肌寒で今朝は小雨の降っていた横浜です。
昨日も曇りながらも雨の降る予報でしたが、結局降らず。
日暮れ時にはこんな夕景が見られました。

GWの長期予報は概ね天気は良さそうです。
早く万全な身体に戻し、GWの里山ツーリングに備えたいものです。
☆
営業サイクリングの帰り道に書店にて新発売の本を購入。

サイクルスポーツの増刊号「パーツオールカタログ」です。
一時は毎年購入していましたが、最近は2年に1度。
勿論買い替えではなく、買い増しとなります。
その時代を反映させる自転車パーツの参考書ですからね。

実家から引き上げて来た84・85年版。
まだMTBは誕生したばかり。メインとなるのはロードとランドナー。
国内製造製品に一番元気があった頃のカタログは、
何度眺め回しても飽きずに、色んな空想・妄想を広げていったものです。

90年~2005年頃まではMTBパーツが前面に打ち出されます。
次第にコンポパーツなるメーカーの縛りが増えて行き、
ツーリング愛好家の衰退とともにランドナー系パーツは激減、一部は消滅…。
その後は、皆さんご存知のようにロードレーサーでなく、
「ロードバイク」一辺倒になっていきます。
2010年頃は、それこそロードかMTBか!? 的なパーツばかりとなりますが、
ロードブームの副産物的にリターンサイクリストが増えて行き、
ツーリング車用のパーツも少数ながらも再販や新製品が誕生。
ミニベロやクロスバイクなどのカスタムパーツも販売されるように。
2003年カタログ=約3000点掲載。
2012年カタログ=約5000点掲載。
2017年カタログ=約6500点掲載。
点数が増える事を悪とはしませんが、今や主力の台湾製造品はOEMだらけ。
似たような製品や、これ買えるの!? といった製品まで掲載しているために、
パーツ1点1点の魅力は昔より伝わらなくなっているのは明らかです。

ショップがオリジナルで出していたとは奇跡にも思える内容のトモダのベンリーカタログ。
それと気になるのが、昔はパーツカタログの写真はモノクロながらも、
出版社側で撮影している物が掲載されていましたが、
今はメーカーからの提供画像を使っているのが大半であり、
WEBサイトの販売店や別出版社のカタログ本と同じ写真なのです=個性なし!!
自分も出版業に関わりますが、雛形(フォーマット)は毎年同じで、
与えられた画像をはめ込んで行く作業。短時間での仕上りが可能になりましたが、
その仕上りを見てワクワクするかと言ったら、しません…(汗)。

まぁ、そんなお約束的な私のブログのボヤキを入れておきながらも、
しばらくは参考書を楽しめる数日が続くでしょう♪
ちなみにオールカタログ2017-2018の値段は税込み2,268円。
学生時代に高額に感じた84年版が1,700円ですから、値上がり幅は最小限。
サイスポは、シマノカタログの付いた号のみ欠かさず購入してましたが、
それを2年前!? カタログ付録を止めてしまったので購入していません。
当然ながらバイクラも購入せず。
時折、ロード離れした内容の良さげな増刊号は購入していましたが、
それも最近は望めなくなって来ました…。
売れ残った前月号が新刊と同じ高さのボリュームで平積みされたまま。
自転車雑誌バブルは確実に終わりましたね。
躍起になって、再び何でもロードに舵取り始めた雑誌に未来はあるのでしょうか!?
☆
懐古趣味、現代ものを知らな過ぎる!? そんな意見が時々あります。
それでも、私は10年ぐらい前までのパーツに魅力を感じます。


それは、私が競技人でないからです。
趣味の自転車、それは個々の美的感覚や乗車スタイル・感性から導きだされる物。
それらに応える部品が今は少なくなったと思う人は多いと思うのです。

もちろん、性能は現代パーツの方が優れているのでしょう。
しかし、大多数のサイクリストは究極の性能なんて求めては居ないのですから。
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