旅から帰宅すると、大きめのダンボールに入った宅急便が届いていました。

送り主は、別の自転車SNSから今のヤフブロまで、
親交のある広島の熊さんからのお届け物でした♪

入っていたのは、AF創世記の頃の一眼レフカメラです。

キヤノンEOS650とペンタックスSFXn。
ミノルタα7000から始まる本格的なAF一眼レフカメラを
他社が追従開始をした頃のカメラで、どちらも87年のカメラです。
約30年前のカメラは、今では実際に使用している方をほとんど見かけません。
カメラは中古市場が昔から活発でネットオークションのない時代から、
実店舗の中古ショップ都市部を中心にたくさん存在していました。
しかし、時代は銀塩(フィルム)カメラからデジタルカメラへ。
そうなると中古カメラ屋は商売にならず、次々と閉店…。
僅かに残る店からもフィルムカメラは叩き売りの状態となっていきます。

そんな中でも、MF時代のフラッグシップカメラや限定モデルなどは高値安定。
金属外装の質感と作動部の強固さが「物としての価値観」を高めるからでしょう。
カメラは一時期プラボディが全盛となりますが、
質感の低さが問題視され、現在では再び金属外装の物が増えています。
さて、これらの頂き物カメラ、興味のない人にはただのガラクタ。
カメラがゴミ置き場に普通ゴミととして出されているのを見かける事も。

このセットで中古屋に持ち込んでも、値段が付いても2000円以下。
店舗によっては、交通費を出してくれるぐらいでしょう。
でも、カメラ好きの私にとっては、有り難いお宝です♪
もちろん、撮影を楽しむということはしませんが、
オブジェとして眺めたり、弄ったりするだけでも価値があるのです。
それと自身の青春時代とリンクするカメラですから当時の思い出も蘇ります。
私がMFに拘り、キヤノンT90とFDレンズで撮影していた頃、
会社の同僚は、このEOSやSFX、今はなき京セラの230AFなどを使ってました。
そんな頃を思い出すだけでも充分楽しめてしまう頂き物なのでした♪
熊さん、有り難うございま~す!!
☆
さて、そんな中古カメラの価値を思うと、他の品はどうなのか!?

PCなんかは壊れた物はガラクタ…。
正常に動く物でも古い物はOSやソフトの問題から買い取る業者は極僅か。

一時期大暴落していたビンテージスーパーカーは今や億単位の物も。
ちなみに、このディノ246GTSは程度が良ければ5000万超。
そして、私のライフスタイルな自転車の話で例えると、
今は新車ロードの人気はバブル崩壊寸前ですが、
ビンテージパーツや自転車の人気はまだ続きそうな勢いです。


子育て終わって自由に使えるお金の増えた世代と、
自転車ブームはリンクしたように思えます。


そんな人たちの中には、昨今のカーボンロードに興味が湧かず、
自分の青春時代に使った、欲しかったパーツや自転車を欲しがる人も多いです。

ヤフオクでは、法外!? とも思われるような価格で
ビンテージ物のパーツや自転車本体を落札される方も多いようです。
物の価値は需要と供給。
同じ種の遊び道具でも、中古品は人気のあるなしで価格は左右されますね。
今は30年以上前のクロモリ自転車が人気があります。
それは、ロードだけでなくランドナーといった分野まで。

では、今から30年後に今のカーボンロードがどれぐらいの価値があるか!?
そしてパーツ類がどのような中古価格で取引されるか!?
あくまで私の予想ですが、AFカメラ創世記の頃のような
流れになると思うのです。
カメラが趣味の品から家電のような取り扱いになったように、
今の自転車にも、その匂いがどうしてもしてしまうのは何故でしょうか…。
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