久しぶりにヨシガイ(吉貝)製品のサイトを覗いたら、多くの品目が販売終了になっていました。
サイトをよく確認して見ると2023年12月で販売を打ち切った製品が多いですね。
その中には、サイドプルブレーキの最上級シリーズの9000Tiも。
リムブレーキ自体を採用する自転車は減っているとはいえ、グランコンペを名乗るサイドプルブレーキの消滅は実に寂しい気持ちです。
残るはダイアコンペグレードの普及グレードのサイドプルブレーキのみ。
グランコンペはセンタープルブレーキとカンチブレーキだけが残りました。こちらは趣味性の高い自転車用なので、まだ需要があるというところですかね。
ヨシガイと言えば、昔からブレーキメーカーとも思われるラインナップでしたが、近年はトラックハブやホイール、サドルやタイヤ他、幅広い品揃えで頑張っていましたが、自転車ブーム(ロードブーム)の終息に伴いラインナップの大幅縮小が進んでいるようです。
実際にヨシガイの工場で作られていた品は僅かで、他は明らかに台湾メーカーのOEMとも思われる品でしたから、OEM先との提携解消も行われてしまったのかもしれませんね。
グランコンペZEROの変速機と手元シフトレバーも販売終了。
グランコンペZEROは台湾マイクロシフト製ですが、カーボンやオリジナルプーリーを採用することで母体であるマイクロシフトセントスよりも高級感がありました。
しかし、その母体であるセントスはモデルチェンジしてシルバーメカから脱却。ZEROのメカは随分前から流通在庫のみの販売だったと思えます。
その在庫が無くなったことで販売終了としたのでしょう。
他の品も同じく。私的には安価ながらデザインに優れ、カラバリの豊富なグランコンペ(エネシクロ)ステムが無くなったことが残念です。
値上げ相次ぐ日東NP(パール)ステムの半額程度で買えましたからね。
こちらは昔のOEM商品たち。
初期の頃のサンツアーシュパーブはOEM製品としてコンポパーツを成していた事は有名。
そしてスギノも一時はサンツアーメカを供給してもらうことでコンポパーツを揃えていました。
自社製造以上にOEM製品は長く売り続けることは難しい。
それは昭和から平成を経て令和の時代になっても変わらないようです。
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