自分だけの時間、自分だけの空間を求めて自転車を走らせる。

いつもの隠れ家的な里山に到着。
ここが横浜の中心部近くと気が付く人は少ないはず。
前回来たのは、米の収穫間近の実りの秋。
案山子が人の存在以上に目立っていた頃と記憶する。

里山はすっかり冬枯れの景色。
「チッ、チッ、チッ…」
静寂の中を息づく動物の音色は、アオジの声。
スズメ大の地味な野鳥だが、冬の里山の主人公。
しかし、近くで大砲のようなレンズを並べる
カメラハンターのような人達は見向きもしない…。

押し歩いていた自転車を止め、
ポケットに忍ばせておいて小型の双眼鏡で、
私はそれらの野鳥たちの姿を愉しむ。

先日の雪は既に消えかけていたものの、
池には氷が張り、太陽光を眩しいぐらいに反射。
そんな景色もまた目の保養になったりするのだから不思議。
束の間の休息、自由な休み時間は短く、
人工物に囲まれ、自然の地面さえほとんど残らぬ街へ再び…。



PHOTO : Fuji X-Q1
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