連休初日の土曜日は、家族がみな外出してしまったので留守番となります。
そこに中学時代からの友人であるS氏が振れ取り台を貸して欲しいとやってきました。
1982年浜名湖YHにて
彼とは中学生の頃から自転車キャンプをしたり、高校生になってからは、四国一周や東海道・木曽路の旅などを共に走ってきました。いち早くオーダー車(エラン)を入手するほど自転車にのめり込んでいた彼も、興味はオートバイに移り、クルマに移行していく事で自転車から離れてしまいました。
1981年甲府YHにて
そんな彼もこの数年は子育ても終わり自由時間が増えたのか自転車に乗るようになりました。
いわゆるリターン組なのですが、昨日話していると筋力が落ちてしまい、中々思うような走りができないと嘆いています。
それは脚を見ると明らか。筋肉は落ち、細くなっていますから。彼は自転車に乗る友人たちの中でも一番脚力があり、逆に私は一番遅くてみんなに迷惑かけていたのです(汗)。
1987年修善寺CSCにて
しかし、友人たちが次々と自転車から離れていく中でも私の自転車熱は冷めるどころか熱くなる一方。日本一周目指して全国を旅したり、レース活動にも参加。その後、オートバイに乗るようになっても自転車から離れることは一度もなく現在至ります。
1984年会津磐梯山にて
おかげで現在も加齢による故障はあっても、日常的に自転車で走り回ることができています。
若い頃は、自転車で速く強くなるには「努力と根性」が不可欠と昭和のスポーツセンス的な考えが常に頭にありましたが、この歳になっても昔と変わらず走れるのは、やっぱり継続して乗りつづけてきたからでしょう。自転車の場合、経験値による走りのコントロールも大事ですしね。
乗りつづけていても老いには勝てません。確実に力は毎年落ちていきます。この数年は過去に経験したことのない膝通にも悩まされました。でも、それを理由に自転車に乗らないということはしません。何かを言い訳に乗るのをやめてしまうと途端に筋力落ちますからね。
これからは、ますますマイペースに。周りには流されずに、自分の自転車道を続けていくつもりです。
そしてそんな感覚を息子が引き継いでくれればうれしいのです。
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