
ピーク時には、この3メーカーがダブルツールでも

それが80年代後半からのMTBブームでロード市場は縮小し、諸々の事情からサンツアーは事実上の倒産(ブランド名はSRサンツアーに変わり台湾メーカーに)。カンパですら慌ててラインナップしたMTBコンポ(カンパにMTB部品があったんですよ!!)が失敗し、会社存続の危機に陥ったんです。
おかげで自転車の車種展開まで偏った方向に進んでしまいましたね(悲)。

こういった対図がなくなったから、シマノは独自規格ばかりに特化して、他メーカーとの互換を全て排除しちゃった。そして、性能重視のあまり、デザインが不細工なものばかりに……まぁデザインは人それぞれに感性が異なりますから、一概に語れませんけどね(汗)。


昔は、好きなパーツをメーカーに拘らずバラバラに取付ける事でその人なりの愛車の個性が出せたものです。それが今はコンポで組まなければいけない風潮。しかも、同じシマノでもグレード感で互換がバラバラ…。昔ならお金のない学生サイクリストが、一つ一つの部品をアップグレードする楽しみもあった訳ですが、今はそんな楽しみもメーカーが否定する訳で(怒)。

カンパに関する書籍やサイトはいっぱいあります。そして熱心なサンツアーファンのサイトも結構見かけますし、今回このようなサンツアー特集本も販売されました。それに対し、シマノの自転車部品に関する本やファンサイトって見かけないのは何故でしょう!?
商売的に成功はしたのでしょうが、熱心なファンが居ないのは、ちょっと寂しいですよね。
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元サンツアー技術者が再結集して「サンエクシード」というブランドを展開しています。正統的なサンツアーブランドのイメージを持った部品を販売中。少しずつ部品のバリエーションが増えてきたのは嬉しいですね♪
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