1ヶ月前に突然痛み出した右足裏は完全には治っていないものの、日常生活や土踏まずペダリングでのサイクリングは問題ないほどに回復しました。今年は諦めかけていたミニベロファストランですが、梅雨入り前の日曜日に強行してきました。
ただし、結果から言うとビンディングペダルどころかトークリップペダルさえ使えない状況ですから、高速スピードを維持することもできず、結果的には「ファストラン」ではなく、ただの「ロングツーリング」となってしまうのでした。
予定では2017年のファストラン同様に、関東地方の一都六県すべてを1日で走ろうと考えたのですが、結果を先に言うと、最後の群馬県(ゴール目的は桐生)に入る手前で雨が降り出し、モチベーションダウンで栃木県足利で終了。一都五県と不完全燃焼となりました。しかも、途中で輪行でショートカットも…。
今回は1日目のつまらない走りに対して、2日目の鉄分補給で楽しさを補ましたので、前後編でお届けします。
●信号だらけの都心国道にゲンナリしつつも休憩なしで埼玉県境へ(横浜→水元公園)
目覚ましは3時半にセットしていましたが、3時前に目が覚めてしまったので、二度寝せずにそのまま出発の準備です。
ところがテレビを点けてしまったら、こんな番組がやっていたのです!!
こんな早朝に鉄分の濃い番組が放送されているんですね。
あれっ!? このパターンは4月の関戸橋フリマの時も同じだったなぁ(笑)。
おかげで早く出発する予定が家を出たのは4時15分。しかも、2つのやらかし事件!? が発生します。
外に出ると、すでに東の空は明るくなっています。
近所の山道を走り出すと、蜘蛛の巣トラップだらけで参りました…。
ここで時計を忘れたことに気がつきます。いつもならサイコンの時計があるので油断していましたが、今回のミニベロのフライトデッキの時計は時間が2時間以上進んでいてアテにならず。時間見るために一々スマホを開く面倒なことに。
新横浜まで進んだところで日の出となりました!!
鶴見川の河川敷で国道1号に出て、八丁畷から国道15号に移動する予定も道を間違えてウロウロ。
朝の国道はクルマが少なくて走りやすいのですが、相変わらず信号に引っかかりまくって平均速度は上がりません。老舗ショップのカメダサイクリングセンターはまだ健在ですね!!
六郷橋で東京都入り。
しかし、この橋は車道で自転車を走り抜けることはできず、歩道をグルグル遠回りさせられます。
この先、都内・千葉県にもこんな高架橋だらけ。このコースは何度も走っていますが、相変わらず自転車を速く走らせるには効率の悪い場所ばかり。
日曜早朝のガラガラな銀座を抜けて、ようやく日本の道路の重要起点となる日本橋に到着。
ここまでで約50kmですが、サイコンの平均速度は21km台ですから、全く高速スピードに乗れていません。
ここで、何だか視界がボンヤリしていることに気がつきます。
何と室内の仕事用に掛けている近視用メガネのままで出発してしまいました(汗)。
早朝の浅草も見かける人は外国人ばかり。
日本橋からは国道6号を走っているのですが、隅田川を渡ったところで左折しないといけないのに真っ直ぐ進んでしまいロスタイム。さらに、荒川を渡り、国道6号に戻ろうとするも道が分からずウロウロ。
こうしてどんどん無駄に時間を消耗していくのでした。
金町から、国道を逸れて水元公園に向かいます。
その理由は、埼玉県に入るための寄り道。今回組んだコースで一都六県回るには、どうしてもここで一旦埼玉県入りするしかありません。しかし、ここでも道に迷いロスタイム。
もう半ばファストランモードは諦め解除。水元公園で、今日最初の休憩とします。
ここまで約70kmを写真撮る以外ではノンストップで走って来ました。以前は最初の100km休憩なしが当たり前でしたが、それも無理な身体になりました…。しかも痛めている右足はズキズキ。
●ようやくツーリング気分の田園河川敷を走るも足に痛みが再発(松戸→下館)
江戸川を渡ると、ようやく千葉県入り。
しかし、この上葛飾橋、そしてその先の松戸駅横の陸橋も自転車は車道走れず歩道の階段の押し下げ。
自転車は車道!! と言いながらも良い加減な自転車排除な道作りが多すぎますね(怒)!!
