最近は、マニアックな話題からは離れていましたが
ようやく撮影時間が作れましたので5ヶ月ぶりのこのコーナー再開です♪
☆
80年前後のロードレーサーにとっては大衆エンドとも思われた
カンパの鋳造スモールロードエンドです。

カンパの部品は高価で付ける事が出来なくとも、
フレームのエンドとWレバー台座はカンパだった人も多いのでは?
自身も最初にオーダーしたフレームはカンパエンドの指定でした。
もちろん当り面メッキも追加工作。
当時はエンドまで、シマノ、サンツアー各社が販売していた時代。
多少の金額差はあっても、みんなカンパを選択していたような(苦笑)。

昨今は、この部分が後付けでディレーラーハンガーなどと呼ぶようですね。
転倒して変速機をぶつけるとすぐに折れてしまうようなチープなモノを
高額なフレームに付けているんですから、今時のロードは………。

昔のカンパの部品は形状も造りも逸品でした。このクイックの格好良い事!!
83年頃のニューサイクリング誌の某ショップ広告で
シュパーブプロエンドと並べて、このカンパエンドの造りを
皮肉っていたのをよく覚えています(笑)。
確かにビルダーの追加工作の余地を残したような造りですが、
シマノ、サンツアーはこのカンパのコピー品な訳ですから
兎や角言う筋合いはないと私は今でも思っています。

カンパ、シマノ、サンツアーはメカだけでなく
フレーム小物にまでライバル関係であったのです。
今のロードバイクに付けられているエンドは
昔ならストレートエンドと呼ばれ、ツーリング車に付けられる形状でした。
このカンパのエンドのようなタイプがロードエンドと呼ばれていた事を
知るサイクリストも少なくなっていますね(悲)。
☆

おまけです。ロード用ハブでありながらツーリストに愛された
カンパのラージハブ。
ハブのクイックレバーという構造は
カンパが生み出したのをご存知でしょうか!?
今時のサイクリストはカンパをただのブランド志向的な
見方をしている人が多いですが、
レース機材はカンパの築き上げた功績が無ければ、
今のシマノも成り立たなかったはずです。
●カンパ スーパーレコード・スモールエンド
鋳造/208g 5700円
《比較対象として参考》
●サンツアー シュパーブプロ・ロードエンド
185g 2800円
●シマノEFエンド
190g 2800円
※私の当時の参考書調べ
いろんなサイクリストの日記が見れますよ。
よろしければワンクリックお願いします♪
コメント