先日の日記内で軽く触れましたが、
今月18日発売をもって月刊誌「FUNRiDE」が休刊。
これにより、月間御三家の自転車雑誌は、
「サイクルスポーツ」と「バイシクルクラブ」のみとなります。
どちらも、ロードバイクハウツー本みたいな流れなので、
元愛読者でもある私ですが、今は年1回手にするぐらいです。
☆
さて、創刊50年を超える老舗自転車月刊誌のニューサイクリングが
休刊になってから、この28日で1年になります。

学生時代に、大人のサイクリングスタイルを学ばせて頂き、
その恩返しのつもりで原稿執筆のお手伝いをさせてもらっていた私とすれば、
僅かな奇跡の復活を信じながら待っている状況です。

80年代のツーリング車ブームや90年代のMTBブームをも超える勢いとも言える、
昨今のロードレーサー(ロードバイク)を中心とする自転車ブーム。
色んな自転車スタイルを紹介するような雑誌が増えてきた訳ですが、
その流れは一昨年辺りから下降する一方です。

共に昨年で休刊となった自転車人とバイシクルナビの最終号

アキバ系、痛車のマニア層を狙った自転車誌も発行されましたが2冊で終了。
そして右のロングライダースはブルベ系サイクリストの同人誌。
商業誌なみのボリューム。執筆陣は漫画家も参加。ここ数年で自転車同人誌も増えました♪


バイシクルクラブを発行するエイ出版は、マニア向けの自転車誌を定期的に発行。
そろそろネタ切れ感は否めません…。

2010年頃が、自転車雑誌のピークだったと思われます。
自身の把握する雑誌の休刊だけで、
2013年の「自転車と旅」「シクロツーリスト」
2014年の「ニューサイクリング」「バイシクルナビ」「自転車人」
そして、2015年は「ファンライド」
一部ムック本扱いではありますが、この数年だけで書店で見かける
自転車雑誌の多くが消えた事になります。
一昨日、仕事の息抜きに本屋に言ったのですが、
そこに置かれていた自転車雑誌は「バイシクルクラブ」だけでした。
サイスポとファンライドは売れてしまったのかな!?
何とも寂しい現状になっていますね…。

少なくとも、出版業界においては、
もはや自転車ジャンルが斜陽なのは明らかでしょう。
☆
若者中心の自転車ブームであった80年代の自転車雑誌は、
オールジャンル・青年向け雑誌の「サイクルスポーツ」、
林道ツーリングや旅の紀行文・大人の趣味人向けの「ニューサイクリング」、
競技車向けの「自転車競技マガジン」、
うまく棲み分けをしながら、3誌の時代がしばらく続いていました。
今は、ブームに便乗した内容と、高額品を売りつけたり、
有料イベントに導くような雑誌スタイル。
これでは、長く続けて行く事は、最初から無理があったのでしょう。
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旅からすの印刷入稿を無事に終えました。
ご案内は近日中に行います。
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