もうご存知の方も多いでしょうが、都内の大門にあるシミズサイクルさんが年内で閉店になるそうです。
私的に都内で残る3大老舗ショップ(長谷川さん、いちかわさん、シミズサイクルさん)の1つでした。
数年前にスポーツサイクルの取り扱いを止めて、一般自転車店として営業を続けると聞いた時から、完全閉店を考えているんだなぁ、と思っていました。
以前は近くに取引先の会社があったこともあり、その帰り道に立ち寄って、パーツや小物をたくさん買わせていただきました。
最後に買ったのは、カンパレコードのトークリップ。
「ちょっと高いけどいいかな? でも良い品だよ!!」
そんな正直に話される店主と、その家族が出してくれるお茶を飲みながら雑談する居心地の良いショップでした。決して常連というほど頻繁に出向いたわけではないのに、いつ行ってもそんな感じ。
長谷川さんは、いつもコーヒーに対して、シミズサイクルさんはいつもお茶でした。
今時そんなショップって少ないですよね。
でも、昭和のショップって頑固店主で取っ付きにくくても、打ち解けていく過程を楽しむのもショップ巡りの楽しさでした。
シミズサイクルさんは洋物ロードに強い店でしたが、ツーリング車乗りにもやさしかったです。
探している小物類が必ず入手できる品揃えも有り難かったです。
街の再開発が進んでも、あのショップの空間が残っていることにホッとしたものですが、閉店後はきっと、その再開発の波に乗ってしまうんでしょうね(悲)。
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