけど
そんな事は どうでも良い)
自分だけ「ランドナーじゃ」ってこだわっても
仕方ないんで、おとぼけ長男に「ランドナーはこう組むんじゃ」って
いちばん面倒(?)な泥除け装着をやらせようと思っているんですけど。
お互い忙しくてなかなか。
butoboso0217
が
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ロードばかりにした輪界 メーカー、自転車屋にも責任あると思いますよ。
大手マスプロメーカーで組み立てしていた方も「ランドナー、スポルティーフはマッドガード、キャリア、電装品ランプあり、組むのが大変!」言っていました。ロードは楽との声も。
いきなり初心者がサイクリングクラブに入会もせずに、ロードレーサーなどに乗っているとある意味危険 大怪我して病院送りになります。
クイックレバーの扱いを知らない方が意外と多いですよ!ここだけの話。
トゥーリョ・カンパニョーロさんが、あの世で「俺の発明したクイックレバーが無駄になっている!」怒って、泣いているかも。
butoboso0217
が
しました
若い時は、ロード乗りでしたが今は、ランドナーが1番好きです🎵
なにしろ、自分の好きなパーツで組めるのがいいのです
また、フロントバッグにサドルバッグ付けて アルミボトルも付けて~
荷物も積めるし、服装も気にならないし、タイヤが太いから乗り心地いいし
今の自分にピッタリの自転車です
平日休める時があったら あの時のニューサイにあったような1泊ランドナー旅したいです🎵
今の人たちって何が楽しくてロードに乗ってるのかな???って人も見受けられます
また、デブがロードに乗るのは… まぁ、個人の自由ですが(笑)
butoboso0217
が
しました
おはようございます。
どんな趣味でも、そこへ入り込むきっかけとなったモノに拘り続けることはありますよね。そこから守りに入るも攻撃に入るも個人の自由ですが(苦笑)。
ミニベロって普通車に比べると設計・デザインの自由度が大きいのです。だから様々な形状から自分の好みを選び出す楽しみがありますよね♪
ランドナーって盆栽自転車なんて呼ばれたりするようになりました。昔はそれこそ実質剛健的なツーリングスタイルの自転車でしたが、今はそういう走り方をする人も減ってしまいました。オートバイやクルマの旧車族にも乗るより弄っている方が好き的な人がいますが、ランドナーオーナーもそんな人が目立つようになりました。趣味人の高齢化ということもあるようです。
butoboso0217
が
しました
おはようございます。
専門誌で有りながら、趣味の枠を広げるのでなく、メーカーの広告塔的な雑誌が増えましたよね。まぁ数少なくなった広告主をヨイショするのは仕方がないのかもしれませんが(汗)。
私らが若い頃に楽しいと思っていたことが今の若者に当てはまらないのは自分の子供たちを見ていればよく分かりますよね。金のかかる遊びを美德としない流れが定着しちゃうと社会の仕組み自体がおかしくなっちゃいますよね。
少なくとも自転車バカな親のDNAを組み込んだ息子には、ガード付き自転車の重要さも教えていきたいですね(笑)。
butoboso0217
が
しました
おはようございます。
入門ランドナーのフェデラルは5万円台という価格の安さから、かなりの台数が売れたようで、乗っている人を結構見かけましたよ。20、30代的な人が多かったですから、アラヤの目論見が当たったようです。ただし、そこからステップアップしていく人は少なそうです。スワローはオーダーは敷居が高いし高価と足踏みした人には唯一の選択肢的なモデルでしたが、それが売れないとなるとランドナー文化はギリギリ走れている中高年層で終わってしまいますよね(汗)。
クイックの操作の分からない人の事故が相次いだため、今のクイックは安全機構付きになりましたね。ワンタッチで外れずに悩ましくなりました!!
butoboso0217
が
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おはようございます。
私の場合は古典ランドナー好きですが、今はランドナーには乗りません。スポルティーフとパスハンで使い分けできているからなんですが、ツーリングならミニベロが今の自分にはベストになりましたよ。nobu ^o^♪さんのミニベロもミニベロランドナーと呼ぶにふさわしい愛車ですよね♪
昔のような旅やツーリングしたくとも大都市離れれば過疎で人のいないような場所が増えてしまい、地元の方とのふれあい的な旅もしにくくなってしまいましたよね。何より自由に入って走れる未舗装路が激減してしまいましたし。西上州も廃屋だらけで昔のような旅情は感じません。そんなだから里近くまでクマも降りてくることになったのでしょうね(汗)。
butoboso0217
が
しました
ま、ブームはブームですからそれ以上にはならないですよ。
だからブームなんです。
一昔前にあったフライフィシングブームと同じです。
あの時も川に行けばフライフィッシャーがうようよしていましたが、
みんなキャスティングがうまくできなくて挫折してやめちゃってましたよ。
そこが面白いし奥が深いんですが、そこがわかんないと辞めちゃうんですよね。
それにブームが去った後はその業界の衰退が激しかったりするんですよねぇ、
なぜか。
何社か廃業、倒産しちゃったり業種(釣り種かな)転換しちゃったりとありましたよ。
だいたい機材提供側の業界がロードの方が組むのが楽だなんて言っちゃているようじゃぁ世も末ですよ。
楽して儲けようなんて魂胆が見え見えじゃないですか。
使う側がその自転車をどう捉えるかで考えかたも変わってくるでしょうが、
やはり手間暇かかった道具を使って遊ぶから価値があるし楽しいのであって、安直な作り方で作った道具を使って遊んでもそんなのは長続きしないですよ。
それに業界が自転車=スポーツといった画一的な考えしかできないってものロードを含めた自転車の衰退の一因だと思ってます。
