何年前だったか記憶に薄れてしまいましたが、
東京の世田谷区、二子玉川付近で多摩川に流れ込む支流の野川を走り、
その素朴さと花の咲き乱れた風景に見入られた事がありました。

その路を再訪したいとずっと思っていましたが、ようやくそれが実現。
春のうららかな陽射しの下、のんびりとペダルを踏み始めました♪
☆
我が街横浜から野川の始まる二子多摩川までは最短ルートよりも、
一旦川崎に出て、そこから多摩川CRを使うのが平坦基調で走りやすいです。
ただし、多摩川までも幹線道を走るのはつまらないので裏道寄り道フラフラと。
今回は、サイクリングロードをのんびり走る為にミニベロを選択です。


平日で閑散としたみなとみらい地区を走り抜け、
昭和の国鉄風情が今でも色濃く残る鶴見線「国道駅」を訪問。

そこからは裏道をフラフラ迷い込むように走り続け、
川崎大師を横目に見ながら、大師橋を越えて東京入りと同時に多摩川CR入り。


東横線のガードを過ぎると、日本初のサーキット「多摩川スピードウェイ」跡。
今は野球等のグラウンドになっている部分に、
1周1200mmのオーバルコースがあったのです。
今でもその当時の名残りが河川敷の土手にベンチ跡としてあります。

ソメイヨシノは数日前に散りましたが、八重桜が綺麗でした。
☆
田園都市線のガードと真新しい高層ビル群が見えてくると二子玉川に到着。
昔は遊園地の二子玉川園がありましたが、今はその面影もありません。
ここから多摩川から別れる野川に入ります。

昔の鉄道モニュメントがありました。
ここには、二子玉川園と砧本村(きぬたほんむら)を結ぶ
東急砧線が走っていたそうです。専用軌道ながら一両編成。
今の都電みたいなスタイルだったようです。



この時期の野川は花が綺麗です。
都内とは思えない静かな空気感が良いのです♪

大半の渡りをするカモは北に旅立っていきましたが、
コガモはまだ少数ながら残っています。

水車と古民家の残る場所で休憩していると、
一人のロードに乗る初老の方が声を掛けてくれました。
「野川は良い所だけどロードで来る場所ではないね。失敗しました」。
聞けば多摩川であった人に野川を薦められてきたそうですが、
思いのほか、走りにくい河川敷に苦戦したそうです。

野川はサイクリングロードなる名前とは裏腹に、
狭い道と主要道路との交差部分の多さから、確かに走りやすいとは言えません。
非ビンディングベタルのクロスバイクやミニベロ向けでしょう。
何より風景を楽しみながら走るのが野川の魅力でもありますしね♪

途中で見かけたラーメン屋で遅い昼食。
有名店のようでしたが昼時を過ぎているのですぐに入れました。
「コク旨味ラーメン」の大盛りは918円。
美味しいんだけど、高いなぁ…。

野川公園まで走り、東八道路を使い関戸橋へ。
5日前のフリマも何だか遠い過去のように思えてしまいました(苦笑)。
この時点で15時。
輪行で帰る事も考えましたが、ファストランモードに切り替えて自走帰宅。
久しぶりにそこそこの距離を走り、良い運動になりました。
【本日のコース】
4月20日/走行距離128.3km
横浜→鶴見→川崎→二子玉川→野川公園→関戸橋→
小野路→港北ニュータウン→横浜
※今回も地図を見ないで走り続けました♪
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