今宵の宿となる群馬山中の道の駅に向かう途中の高速SA。
見上げた空には雲もなく、三日月がポッカリ浮いてます。

秋晴れと呼べる晴天の殆どなかった9月10月……。
ようやく11月になり、天気が安定してきたのは幸い。
このタイミングでしか休めない私に合わせてくれた8氏に感謝しつつ、
翌日からの走りに備え、寝袋に潜り込む。
もはや2人のサイクリングには恒例となった車中泊からの目覚め。
身体のあちこちが痛かったりするが、全く苦にはならない。

身支度を済ませ、峠食堂の仕入れをしてから出発。
ところが、走り出してすぐにこんな建物に出会ってしまっては、
停まらない訳にはいかない。

関東と越後を三国峠越えで結ばれた古道・三国街道の中山宿。
都会の街道筋では見られなくなった趣ある家屋がこの辺りでは点在。
出だしから撮影会となってしまい先に中々進めません。
県道を直線上に一気に登り標高を稼ぎます。
県道のピーク地点の赤根トンネルに着いたところで体調に異変が…。
酸欠のような頭がクラクラします。
久しぶりの趣味のサイクリングに気持ちの高揚とは裏腹に、
身体が追いつかなかったようで、少し休んで息を整えます。
幸い大事に至らず、10分ほど休んで体調は回復。

金比羅峠(標高817m)


切り通しの金比羅峠は、上杉謙信率いる軍勢も越えた場所。
峠からみなかみ町の中心に下ると、辺りは林檎畑が広がります。
冬間近だと言うのに木々にはまだたくさんの林檎が残っていました。

見上げた谷川岳の山並みには、降ったばかりと思われる新雪。
里の葉が色づくとともに、山は本格的な冬のシーズンに。
三国街道を離れて、本日メインの林道に入ります。
みなかみ町(旧新治村)から中之条町に至る「秋鹿・大影林道」。
入り口にあった標識には「林道」ではなく、「村道」と標記。



正式名なんてどうでも良いのです。その路が気持ち良く走れれば。
県道から分岐してすぐに未舗装となります。
久しぶりに本格的なダートに心躍ります。


路はガレた場所も多く、38Aのタイヤでも苦戦しますが、
こんな素晴らしい紅葉の下となれば何も文句はありません。
8氏とお互いを被写体にしながら走るため、
時速に換算すれば5km未満のサイクリング。
しかし、そんな時間が楽しくて仕方がないのです♪

霧峠(標高1066m)

本日の峠食堂は、少し遅めの13時オープン。
日だまりの中、ランチを愉しみ、再びガレた路を下ります。
一部舗装はあるものの、林道の全長12kmの大半が未舗装悪路。
こんな路はドロップハンドルのランドナーより、
フラットバーのパスタンターが本領発揮。
まぁ今時の人なら迷わずサス付きのMTBを使うのでしょう(苦笑)。

大満足の紅葉真っ盛りの林道をあとに、
クルマのデポ地まで舗装路を快走して戻ります。
【本日のルート】
道の駅中山盆地08:00→金比羅峠09:15→道の駅たくみの里10:30→秋鹿・大影林道入口11:25→霧峠(林道ピーク地点)12:50→新四万温泉(林道出口)14:20→道の駅中山盆地16:30/走行距離61km(未舗装区間11km)・実走日11月4日
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