本日は土砂降りの横浜です。
昨日は雨の降る前に仕事まわりを済ませました。
予報より早く降り出した雨に、結局はぬれてしまいましたが…。

さて、「サイクロン号」といったら、
我々親父世代にとっては、仮面ライダーを思い出すはず♪
単車=暴走族的なイメージのあった時代に、
正義のヒーローがオートバイに跨がって暴走……
いや、疾走する姿はインパクト大!!

こんな自転車まで発売されていたのですから凄いですよねぇ。
そして、少年たちは高校生になると二輪免許を取り、
自転車を見捨てて、オートバイに向かうという流れが出来ていました(悲)。
☆
先日見掛けた「サイクロン号」はオートバイでなく自転車です。

80年代の市販ロードのセンチュリオン。
この時期に流行ったスキーのウェアにも似たようなカラーリング。
よーく観察してみると、あちこち手を加えていますが、
コンポパーツは、「サンツアーサイクロン」でした。

サイクロンといえば、サンツアーの傑作メカとして、憧れた人も多いはず。
そして、サイクロンといえば、3点メカセットのイメージ。

しかし、サイクロンはマーク2を経て、3代目からはコンポパーツとして
売られていた事を知る人は意外に少ないのです。

元々、サイクロンはシュパーブが誕生する前までは、
サンツアー製品のトップグレードでした。
そして、それはエアロ路線のマーク2でも高級路線を貫きます。

しかし、コンポパーツとして85年に誕生したサイクロンは、
シュパーブプロに次ぐセカンドグレードとされたものの、
仕上げやデザインは、安物的なイメージが…。

そして、88年にマイナーチェンジでサイクロン7000となると、
新たにセカンドグレードとして誕生した「スプリント9000」よりも格下の
サードグレードまで、降格させられてしまいます。
サイクロンの栄光は、過去のものとなり、
このサイクロン7000も2年足らずで、グレード消滅…。
今思えば、シマノのコンポパーツを意識しすぎるがあまり、
サンツアーの迷走ぶりが始まった時期でもあったようです。
サイクロンという響き、仮面ライダーの愛車から始まり、
自転車少年たちの憧れの名品になったのに、結末は何とも哀れ…。

しかし、今回街で見掛けたロードに付いているのを見ると、
そんなに悪くないなぁと思えてくるのでした。
☆
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