以前記事にしたベロクラフト閉鎖の件ですが、名物店長だった大槻さんが新たな動きを見せてくれたようです。
http://butoboso0217.livedoor.blog/archives/19711802.html
ブロ友ぱぱろうさんからの情報ですが、ベロクラフトを引き継ぐような現代クオリティのツーリングパーツの通販サイトが開設されました。
実店舗を持たない通販サイトのようですが、提携店(実店舗)でメンテを含むサポートが受けられるようですから安心ですね。
老舗ツーリング系ショップが後継者問題で閉店していく中、こうやって古物に頼らないツーリング系ショップが新たに誕生してくれるのは、新旧問わず昔ながらのルックスに拘るツーリング車乗りには有難いことなのです。
もちろん昔のパーツは美しいですし、今時のサイクリング車に乗らない方には性能にも不満がないのかもしれません。
ところが現代パーツの性能の良さと心地よい操作感に慣れてしまうと、昔のパーツには戻れない!! そんな意識を高める方も少なからずベテランにはいると思います。
今やヨーロッパ製品、日本製品には求めることが難しいですが、自転車業界の製造部門としては世界一になった台湾生産の部品には、昔ながらの雰囲気を残しながら、性能は現代クォリティなネオレトロな部品も少数ながら販売されています。
それらの部品は、製造こそ台湾ですが、日本の自転車ものづくりに関わった人たちのアイデアが詰まっているのです!!
ただし、これらの製品の多くはロッド生産的な作りなので少数が出回るのみ。そしてそれを扱うショップも限られているのが現状です。
悲しいかな、これらのネオレトロなパーツの販売のピークも10年ぐらい前のこと。サンツアーの正当な後継ブランドとも言えるサンエクシードのラインナップも縮小してしまっているのが現状です。
ブルプロ(ブルックスプロフェッショナル)やTAクランクのように今でも売り上げが見込めるような製品は、生産中止となりながらも、ロッド生産による再販を繰り返してくれますが、ネオレトロな製品はいわば「一発勝負」的な製品なので、生産中止になればそこでおしまいです。
一昨年組み上げた息子の自転車はネオレトロなパーツをたくさん組み込みました。
しかし、この時に買えたネアレトロな部品の多くが今ではショップ購入は出来なくなりました。
2年前ですでに在庫のみの品だったからです。
期待度の高かったマイクロシフトも今はシルバー色の輝きを失った製品ばかりです。
売れなければ生産はストップ。新型になったとしてもネオレトロなデザインから脱却してしまいます。
ロードブームの副産物で一時的に元気になったツーリング車の世界観の人気もジリ貧気味。
今後はネオレトロな製品群の発売にも希望が見えにくい状況なのです。
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コメント
コメント一覧 (17)
ベロクラフトが無くなって大槻氏がどうするのか興味あったけど、しっかり地盤を固めていたっていうことで一安心だね。今後の商売は厳しいと思うけど、時代に沿ったツーリング車を提案して若者も取り込んで行って欲しい。そういう意味でグラベル系の自転車を積極的にツーリング用へ改変するような試みに期待してるなぁ。良い悪いは別にして日本の若者はランドナーに拒絶反応を示すからね。
シルバー系のパーツとしては台湾のSUNXCDが継承してくれたけど先行き不透明だね。今後はやっぱりアメリカでしょう。Rene Herse Cycles は経営も順調なようだし、ハードのみならずソフト(書籍)でも頑張ってるからね。あとVeloOrangeも元気いいし。それとNAHBSなんかを見るとランドナー系が好きな人も多そう。ヨーロッパのランドナー系は日本と同じような印象だなぁ (^^;
butoboso0217
がしました
今日は雲が多くて涼しげだったから営業周りに自転車使ったけど帰り道はそれなりに暑くてヘロヘロになったよ。この時期に革靴に長ズボンは厳しい(汗)!!。
ベロクラフトは無くなったけど、良い方向で通販営業してくれたのは良かったよね。関東のグランボア的なショップに育って欲しいなぁ。
息子たちの乗り方見てれば分かるけど、ランドナーに対する美意識は全く無いし、おじさんの自転車って思われちゃってるのが悲しいよ。最新パーツで組み込めばそれなりに走るし、機能的には旅にぴったりなんだけどね。
アメリカのブームもどこまで続くかね!? ベロオレンジ 、実は入手したんだけど予想通り台湾製だった。たぶんルネも同じだと思う。ブランドと製造国が一致しないのも今の時代は仕方がないね。
butoboso0217
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新しいお
現行の部品の感想。
春に買った長男のフジ シティバイク(?)で
カチカチ変速するのを「お~!」と感心しました。
使い心地は良いです。
ヤンさんが継承した
ルネブランドのクランクとか かっちょいいです。
メール配信で「新しい部品が出たよ」とお知らせがきます
(自動翻訳で読んでいます)
いつか 何か買いたいと思っていますが
今のところ指をくわえて見ている状態です。
旧規格の部品はストックしてあるので
乗れなくなるまで「井の中の蛙」状態かもしれません。
butoboso0217
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新しいお店
うれしいですね。今度訪ねてみます。
butoboso0217
