本日が祭日である事に、子供達が通学しないことで気がつきます(汗)。
昨日は20℃を超えるポカポカ陽気でしたが本日はどんより曇り空。
しかも寒い……。

こんな感じだった昨日の天気とは真逆の方向へ向かう横浜です。
明日は何と雪予報!! しかも積雪!?
雪国の方でも11月の積雪は早いと思うはず。
それが、年に数回積雪があるかないかの横浜で11月に積雪!!!!????
幸い、明日明後日の営業サイクリングの予定はありませ~ん♪
悲しき自宅軟禁仕事なんですが……。
☆
さて、今回も30年以上前の懐かしコーナーです(苦笑)。
80、90年代のニューサイクリング誌(以下NC)の表4には、
ブリヂストン(以下BS)の広告が必ず全面掲載されていました。
そして、それは時代に合わせた車種の広告でもあります。

それまでのツーリング指向=ランドナーブームだった頃は、
アトランティス(上級車)、ユーラシア(中級車)の広告が目立ちます。
そしてMTBが誕生し、市場がそちらに傾いた頃、BS広告にもMTBが!!

時にNC誌84年8月号。
MB-1の名でMTBの広告が初登場します。
もちろん、他のメーカーでのMTB広告の一切無い時代であり、
NC誌上でも初のMTB広告となります。
MB-1とは何たるシンプルの名称。まるで型式番号の様です。
後にBS車のMTBはワイルドウエスト(WILD WEST)としてシリーズ展開。
84年にはまだ純粋なMTBパーツは少なかったため、
デオーレをベースとしながらも、随所にランドナーパーツを使用。
フレームは、もちろんクロモリバテッドチューブ。
ホリゾンタルフレームなのが今見ると新鮮なのです!!

ちょっと年代はあたらしいですが、一時私が預かってオーバーホールしていた
ARAYAマディフォックスのMTBです。
まだサスペンションが普及していない頃のMTBは、
スローピングフレームに違和感はあるものの、
それまで国内愛好者に山岳車として使われたパスハンターに通ずる部分も多し。
650Bより一回り小さい、今では絶滅危惧種になりつつある26HEのホイールも、
日本人サイズとしては良い選択であったと思います♪
※個人的に今の29は身長の低い方にはアンバランスに思えます。
何はともあれ、日本のMTBはココから誕生し、今に至るのです。
☆
そんなMTB初広告掲載のNC誌には別の広告で興味深いものが!!

丸石エンペラーランドナーのフレーム単体販売です。
ランドナーブーム時代から、その火を消さずにエンペラーランドナーを
販売し続ける丸石自転車には頭が下がります。
今でこそリターンサイクリストによるランドナー復刻の気配から、
販売が伸びているようですが、90年代は採算度外視での販売継続だったはず。
そんな丸石エンペラーは80年代半ばには市販メーカー(マスプロ車)の中でも、
精力的にツーリング車とロードレーサーに力を入れて、
MTBブームに逆らうような意気込みが見られたのです!!

石渡022のバテッドチューブフルセットに、
ナベックスコンチネンタルカットラグ付き。
トップチューブのワイヤー内蔵処理も市販車としては異例。
完成車価格11万5000円に対し、フレーム価格5万5000円。
通な人なら、フレーム価格はもっと高くてもいいんじゃない!?
そう思われるのではないでしょうか。
残念なのは520mmと550mmの2サイズと6カラー選択のみ。
それでも、この値段ならお得感あります!!
ちなみに、同時期に私が神金自転車商会にフルオーダーした、
ペガサスのパスハンターフレームがエンペラーと同仕様で10万弱でした。
※勿論細かい工作や仕上げ、スケルトンオーダーですよ(汗)。

エンペラーはオールカンパのロードも販売してました。
丸石自転車、良い意味で当時は尖った市販車を多く出していましたね。
しかし、悲しいかな時代はMTB一辺倒になっていき、
従来からの熱心な自転車趣味人は子育て世代に入り、自転車から離れ、
オーダー車の衰退が始まり、業界主導の儲け主義的な流れが始まります。

それは、メーカー自身の足を引っ張る形にもなり、
自転車製造大国だった日本は、その座を台湾に持っていかれるのでした(悲)。
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年末、年度末に向けた仕事の繁忙期に入りました。
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