今や車種問わず、サイクリング車全体に広がるビンディングペダル。
サイクリング車ペダルの代名詞のようなトークリップ付きは今や少数派。

試行錯誤の上で、シマノもSPDとSPD-SLに落ち着きました。
LOOKパテントのPD7401から、独自のSPDシステムのPD7410に進化。
MTBシステムとして誕生したSPDではロードペダルとしては役不足。
SPD-Rを経て、現在のSPD-SLに進化した話は以前紹介しました。
80年代半ば以降のアマチュアロードレースでも、
多くの人がルック互換のビンディングペダルを使い出します。

しかし、当時から流行モノに乗るのが嫌いな私は、
ノーマルペダルとブレーキワイヤー外出しに拘ってレースを続けます。

惚れ込んでいたシュパーブプロペダルから離れたくない!!
そんな気持ちの部分が大きかったのも確かです。

トークリップペダルでロードレースに参加していた方はご存知でしょうが、
フラットペダルでも、シューズプレート(クリート)を装着することで、
今のビンディングペダル以上に脚の固定が可能だったのです。
競輪が現在でもトークリップ+ストラップペダルを使う理由もそこにあります。

ビンディングペダルのご先祖様、チネリM-71
しかし、趣味レベルやロードレースの世界ではビンディングで充分。
慣れずに路面でガリガリやらかすトークリップよりも、
シンプルで小型なビンディングペダルが主流になるのは自然な流れ。
メーカーからすれば、これまでペダルのみの売り上げが、
シューズの商品展開まで出来る旨味があったのも事実でしょう。
☆
自身がビンディングペダルを使いだすのは、レース参加の末期の頃。
試しにPD7401を使うも、やっぱりしっくり来ない…。
しばらく使用を止めていましたが、
パスハンターでの有効性を模索していた時に片面SPDを使い始めます。

面白い事に、8氏もほぼ同時期にビンディングペダルを使い始めました♪ 考える事は一緒!?
しかし、片面ビンディングではトークリップ時代と同じで
踏み面探しが煩わしい…。

そこで、今は両面ビンディングを好んで使用するようになりました。
ビンディングシューズでの歩行は大変と思っている方も多いですが、
SPDタイプなら登山靴やスニーカー感覚で履けるシューズもあるのです。

今や本格的な山サイでもビンディングペダル+シューズで行っています。
クリート付きだからとデメリットに思うよりも、
私にとっては、メリットの方が大きいので、今は迷う事無く使っています。

しかし、それでもトークリップ式(フラットペダル)の利点も捨てきれません。
なので旅要素のサイクリングスタイルの多い、スポルティーフやミニベロでは、
こんな三ヶ島製ペダルをワンタッチ切換えで使用しています。

このアダプターを取り付ける事で……、


ビンディングとトークリップペダルが瞬時で交換可能。
これは、輪行時にも便利な三ヶ島のEZYシステム。
このペダルのおかけで、お気に入りだったシュパーブプロの出番は減ります。
でも、このEZYシステムのビンディングペダルは別モデルに移行して生産中止。
新モデルは少し野暮ったく、物欲は湧きません…。
なので、スペアをクリートと共に購入しておきました♪
そんな考えは、他のユーザーも同じだったようで、
三ヶ島は少量ロッド生産ながら再販を発表したのです!!
●MM-Cube Ezy 再生産●
さすが老舗国産ブランド、しかも国内で生産続けるミカシマですね。
街乗り自転車にビンディングを使おうとは思いません。
でも、今や趣味のサイクリングでは欠かせないアイテムです♪
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