旅からす本館 日本をもっと楽しもう!!

butobosoと申します。 ヤフーブログ停止に伴い移行しました。自転車趣味を中心にライフスタイル全般ならびに旅日記をお届けします♪

自転車、鉄道、オートバイの手段で日本中を旅して30年以上。本土のみならず、北は礼文島から南は波照間島まで様々な土地を旅してきました。 分割ながら、自転車による日本一周を30代で終えました。 旅人宿であるユースホステルには300泊以上宿泊しました。 自費出版で「旅からす」なる旅の本も不定期に発行しています。 子育て真っ最中なので、中々旅には出られなくなりましたが、身近で小さな旅を楽しみながら、家庭崩壊にならない程度に多彩な趣味を楽しんでいます♪

本日が祭日である事に、子供達が通学しないことで気がつきます(汗)。
昨日は20℃を超えるポカポカ陽気でしたが本日はどんより曇り空。
しかも寒い……。

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こんな感じだった昨日の天気とは真逆の方向へ向かう横浜です。
明日は何と雪予報!!  しかも積雪!? 

雪国の方でも11月の積雪は早いと思うはず。
それが、年に数回積雪があるかないかの横浜で11月に積雪!!!!????
幸い、明日明後日の営業サイクリングの予定はありませ~ん♪
悲しき自宅軟禁仕事なんですが……。


さて、今回も30年以上前の懐かしコーナーです(苦笑)。

80、90年代のニューサイクリング誌(以下NC)の表4には、
ブリヂストン(以下BS)の広告が必ず全面掲載されていました。
そして、それは時代に合わせた車種の広告でもあります。

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それまでのツーリング指向=ランドナーブームだった頃は、
アトランティス(上級車)、ユーラシア(中級車)の広告が目立ちます。

そしてMTBが誕生し、市場がそちらに傾いた頃、BS広告にもMTBが!!

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時にNC誌84年8月号。
MB-1の名でMTBの広告が初登場します。
もちろん、他のメーカーでのMTB広告の一切無い時代であり、
NC誌上でも初のMTB広告となります。

MB-1とは何たるシンプルの名称。まるで型式番号の様です。
後にBS車のMTBはワイルドウエスト(WILD WEST)としてシリーズ展開。

84年にはまだ純粋なMTBパーツは少なかったため、
デオーレをベースとしながらも、随所にランドナーパーツを使用。
フレームは、もちろんクロモリバテッドチューブ。
ホリゾンタルフレームなのが今見ると新鮮なのです!!

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ちょっと年代はあたらしいですが、一時私が預かってオーバーホールしていた
ARAYAマディフォックスのMTBです。

まだサスペンションが普及していない頃のMTBは、
スローピングフレームに違和感はあるものの、
それまで国内愛好者に山岳車として使われたパスハンターに通ずる部分も多し。

650Bより一回り小さい、今では絶滅危惧種になりつつある26HEのホイールも、
日本人サイズとしては良い選択であったと思います♪
※個人的に今の29は身長の低い方にはアンバランスに思えます。
何はともあれ、日本のMTBはココから誕生し、今に至るのです。


そんなMTB初広告掲載のNC誌には別の広告で興味深いものが!!

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丸石エンペラーランドナーのフレーム単体販売です。

ランドナーブーム時代から、その火を消さずにエンペラーランドナーを
販売し続ける丸石自転車には頭が下がります。
今でこそリターンサイクリストによるランドナー復刻の気配から、
販売が伸びているようですが、90年代は採算度外視での販売継続だったはず。

そんな丸石エンペラーは80年代半ばには市販メーカー(マスプロ車)の中でも、
精力的にツーリング車とロードレーサーに力を入れて、
MTBブームに逆らうような意気込みが見られたのです!!

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石渡022のバテッドチューブフルセットに、
ナベックスコンチネンタルカットラグ付き。
トップチューブのワイヤー内蔵処理も市販車としては異例。

完成車価格11万5000円に対し、フレーム価格5万5000円。
通な人なら、フレーム価格はもっと高くてもいいんじゃない!?
そう思われるのではないでしょうか。
残念なのは520mmと550mmの2サイズと6カラー選択のみ。
それでも、この値段ならお得感あります!!

ちなみに、同時期に私が神金自転車商会にフルオーダーした、
ペガサスのパスハンターフレームがエンペラーと同仕様で10万弱でした。
※勿論細かい工作や仕上げ、スケルトンオーダーですよ(汗)。

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エンペラーはオールカンパのロードも販売してました。
丸石自転車、良い意味で当時は尖った市販車を多く出していましたね。

しかし、悲しいかな時代はMTB一辺倒になっていき、
従来からの熱心な自転車趣味人は子育て世代に入り、自転車から離れ、
オーダー車の衰退が始まり、業界主導の儲け主義的な流れが始まります。

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それは、メーカー自身の足を引っ張る形にもなり、
自転車製造大国だった日本は、その座を台湾に持っていかれるのでした(悲)。


年末、年度末に向けた仕事の繁忙期に入りました。
みなさんの記事閲覧や自身のブログ更新も減るかもしれません。
多忙を理由に逃げる事はしませんが、あらかじめご了承下さい。

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