永遠のライバルであり続けて欲しかった、サンツアー シュパーブとシマノ デュラエース 。
国産最高峰グレードのパーツとして、切磋琢磨して外国製パーツの水準に追いつこうとしていました。
シュパーブはより小型軽量化したシュパーブプロとして進化。
デュラエースはEX、AXを経てNewデュラエース (7400系)へと進化。
性能だけでなく、各部の制度や仕上げも世界最高水準にまで上り詰めました!!
定価ながらもリアディレーラーは1万円前後まで高騰します。
それでもカンパに比べれば実売は半額程度。ユーレーやサンプレの3分の2程度。
学生でもちょっとバイトを頑張ればデュラやシュパーブの完成車が何とか買える時代でもありました。
1985年のブリヂストンと丸石の広告です。
当時は国内の自転車産業も最盛期から少し下降し始めた頃です。それまでは、メーカー毎にサンツアー製品とシマノ製品の採用がハッキリ別れていたのですが、この2つのメーカーは、最高級グレードのロードレーサーに「サンツアーシュパーブプロ」と「シマノNewデュラエース」を用意していました!!
BSグランヴェロシリーズはNewデュラモデルが228,000円に対し、シュパーブプロモデルが198,000円。
写真を見る限り、サドル、リム、ステム周りは両車同じパーツですから、単純にデュラコンポのモデルがシュパーブプロコンポのモデルより3万円高いことになります。
ちなみに、サンツアーとシマノのカタログでは、パーツ定価の差は殆どありません。
こちらは丸石エンペラーロードの広告。
こちらでは、シュパーブプロモデルがNewデュラモデルより1万円高い逆転現象!!
昔は、この逆転現象が不思議に思えましたが、今考えるパーツメーカーからの卸値が違ったのでしょうね。それまでは、BSはシマノ推し、丸石はサンツアー 推しなメーカーだったのですが、両メーカーのパーツを使うにあたって、色んな大人の事情が裏にあったのでしょう。
丸石エンペラーのカンパモデルは、438,000円!!
やっぱりお高いですねぇ!!!!
とはいえ、この時代はデュラエース モデルも完成車がこの価格で買えたのです。
40年前ではありましたが、当時と今の給料水準考えても、やはり今のデュラエース は高くなりすぎました。
これでは学生が本格的に競技始めようと思ったら、親ガチャが当たり!! な子供じゃないと無理ですよね(汗)。
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