前回に続き、変速機なってしまいますが、
今回はシマノの最高級コンポーネントのデュラエースの7400系リアメカを
中心に歴代のモノを絡めて紹介したいと思います。
サンツアーが大好き!! アンチシマノなどと言っている割には、実はデュラエースも各種揃えてしまいました(汗)。ライバルを研究してこそ、真のサンツアー・カンパファンを名乗る♪ とか言い訳しつつ、ただの変速機マニアなだけのbutobosoなのでしたw。

後左は7200系デュラエース(EXではないタイプ)。
後右は7700系デュラエース。
そして、前二つは名作と呼ぶにふさわしい7400系デュラエースとなります。
左端にちょっとだけ見えるのは7800デュラです(苦笑)。

歴代のデュラエースはEXシリーズを中心とする7200系、失敗作のレッテルを貼られてしまった7300系のAX、そして革新的なインデックスシステムで飛躍を遂げた7400系ニューデュラ。その次は7700系となり10速化された7800、7900と続くのですが、不思議な事に7500、7600が抜けているのです。正確にはピスト用として7600シリーズはありますが、ロードコンポとしては2つのシリーズ番号が抜けてしまっているのです。
その理由は、7400系シリーズを熟成させるための幾度かの大幅なマイナーチェンジによるところが大きい事でしょう。6速を標準とする7400から始まり、7速化の7401、8速化の7402。実に12年もの長きに渡る長期政権!? を74系デュラエースは果たしたのです。その間に変速機だけでなく、他の部品も大幅な変更を受けています。

この3つのメカは一見同じように見えますが、
細かい部分はモデルチェンジなみの変更が成されています。
左から7400、7401、7402となります。
多段化が進むにつれ、スラントパンタの角度も深くなっていきます。
そしてプーリープレートも全く異なる形状に!!

上部プーリーの位置も少しずつ変わり、
プーリー本体の厚みも薄くなっていきます。
この74系デュラの特徴である、上部プーリーの金属材質は
シリーズ全て変わりなく続けられました。


デュラエース7401変速機・7速インデックス対応・実測重量207g

デュラエース7402変速機・8速インデックス・STIレバー対応
実測重量209g
※剛性アップのために各部ボリュームが増えて、モデルチェンジごとに重くなってます(汗)。
★私は今でも、歴代最高のデュラエースは74系だと思っています。この74系からSTIレバーやSPDペダルが生まれることになります。価格高騰してしまった現行9000型や7900系に比べて値段も手頃感がありました。自身ではレーサーではなく、スポルティーフに多くの74デュラを使っていましたが、とても満足出来る性能でした♪
でも良く考えると、サンツアーの専売特許であった、スラントパンタシステムをシマノが採用できていなかったら、ここまでの部品を作れたかどうか!? 特許の期限切れなとがもう少しズレていたら、サンツアーの栄光があったかも……などと考えてはいけませんよね(苦笑)。
おまけ写真です。実は私は、トリプルシステムのロングゲージデュラの完成度にも注目しています。これを私はランドナーに組み込む予定なのです!! 性能・耐久性はツールでも検証済み。古物は好きですが、性能を考えると、このデュラ・ロングゲージは魅力的です♪

7700系9速メカです。
プーリーに専用品を使うなど、メーカーの本気度を感じます!!

逆にこちらは、トホホ…な7800系10速メカ。
ショートをただ延ばしただけの、メーカーのやる気の無さを非常に感じます!! そして79からはロングは消え去り、私の好まないブラックカラーになり、
私のコレクションの対象からは消え去ったのでした。
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