国道6号の柏付近も毎回走りにくさを感じます。
歩道を広く取っている分、車道の路側を自転車で走るには狭すぎます。
9時をすぎて日曜とはいえ、交通量が増えて来たので、高速でギリギリ横を走り抜けるクルマの圧力が凄いのです。そういえば柏といえば3連勝の店(シクロウネ)のあった場所ですね。
手賀沼なんかは自転車で走って気持ちのいい場所ですが、国道6号は最悪なのです。
今更ながら、10数年前に国道6号で仙台まで走ったことを我ながら驚異的に思います(苦笑)。
国道に嫌気がさして、北柏から南守谷に向かう道を選ぶも、また道を間違えロスタイム。
利根川を渡り、小貝川まで来たところでようやく大都市部を抜けた雰囲気となります。
地図には出ていなかった小貝川の河川敷の道を進みます。
葦原ではオオヨシキリが鳴き、水面にはクイナやサギ類がたくさんいて癒されます。
数人のロード乗りや競輪選手!? なトラックレーサー、みなさん挨拶してくれるのも良いですね♪
サイクルラックも置かれたベンチで2度目の休憩です。走行距離は110km。
フラットペダルでの走り方は非効率で怪我の箇所以外の足の痛みまで出て来ました。
ちなみに今日はかなりラフなスタイルです。靴が普通のスニーカー。下はニッカー。
TAKOぼんさんから購入したミニベロTシャツで今回は走ってます。
水海道(みつかいどう)からは小貝川を離れ、関東鉄道常総線に沿って走ります。
以前から訪ねてみたかった、水海道(みつかいどう)駅にも立ち寄ります。
この日は、終日太陽は顔を出さずに走りやすいのですが、湿気が高いのでスポーツドリンクが見る見る減っていきます。
すでに12時を過ぎたのですが、良さげな昼飯どころが見つからず、コンビニ補給だけで走り続けます。
何故かガリガリ君が売られていなかったのでスイカバー!!
時々牧草ロールを見かけ、中には放牧された牛の姿も。こういう道なら気持ちよく走れます。
しかし、足の痛みが辛くなり、スピードが上がらず、予定よりも2時間も遅れて下館到着。
ここまで160km走りましたが、ここから唯一の峠越えを考えていましたが、もう登れる気分ではありませんし、自転車の押し歩きさえ無理な状態。
足が固定されずにペダリングがブレブレな証拠に、クランクに靴が擦れています。
土踏まずペダリングはポタリングには問題ないですが、高速スピードでのロングは厳しい証拠です。
下館駅を覗くと以前から乗ってみたかった真岡鉄道の車両が止まり、20分後に出発するようなので、休憩を兼ねた反則技の輪行ショートカットすることに。
真岡駅に到着。当たり前だけど列車は快適だなぁ。
ここで靴下脱いで足の具合を確認すると、やっぱり腫れ上がっていました(悲)。
売店でアイスとスポーツドリンク買い、少し氷を分けてもらいました。
その氷で足を冷やしながらベンチでマッサージ。
この真岡駅は、駅舎が丸ごとSLです!!
別にSLキューロク館なる見学施設がありますが、そちらは次回訪問時に残しておきましょう。
30分ほど待てばSL列車が到着するようなので、それまで足の冷却です。
そしてSLがやって来ました。
真岡鉄道は関東では古くからSLを走らせ人気が高かったですが、今や大手東武鉄道のSLに人気を奪われ、この日の乗客も僅かでした。これも何れは乗りに来たいなぁ。
さて、この後はどうしよう。ここで終わりとはしたくないですしね。
時間は16時近くになりました。
〔後編につづく〕
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