先日ブロ友oryzasativaさんが走行中にサンツアーRメカのプーリーが外れるトラブルを書かれていました。
私の場合は、トラブルではないですが、使い込んでプーリーの消耗が激しく交換したことがあります。
サンツアーが事実上のメーカー消滅から約30年。
プーリーを新たに購入するとしたら、シマノ製品に頼ることにしたいのですが、サンツアーとシマノではプーリーボルト(ボルト用ブッシュ)の径が違うため互換性がないのです…。
仕方なく、サンツアー互換と記されたプーリーを割高ですがヤフオクで購入して取り付けました。
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そんな今や貴重になってきたサンツアーメカに取り付けられるプーリーですが、さらに新品未使用が入手難なのがサンツアーが80年代半ばに発売したシールドプーリーでしょう。

当時プーリー2個セットで3,250円は、とんでもなく高額に感じたものです。ノーマルプーリーは500円程度で買えましたから。
しかし、その滑らかな回転とガタの無さは、ノーマルプーリーとは雲泥の差。
(左・ノーマルプーリー、右・シールドプーリー)
それで変速の差まで感じることは無かったですが、シールドプーリーを使うことに誇らしさを感じます(笑)。
しかし、初期のシールドプーリーでは大きな欠点があります!!。
豪華さをアピールしたかったのか、サンツアーは何と消耗品であるプーリーにメッキ処理を施します。
昔の金属プーリーならまだしも、樹脂製プーリーにメッキすれば結果はご覧の通り。
チェーンで擦れる部分はすぐにメッキが剥げてボロボに…。
高価なプーリーがこの無残な姿は悲しいのです。
サンツアーも反省したのか、メッキなしのシールドプーリーに変更されます。
(左・メッキ有り、右メッキなし)
メッキなしシールドプーリーは摩耗にも強く、最終型のシュパーブプロだけでなく、XCプロにも採用されたのでした。
今や、このシールドプーリーの単体新品はヤフオクでも滅多にお目に掛かれません。
出品されても落札価格は高額になります。それならば消耗品度の少なそうなRD本体を探した方が安上がりで済むでしょう。
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