ま、遊ぶ方も個で遊ぶってのができなくて、イベントなんかで大勢で群れて走っているのが楽しいなんて考え方の人が多数ですから、これはもうどうしようもないと思ってます。
結論としては
今の世の中、どんなブームも中身のない軽薄短小状態だと思ってますよ。
butoboso0217
が
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おはようございます。興味深く拝見させて頂きました。
亀は、ここ数年、全国をランドナーで自転車旅行をしている中で、同じように自転車旅行をしている多くの方々とお会いする機会があります。
ひとつは、亀よりも上の年齢で70歳代の方々。ご夫婦で輪行され、クロスバイク。奥様は電動という方もいました。また、70歳後半で1ケ月程自走で延べ2000km以上走るツワモノ。もうひとつは、日本一周をしている若い方々。いわゆるグレートジャーニーというタイプの自転車が多いようです。ジャイアントがバックパッカーの自転車版として発売したのがその走りかと。
その後、アメリカで自転車旅行が流行り、強靭なアメリカ製のクロモリの旅行用自転車が主流になっていると若い方々から伺った事があります。もちろんディレーラーはスラムです。
当時のランドナーブームを支えた多くの人々は鬼籍に入り、また、ご存命でも日本を旅行する方々は少ないのでしょう。ましてや、未舗装の林道を走るという事も出来なくなってしまった今、当時のスタイルで走るのは、コスプレとなってしまっています。亀もツイードランは好きですが、せいぜいワンデーのコスプレイベント位です。それ以上の日程となると洗濯をクリーニング屋さん
に出さなくてはならず、翌日迄に仕上がってくれません。
まだまだ、自転車旅行を楽しむ人は多くいますが、そのスタイルは多様化しているのでしょうね。
亀は、これからもランドナーで自転車旅行を続けていくつもりです。その土地土地の居酒屋で、「自転車で旅行しているんです。」と言うと、その年齢でと皆、驚かれ、10分でお店に居た人全員とお友達となり楽しいひと時を過ごす事が出来ます。また、そんな古風な自転車で走っていると、当時の自転車少年達が声を掛けてくれます。
そんな楽しい自転車旅、ランドナーをお持ちの方はぜひ改めて走ってみて下さい。
butoboso0217
が
しました
おはようございます。
そうですね、短期間にブームとして盛り上がっても、それが長続きする遊びは少ないですよね。今回のロードブームはよくもこれだけ長続きしたものだと思いますよ。結果として他の車種に興味持たなくとも、まだロードに乗っている人は多いですからね。
今はキャンプが盛り上がっているようですが、それも長くは続かないでしょうね。90年代のアウトドアブームは若い層がたくさんいましたが、今のブームにはその勢いまで感じませんし。
釣りにも色んな楽しみ方があるようですが、フライフィッシングもブームだったんですね。確かに一時期里山でたくさん見かけました。キャンプもそうですが、クルマが必要な遊び方って長くは続けられないような気がしますよ。それでも、ウチの近所には釣りに適した場所がないのに、釣具屋さんが数軒あります。こんな場所で商売成り立つのか不思議でしたが、釣り趣味も幅が広いので客は集まるようでね。逆にゴルフやスキー用品の店は消える一方ですね。
butoboso0217
が
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おはようございます。
子供達に話すと、昔話はヤメてくれ!! って言われるようになりましたが(笑)、昔は日本全国に自転車旅人が溢れていましたね。その9割がランドナーかキャンピング車でした。
それが当たり前でしたし他の選択肢が無かったんだと思います。私の場合はランドナーとキャンピングから次第にスポルティーフやパスハンターで旅することが増えていき、今は輪行絡めたミニベロが増えました。昔のように数週間の旅が出来るならグレートジャーニー的な自転車が良いです。もちろん旅自転車としての様式美は大好きですが、自分の走り方が昔と変わった以上、自転車もそれに合わせるべきだと思って来たからです。でも、決してそれを他人に無理強いするつもりはありません。
自転車旅って結局、自転車の車種は関係なく、それを実行する勇気と勢いが大切なんですよね。残念ながら今の若者にはそんな冒険心・探究心は薄れてしまいましたよね。
鉄道旅、オートバイ旅、そして自転車旅する人も高齢の方が目立つようになりましたよね。自由な時間と経済力の問題もあるのでしょうが、やっぱり昔にそんな経験が楽しいと思ったからこそ、再びやろうと腰を上げられるんですよね。
butoboso0217
が
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日中はまだ暖かいようですが夕方になると急に冷え込みが厳しくなり先日大地震の際浴室で転倒し打撲した腰が若干ウズク今日この頃です。
9年前のロードブームで買ったスペシャライズドのセコイアは玄関先に約5年間保管したままの状態になっており時折乗車してみる気持ちもあるのですが3km程度の距離なら歩いて行く癖がすでについており、先日役所の定期検診結果でセンセに褒められたのもタマの山歩きととにかく歩いていることが功を奏していると思いあえて修理せずにいます(笑)
butoboso0217
が
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こんにちは。
地震時の転倒、災難でしたね。打ち所によっては痛みが長引いてしまいますよね。
若い時なら数日で治ったような故障箇所も最近は中々…。歳を取って身体の再生能力は落ちるばかりです(悲)。
サイスタで盛り上がった人たちが今何をしているか時々気になるのです。あそこで盛り上がっていた頃がロードブームのピーク点だったりしましたね。
歩きは健康の源でしょう!! ウチの親もそうでしが、歩けなくなると途端に弱ってしまって…。ちょっとした買い物にもクルマを使うような人たちって足腰のガタも早いでしょうね!!
butoboso0217
が
しました