今日はサンツアーシュパーブの初代モデルの謎に迫ります!!
PROの付かないノーマルのシュパーブが誕生したのは1976年。
先にそのコンセプトが雑誌などで発表され、市販品が製品紹介されたのは1977年1月。しかし、その紹介文の中には、すでに1976年の暮れにはショップ向けに出荷開始とあります。
初代シュパーブの3点メカセット。
フロントメカ(FD)は国産メカ最軽量の78gも、ガイドプレートの強度不足から、発売後僅かの期間で変更されてしまったことは過去の当ブログ記事でも既出済み。
〔サンツアー シュパーブFDの歴代比較〕
https://butoboso0217.livedoor.blog/archives/799467.html
今回はそんな初代シュパーブWレバーの以前から気になっていた謎の部分を取り上げます。
昨年入手した元箱入り未使用の初代シュパーブWレバー。
このWレバーはこれまでずっと「サイクロン」のWレバーだと思い込んでいました。
しかし、少し見にくいですが、77年当時のサイクロンのWレバーは少し形状が違うのです。
ニューサイクリング誌77年2月号、要するにシュパーブが市販された後のサイクロンの広告。
レバー本体は同じながらも、取り付けバンドの穴形状が違いますし、環付きネジではありません。
そして、同じくニューサイクリング誌77年2月号に紹介されているシュパーブのWレバー。
こちらは上記に箱付きで紹介したWレバーと同形状。
やはり、このWレバーが初代のシュパーブWレバーであることは間違い無し。
便宜上、こちらは初代1次型とします。
シュパーブのWレバーといえば、こちらが初代と思い込んでいました。
これは1980年頃に購入して使っていたものです。
環付きネジ部分が違うのです。初代に比べるとスッキリしています。
便宜上、こちらは初代2次型とします
以前、サイクロンとシュパーブのWレバー比較を考察した記事です。
〔サイクロン&シュパーブWレバー〕
https://butoboso0217.livedoor.blog/archives/582227.html
上の黒いレバーはサイクロンWレバー、下は2次型のシュパーブWレバー。
見た目は同じでも、台座取り付け部の形状が違っていたのです。
すなわち、初代1次型シュパーブWレバーはサイクロンWレバーを母体に、取り付けバンドを変更し、環付きネジを装備したモデルだったのです。
画像は、付属品一式ですが、他にもシュパーブWレバーには、操作時の指の滑り止めなのか、ゴムカバーが付属されていました。
このゴムカバー、シュパーブのハブに付属されていた時期もあったと記憶します。
クイックレバーにも被せて使えたのです。
ここからは推測の部分もありますが、Wレバーもバンド留めから直付けが主流になっていく時期。
そして、そのWレバーの直付け台座もカンパタイプが標準化されている中で、サイクロンの流用のままでは直付けの流れに対応できないため、カンパ台座に対応した2次型のシュパーブWレバーに変更されたのでしょう。
カンパ台座に取り付けられた2次型のシュパーブWレバー。
大半の方は、こちらを使っていたはずです。
初代シュパーブのWレバーは、そのままサイクロンWレバーの後期型としてラインナップに組み込まれたようです。
シマノデュラエースが初期には「ジュラエース」と呼ばれ、RDがクレーンだったことは有名ですし、FDも開発期間が短く剛性や性能に問題があり、後に改良型に変更されています。
70年代の自転車部品は、外国製品に追いつくために、プロトタイプ的な品を焦って市販化していた時期でもあったのです。
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