旅からす本館 日本をもっと楽しもう!!

butobosoと申します。 ヤフーブログ停止に伴い移行しました。自転車趣味を中心にライフスタイル全般ならびに旅日記をお届けします♪

自転車、鉄道、オートバイの手段で日本中を旅して30年以上。本土のみならず、北は礼文島から南は波照間島まで様々な土地を旅してきました。 分割ながら、自転車による日本一周を30代で終えました。 旅人宿であるユースホステルには300泊以上宿泊しました。 自費出版で「旅からす」なる旅の本も不定期に発行しています。 子育て真っ最中なので、中々旅には出られなくなりましたが、身近で小さな旅を楽しみながら、家庭崩壊にならない程度に多彩な趣味を楽しんでいます♪

18歳のサイクリング少年だった私がニューサイクリング誌1983年8月号の表紙を飾る1枚の写真に目を奪われました。紅葉真っ盛りの峠道が眩しいほどに輝いて見える!!

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その峠の名は林道小谷妙高線「乙見山峠」。長野県と新潟県の県境に位置します。当時は奥深い峠路は未舗装が当たり前という時代。現在の峠はロードバイクが主役だけど、この頃は悪路を走破するためにタイヤの太いランドナーが主役の時代でした。

乙見山峠をいつか走ってみたい!! そんな気持ちを抱いてから実に30年。ようやく訪れる機会に恵まれました。当初は1人で輪行で行く計画でしたが、8氏に声掛けして2人で行く事にしました。実走レポート的なモノは8氏にお任せしましょう。

-3℃の車中泊はスリーシーズンのシュラフでは役立たず(汗)。クルマの外に出していた愛車のTOEIパスハンターは真っ白になっていました…。出発して最初に越える嶺方峠は新雪被る北アルプスの絶景。紅葉は標高700~1000m辺りが見頃でした。
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1日目のメイン「林道姫川妙高線」は標高差1000mの湯峠まで17.5kmで登る手強い林道でしたが、予想よりも舗装路が延びていたため、終始お喋りを楽しみながら、のんびり上り詰めます。未舗装になると、路が沢になっている場所も多く、ガレ場も。そんな場所は無理せず押して歩きます。辺りは紅葉真っ盛り。林道ツーリングの楽しさは歩いていても変わりません。

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小谷温泉「熱泉荘」に宿泊。部屋や浴槽には暖を求めた大量のカメムシ!! 虫嫌いな人には厳しいけれど私らには無問題。でも、湯船に浮いたカメムシの排除は大変でした(笑)。

翌日はやってしいました……おねしょではありませんよ!!
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 昨夜飲み過ぎたアルコールのツケが。朝食を食べ切る事が出来ず、体調不良のまま10%超え連続の路に挑みます。しかし、林道に入って一汗(ビール汗!?)かいた頃には体調も回復。紅葉地点を過ぎて峠が近づくと部分的に雪道に。この道が雪に閉ざされて通行止めになるのも間近でしょう。

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宿から約2時間、標高1520mの乙見山峠に到着!! 長く続いていた宿題を終わらせた気分です。紅葉が終わり、木々は裸の状態ですが、そんな事はどうでもよく、達成感に酔いしれます。
今や未舗装路の林道・峠は探すのも大変な時代。昔はごく普通に行われていたパスハンティングというサイクリングジャンルも道と同様に消えてしまうのは残念ですね。

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来年は4回目の年男。還暦の60まで、こんな走りが出来たら良いなぁ、なんて話しを8氏と話しながら帰路に着いたのでした。

●コース 
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=8ab7d59d2287d62e29d079b1b2e4369a
●1日目/鬼無里→嶺方峠→白馬→南小谷→平岩(姫川温泉)→湯峠→小谷温泉泊/走行距離81km(未舗装路8km)獲得標高1813m
●2日目/小谷温泉→乙見山峠→笹が峰牧場→妙高高原→戸隠→鬼無里/走行距離84km(未舗装路17km)獲得標高1775m


《ニューサイクリング2013年2月号に紀行文掲載》

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