今も昔もブレーキ製造の一線級として君臨するヨシガイ・ダイヤコンペ。
そして、ダイヤコンペの上級グレードとしてグランコンペシリーズがあった事は、
昔からの自転車趣味人には常識な事でしょう。
みなさん「グラコン」と呼んで親しみ持っていました♪

そして、そのグランコンペの名を関するステムがあった事も。
※今でもエネシクロとしてラインナップしますけどね(汗)。
しかし、今回取り上げるのは、三角ステムの愛称だったモノではありません。

この形状のグランコンペステムを知る人は意外と少ないのではないでしょうか!?

84年のニューサイクリング誌に広告がありました。
オーソドックスながらも仕上げの良さと、スリムなスタイルでツーリストウケしそうでしたが、実際には、三角ステムほどの人気は得られずに
短期間で消えてしまったようです。


サイズは95mm。私的にスレッドステムは100mm前後の長さが
バランス良く美しく見えると思っています。
90では短く、110では長い。これはあくまで私の考えです(汗)。
この当時は、斜ウスは普及品、台ウスが高級品といった流れがありました。
このグラコンステムは勿論台ウス仕様になっています。

ブレーキレバーでお馴染みのGCマークがプリントでなく
刻印スミ入れされています。

そして、こんな部分にもきちんとマーク入り。
ただしロゴマークじゃないしGCではなくDCなのです(汗)。
このステムの製造元は、形状ですぐにバレバレでしょうが、今のヨシガイの台湾製造品にくらべれば質感は段違いに良いのです。私はパールのステムはロゴがあまり好きではないので、ボロボロになってもパールGのステムをパスハンターで使用中です(苦笑)。

こちらは、80、90年代に人気の高かったデュラエースとチネリのステムです。
今や、この手のステムは「スレッドステム」などと呼ばれ、古物扱いされそうですが、ハンドル高が自由に調整できない、今のステムの方式は間違っていると思ってますけどね(苦笑)。
☆
ヨシガイやスギノは製造元は兎も角、
今も日本ブランドとして自転車産業を支えています。
しつこいようですが、サンツアーもうまく海外製造に移管出来ていたら、
今でも生き残れたかもしれませんね。
コンポパーツで組まれたロードにしか乗らない人には興味ないかもしれませんが、ヨシガイ、スギノ、日東、本所、ミカシマ。最後の砦になりつつある日本のパーツブランドを大切に思わないと、国内の自転車産業は完全終息しててまうかもしれないのです(悲)。
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