現在のシマノのロードコンポのトップグレードはデュラエース。
セカンドグレードはアルテグラ。
その価格差にはかなりの開きがありますね。
現行型リヤディレーラー(以下RD)で比較すると、
デュラエースRD9000が19,849円、アルテグラRD6800が7,308円。
その差は歴然たる物。デュラはアルテの倍以上の価格なのです。
実は、この間に「Sante(サンテ)」というグレードが
存在していた事を知る人は、今では少ないのではないでしょうか!?

まだデュラエースが7400系の時代、
そしてアルテグラはNewシマノ600EXから600アルテグラに改名された頃、
87年秋にセカンドグレードのサンテは誕生します。

型番は5000番台(現在は105が5000番台)、
アルテグラが6000番台の事から、サンテをサードグレードと
勘違いしている人が居るようですが、それは誤りです。
カタログの表記順も、デュラの次に掲載されていますよね。

90年当時のRDの価格を並べると、
デュラエースRD7402が9,500円、
サンテRD5001が5,700円
600アルテグラRD6400が4600円。
当時からデュラの価格は高いですが、現在の9000系に比べるとリーズナブル。
アルテグラとの価格差は今ほど大きくなかったにも関わらず、
その間にサンテというグレードを設定したのです。

当時、自転車趣味はランドナーが廃れ始め、ロードレースの人気も下降気味。
変わってMTBが誕生し、自転車は趣味人の遊びからフィットネス感覚、
アウトドアスポーツアイテムといった位置づけになっていきます。
そして、シマノとサンツアーは次々と新たなコンポパーツを誕生させます。
カンパもまた同じく。
この頃、カンパがMTBコンポを誕生させ失敗した事は、既に報告済み。
自転車人気に偏りが始まり、売上げが落ち始めるのとは反比例するように、
シマノ、サンツアー、カンパはラインナップを拡大させ続けたのです。
結果、サンツアーは倒産し、カンパも低迷期に入る事になります。

体力のあったシマノも、ライバル社の低迷するとみるや、
コンポグレードの再編成に入り、サンテは3年程度で消滅する事に。
サンテは正常進化する事なく、ひっそりと消えて行くのでした。
ロード用のセカンドグレードといっても、
異質な形状とホワイトアルマイト仕上げのパーツ群は、
レース会場で見掛ける事はほとんどなく、
当時ブームになりかかったトライアスロン車に付けられているのを見る程度。
性能の優劣は、使っていないので分かりませんが、
新世代のチャレンジング的なパーツ群を当時受け入れられるほど、
ロードレーサーの人気は無くなっていたのは間違いないでしょう。
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