昨日昼の納品でようやく一息つける状態になりました。
自転車に乗って納品に行きたい気持ちはあれど、身体がボロボロすぎてオートバイを使って横浜中心部へ。そのまま寄り道もせずに帰宅して午後は残務処理(見積もり作成等)をしていました。
この40日間1日の休みもなく働いていたのでグッタリです。40代まではそんな働き方でも大丈夫でしたが、さすがに還暦近い歳になると無理があるのです(汗)。
今日は仕事サボって自転車乗るつもりでしたが、朝から激しい雨で断念です。
話がガラリと変わり、久しぶりにカメラの話題です。
今から40年ぐらい前、まだMFのフイルムカメラの時代、高価で大きな望遠レンズはスポーツカメラマンか一部の野生動物を撮影するアマカメラマンの特別感のあるレンズでした。
特にスポーツからポートレートまで応用できた300mmF2.8の単焦点望遠レンズは「サンニッパ」と呼称されて人気の高いレンズでした。
特に撮りたいものがあるわけでもないのですが、あまりの値段の安さに、昔のトキナー製サンニッパレンズを衝動買いしてしまいました。
今はシグマやタムロンに置き去りにされるような立ち位置になってしまったトキナー。しかし、以前は高級タイプの明るいF値のAT-Xシリーズレンズの人気が高かったのです。
今回購入したのは1986年頃に発売されたトキナーAT-X300mmF2.8です。もちろんAFなしのMFです。
実はこのレンズ、まだ若造だった自身が最初に買った大口径望遠レンズでした。
キヤノンT90に付けて趣味のモータースポーツや野鳥写真を撮ってました。凄く気に入っていたのですが、その後勤め先でのカメラマン役が増えてきて、CPS(キヤノンプロフェッショナルサービス)に入会したため、機材をNF-1に交換、NFD300mmF2.8を購入したことから手放しました。
しかし、実際の使い勝手はNFDサンニッパよりもトキナーサンニッパの方が私には合っていたのです。
その後、EFサンニッパや、EFロクヨン(600mmF4)を入手。AF望遠レンズに慣れきって行くことでトキナーサンニッパへの思いは薄れて行ったのです。
今回入手したのもキヤノンFDマウントでしたが、それをMフォーサーズ変換マウントで使用することに。
最初に新品で購入した時は、確か中野のフジヤカメラでオプションのフィルター、フード付きで18万ぐらいだったと記憶します。
それが今回は中玉の一部に汚れが(カビではない)あるとはいえ、外観美品が1.2万円で買えました。この値段ならジャンク扱いも覚悟しましたが、ほとんど使用感のない品で、写りや絞りも問題なし。
Mフォーズに付けると35mmフィルム換算では600mmF2.8となります。
発売当初は純正に比べるとサードパーティー(非純正)製レンズは作りが悪いとされていましたが、このサンニッパに関しては、キヤノン純正のサンニッパよりも使い勝手が良かったです。フードがとても重厚で高級感もあるのです。
まぁフイルム時代のカメラですから現代レンズの描写には劣りますが、絞ればそれほど気にせず使えそうです。オリンパスOM-D・E-M1にバッテリーグリップを取り付けた状態でのバランスも良好です。
ミラーレスカメラは、こうやって古いレンズを再利用できるのも良いですね♪
こんな一世風靡したサンニッパレンズですが、現代では人気薄になりました。今はヨンニッパ(400mmF2.8)やロクヨン(600mmF4)の人気が高く、キヤノンやニコン、そしてソニーでも現行レンズラインナップでは販売すらされていないのです。その理由は色々あるのでしょうが、現代はヨンニッパが昔のサンニッパ程度の重量(3kg未満)まで軽量化されるようになりましたから、サンニッパの役目は終わったのでしょう。今後出るサンニッパは単焦点ではなく、ズームレンズになりそうな流れですしたね。
☆
本日もコメント欄は外してあります。
いつも訪問&コメントくださる方々、ありがとうございます♪
https://cycle.blogmura.com/ranking.html にほんブログ村
ランキングに参加しています。
よろしければワンクリックお願いしま~す♪