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サンエクシード、規模縮小してしまい残念ですね。前田サンツアーの意思を継ぐメーカーですし。SRサンツアー、別物ですし。
台湾メーカー、ネオレトロ商品、日本人技術者が見え隠れしますよね。
butoboso0217
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こんばんは。
今時のパーツ、きちんとセッティングすればスパスパカチカチ変速が決まりますね。
ただ、各部がヘタってくるとイライラモードにもなりますから古典パーツよりもメンテが大切だったりするのです。だから面倒くさがって簡単な調整も店に頼んでしまう人が多いのでしょうね。
新生ルネエルスは勢いがありますね。どこまで続くか怪しい部分はありますが、このように説得力あるテストを経てリリースされるパーツには今後も期待したいですね。ただ、お値段もやさしくにってほしいのが本音ですが(苦笑)。
butoboso0217
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こんばんは。
残念ながらサンエクシードも息切れ状態ですね。売れ線がクランクだけでは厳しそうですね。リムも650Aは在庫のみで終了みたいですし、ラージハブの再販も怪しそうです。
志は良かったので応援していたのですが、ツーリング業界の間口が狭すぎたようで、思ったほどうれなかったのが残念なのです。メーカーサイトも全く更新されませんしね。
サンツアーファンが今だに多いのに、サンエクシードはあまり注目されなかったのは何故なのか!? やっぱりネオレトロでなくビンテージ品に目が向いてしまうのでしょうね(悲)。
butoboso0217
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写真のサンプレのリング、使ってみたいのですが
本家は鉄製で柔いとの話で入手を躊躇っております。
ま、脚が賓脚なので問題ないとは思ってますが、と言ってもCTS製を、と思っても高いですし、、、
カンパなんかも昔の縦型ディレーラーをインデックスで作って売るとかすれば、(カンパに限らずシマノなども復刻版インデックスで)一定の需要はある気がするんですが、やはりこれは素人の考えでしょうかね。
ま、たとえそれで売れたとしても、前田やサンプレックスなどのメーカーが消滅しちゃってるってのが残念なんですけどね。
butoboso0217
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おはようございます。
生産末期の頃は鉄製とアルミ製が用意されていたようですね。
TAなんかも今時のチェーンリングに比べると柔らかさを感じます。デザイン云々よりも材質の配合なんかも問題しているのでしょうね。
大手メーカーは過去を振り返らないので期待薄ですが。パテント協力で台湾メーカーが古いメカのデザインで現代クオリティの品を作ったら需要ありそうですよね。サンエクシードの供給先のマイクロシフトにもそんなメカを期待したいのです!!
思い返せば70、80年代はコピー製品とも思えるディレーラーもたくさんありましたね。ゼウスなんて、そのままカンパでしたし(笑)。
butoboso0217
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バック幅130mmのキャリパーブレーキのフレームの残存数を考えると1988の7402から2020頃までの30年以上作った訳けで、ある程度供給して欲しいですね。
競輪のおかげで日東 スギノ 三ヶ島 吉貝 等が残っていますので程度の良いシルバーのディレイラーとハブさえ有れば、シマノがチェーンとスプロケとプーリーを辞めなければ当分延命出来ます。
ちなみに私はシマノがSL7900を辞めた時、10sのインデックスの中駒を数個買って置きました7400〜7900のレバーが有ればokです。
競輪が国際ケイリンだけに成るまで逃げ切りたいですね。
バック126mm や120mmのフレームは部品も当時物を探すでしょうからネオレトロ部品は数がでず、結局ヌーボーレコードやシュパーブプロやクレーンGSが欲しいとなりますね。
butoboso0217
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butoboso0217
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おはようございます。
私はバイク乗りでもありますが、同じ二輪でもバイクはツーリング車とレーサーレプリカの住み分けもきちんとできていますし、最近はカブが大ヒットしたり、ネオレトロなバイクが人気高いですね。たぶんオートバイライダーの方が乗り方に合わせた車種選びがきちんと出来ているということでしょうね。
自転車もそうあってほしいのですが、旧車族とロード乗りに偏り傾向ですよね。
ディスクブレーキばかりになっても困りますよね。それでも通常のサイドプルは中・下位グレードなら今でも選択肢がありますが、ダイレクトマウントなんて規格の使い捨てのように忘れられそうですよね。SL74から78までは使ってましたよ。79からはフリクション切り替えがなくなってしまったので見送りました。インデックスはどうしても使い込んでいくと中駒が摩耗で不調になってしまうので、予備を持っていれば安心ですね!!
butoboso0217
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おはようございます。
今日も暑いですね!! 今頃は何処かの峠を走っているところでしょうか!?
