1月のハンドメイドサイクルショーで懐かしの自転車と再会しました。
それは、ショー会場の入口近くのマツダ自転車工場のレベルロードレーサー!!

オール内蔵レーサーとして84年に発表されたファニーバイクです。
トラックレーサーのように無駄な物を省いたようなシンプルな作り。
しかし、それは省いたのでなく内蔵工作により目隠しされた物なのです。

発表当時は大きな話題を集め、自身もショー会場で目の当たりにし、
その斬新さに驚いた記憶があります。

そのモデルが今でも綺麗に動態保存されていたのです。

駆動系は当時の国産高級グレードのパーツでした。
RDはシュパーブプロ2代目、クランクはエアロマイティのブラック仕上げ。
フロントフォークに内蔵されるように取り付けられたブレーキ!!
この時代はある意味、今のブーム以上にロードレーサーが過熱気味。
前後異径ホイールのファニーバイクやディスクホイールが次々誕生。



匠の業である、フレームビルダーの腕の見せ所でもあったようです。
ファニーバイクにはブルホーンバーがとてもよく似合ってます♪
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F・モゼールがファニーバイクでアワーレコードの新記録を作るも、
後にファニーバイクはNGとされ記録は取り消し。
TTに関しては絶対的な優位性がありながらも、
ファニーバイクは公認レース機材としては認められず90年頃に衰退。
今でもブルホーンをNGとする自転車レースは多いのです。

市販メーカーからも販売されたファニーバイク。
オートバイでは前後輪異径は当たり前。
理にかなった前後輪異径のスポーツ自転車は一時のブームで終わったのでした。
現代になって、子供乗せ電動自転車の多くに前後輪異径が採用されるとは…。
そして、ファニーバイクの自由な発想のフレーム形状は。
現代のカーボンロードのご先祖的にも見えてくるのも不思議なものです。
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