私の大切な愛読書をご紹介しましょう!!
今やブームに合わせて自転車漫画も随分と増えたものですが、
自転車漫画のパイオニアと言えば「サイクル野郎」と断言しましょう!!

自転車で日本一周をするという、単純明快なストーリーながら、当時の若者の旅ブームに乗って人気となり、1974~1982年までの長期に渡る連載。最後は沖縄上陸で完結するも、見事に日本中を自転車で旅する漫画を描き切ったのでした!!
一人旅が大好きだった兄が、単行本を買ってきたおかげで、私もすっかりハマりました。中学生になると、同じ少年キング(少年画報社)で連載開始された銀河鉄道999の影響もあり、少年ジャンプから少年キングに講読を切り換えたほど(苦笑)。多少のズレはありますが、藤子不二雄の直伝「まんが道」や超人ロックなどの名作も、少年キングで連載されていたんですよね♪
そしてドカベンの作者、水島先生も少年キングで自転車漫画を描いていたのをご存知でしょうか!? 当時大学生の部活としても盛り上がりかかったサイクルサッカーを題材としたコレです!!

何と原作者は「庖丁人味平」と同じ人なのです(汗)。←古いネタばかりですみません…。
元々自転車が好きだった事もあり、サイクル野郎は自身の自転車ツーリングへの影響も大!! この漫画によく出てくる旅人宿の定番、ユースホステルの魅力にも取り憑かれました。
おかげで丸井輪太郎の数倍の数のユースホステルに泊まり、自身でも日本一周を完結させました!! 次々起こるハプニングや女の子との出会いは無かったですがw。
そしてサイクル野郎連載終了後、少年キング自体が休刊(事実上の廃刊)されてしまったものの、その流れを組むヤングキング誌から「並木橋通りアオバ自転車店」がスタートする訳です。不思議な縁ですね。作者の宮尾岳さんも、もちろんサイクル野郎のファンのようです♪
アオバは第1話にやられました!! いきなりストロングライト49DやユーレージュビリーRメカなどを出してきて、長野の武石峠をテーマにしているし。古物ランドナーファンには涙モノ!? 更に巻末の付録話では、老舗自転車雑誌のニューサイクリングの関係者まで登場してるし(笑)。
こんなマニアックな自転車漫画が続くのか!? と思ったのですが現在も連載中。サイクル野郎37巻を既に超えてしまいました。凄いですねぇ♪
さて、長々と語ってしまいましたが、秋から自転車アニメが始まるようです。
以前から、評判の高かった少年チャンピオン連載の「弱虫ペダル」。

しかし、ちょっと絵がなぁ…。同じチャンピオンでも過去に連載されて実写映画化された「シャカリキ!」は、作者の曽田正人さんの絵が荒々しくも上手かった!!

「弱虫ペダル」は限られた回数の中で、長年続けている連載の面白さが出せるかが気になります。数年前にアニメ化された「Over Drive」は物凄く不自然に消化不良で終わりましたしね。
昨今の自転車ブームに便乗して、こんな漫画までやっているとは……では、何故若いサイクリストが増えないのでしょうか!?。痛車が増える理由は分かる気がする(笑)。

コレ、確か同人誌だったはずですが、漫画連載してるんですね(汗)。
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