ネオレトロな品に興味を抱かないのは、元々ツーリング車乗りは部品に対して性能を重視していなかったからかもしれませんね。旅先では性能よりも耐久性が大事でしたし、部品への造形にこだわる人も多かったと思います。対してロード部品は性能最優先のおかげで現代パーツはデザインが二の次ですしね。
私はロードとツーリングの分け隔てなく乗り込んできましたから、ツーリング車にも性能を求めてきました。なのでネオレトロな製品には惹かれるのです。一時期、ツーリング車の部品にはMTB用を組み込むしか手段がありませんでしたから。
ホリゾンタルフレームやシルバーパーツが復権する動きも数年前にありましたが、それも今はひと段落。結局ロードブームの下降とともにネアレトロな部品も消えていきそうですよ。
butoboso0217
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おはようございます。
チューブレスはまだしも、ダイレクトマウントと圧入BBは後の事を考えると手を出しにくいですよね。それとハイエンドモデルになるごとにワイヤー類の内蔵が増えて、メンテしにくいですし。レース使いの機材としては良くても、趣味で乗り続けるには無理がありますよね。
私は16年前にレース再開を目論み組み上げたデ・ローザメラクで終わりました。これは従来規格の部品ばかりですから、今後も安心して乗り続けられそうです…というか、クロモリロードよりも稼働率低いですが(汗)。
フイルムカメラは電子基板を使っていないモデルほど修理が可能ですが、デジタルは厳しいですね。使い捨てのような扱いです。それがハイエンドプロモデルでも同じですね。メーカーはすぐに切り捨て、外部の修理専門店でもデジタルの修理は煙たがられているようです。
butoboso0217
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昨日、県の選手権大会を催しておりましたので、遅いコメント失礼いたします。
SUNーXCDの存在を知った時は胸が躍りましたネ!
でも結局その想いはオールドサンツアーの方へ向かっちゃいました・・・
レース志向としては正直、シュパーブを凌ぐような高いクオリティの新コンポを見てみたかった!
ツーリング基調でも良き時代のパーツを越えるモノを見たかった!!
ヨシガイのエネシクロもオールドFAN向けに造られていますが、雰囲気のみが先行し、過去のオリジナルを上回るモノは無い!言ってしまえると思います~
ヤッパ、当時モノを越える!マニア心を揺さぶる新しいパーツに出会ってみたい!!
悲しきかな、今と我々の時代とでは自転車の文化が異なり、自分で組んだり、改造する事が廃れてしまい、乗りつぶすだけになってしまいましたネ(悲)
そう言う時代ですから、ネオレトロパーツ!少数生産=高価格は致し方ありませんが、だからこそ自分で弄れるマニアの気をもっともっと引かねば、生き残れないように思います・・・
この先、3Dプリンター技術が更に進歩すると思われます~
昨日も母校の後輩と話したのですが、もはや自転車パーツを造形するのは難しい事ではないそうです!
メーカー、ディラーに頼ることなく、自分で過去のパーツを再現したり、オリジナルを製作するなんて、趣味の分野が広がるかも知れません~
まっ、法的な規制がなければの話ですが!!
butoboso0217
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こんにちは。
暑い中、大会運営お疲れ様でした。選手たちも大変ですが、運営側・裏方の役割はとっても重要ですよね。来週予定されていた野球の試合が1ヶ月順延になりホッとしているところです(苦笑)。
サンエクシードは完全にツーリング寄りになりましたから、熱烈なサンツアーファンも今ひとつ食いつかなかったのかもしれませんね。商標上、シュパーブやサイクロンは使えないみたいですし。
ヨシガイも完全に台湾メイドではありますが、ステムやカンティブレーキを改修パスハンターに組み込んで満足していますよ。でも、センタープルの復刻ブレーキは今ひとつですし値段が高すぎて見込んでいた数は売れずに終わりそうですね。
3Dプリンターは飛躍的に性能向上しているようですね。大量生産は厳しいとしても、ロッド生産的な少量販売の製品には今後使われるようになっていくでしょうね!!
butoboso0217
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