旅からす本館 日本をもっと楽しもう!!

butobosoと申します。 ヤフーブログ停止に伴い移行しました。自転車趣味を中心にライフスタイル全般ならびに旅日記をお届けします♪

自転車、鉄道、オートバイの手段で日本中を旅して30年以上。本土のみならず、北は礼文島から南は波照間島まで様々な土地を旅してきました。 分割ながら、自転車による日本一周を30代で終えました。 旅人宿であるユースホステルには300泊以上宿泊しました。 自費出版で「旅からす」なる旅の本も不定期に発行しています。 子育て真っ最中なので、中々旅には出られなくなりましたが、身近で小さな旅を楽しみながら、家庭崩壊にならない程度に多彩な趣味を楽しんでいます♪

イメージ 1

●未到の地天草を駆け抜け、目指すは鹿児島へ。
 5時30分起床6時スタート。今回の旅は毎日朝が早くて健康的。それでも、既にレース観戦予定の同室スカイラインさんの姿はない。早朝のゲートオープン前にサーキットに着きたいとは言っていたが早い早い!!。
 昨日の悪天候から一転、快晴の中、阿蘇パノラマラインへ。日曜ながらも早朝とあって他の車は全く走っていません。途中、ライダーとすれ違いピースサイン。荷物を積んでいない所を見ると地元のライダーの散歩ツーリングといった感じ。昨日は視界ゼロの草千里も今日は見事な風景を見る事が出来ます。草を食む馬達の姿も見られ、朝から絶景に癒されます。この道もやまなみハイウェイ同様に無料化されたばかり。有料だった時は二輪でも全線2000円近く取られていたのだから無料化は非常に有り難い!!

イメージ 2
イメージ 3
                                                                             阿蘇パノラマラインも絶景の連続です

 白水から国道に入り、一気に熊本へ。市内に近付くに連れ渋滞が始まる。これが平日だっらもっと凄い渋滞だっただろう。市内を避けるように繋がるバイパスを走り抜け、宇土から国道57号に入ると右手の海の向こうに島原・普賢岳が見え始めます。以前もこの辺りを列車で旅をしたが、その時見た普賢岳と変わらず噴煙を上げています。大きな災害をもたらした噴火から丸15年経っても火山活動は活発のままのようです。
 三角から国道256号に入り、天草入り。私の日本海岸線道路全走破の旅でも天草は空白地帯であったため、今回の旅では無理矢理行程に組込みました。天草大橋は昔から通ってみたい道。念願の天草パールラインは予想通り気持ちの良い道。松に囲まれた道路両岸には小島の浮かぶ八代海が見え、バイクツーリングには最適のコース。昨日の悪天候を忘れさせる程の晴天+高気温。初冬が近いというのにバイクウェアなしでも走れそうな感じ。しかし、想像とは裏腹に天草付近は都会でした。至る所に土産物屋があるのは観光地らしくて良いのですが、大きなパチンコ屋の多い事。娯楽の少ない地方都市では巨大なパチンコ屋が目立ちます、ここ天草も例外ではなかったようです。

イメージ 4
イメージ 5
イメージ 6

 上島と下島を結ぶ瀬戸大橋は島間を結ぶ橋としては珍しいループ橋。船を通す高さを確保する
ためにループ橋にしたそうだが、小さなRのループ橋の為、事故も多いそうです。ちなみに人や自転車は別の橋を利用する事になるが、こちらは可動式となっていて橋の高さ調整をして船を通す。この橋も珍しいそうなので機会があれば自転車で渡ってみたいのです。

●プチ廃線ウォッチング、鹿児島交通枕崎線跡へ
 下島はこれまでの都会イメージと違い、のどかな田舎道が続く。小さな峠道を数カ所越えてフェリー乗り場のある牛深へ。タイミングよく11時40分出航のフェリーに乗船出来ました。ここでも昨日と同様に地元のツーリングクラブの集団に遭遇。大半が大型のリッターバイク(排気量1000cc超)。50過ぎの人がほとんどなのでいわゆるリターンライダー(若い時にバイクに乗り始め、一旦止めたものの子育て一段落後にライダーとして復帰する人)組みのようだ。お金に不自由のないリターンライダーの多くは大きなバイクに乗りたがる。まぁ1000万出して高級外車を乗る事を考えれば200万のバイクなんて安いものなのでしょう。

イメージ 7
イメージ 8
                                                                      みなさん大型バイクでツーリング中です♪

 ちなみに私はバイク好きであっても乗るバイクにはこだわりがない。マンション住まいだから高級バイクなんて所有しても盗難対策が大変だし、趣味のツーリングの他に仕事で使うバイクとなればコストパフォーマンスが重要。どちらかといったら走りを純粋に楽しんでいるので車種にはあまりこだわらないのだ。彼等の中でも一番小さなバイクに乗っている人(それでもスカイウェイプ650!)に声を掛けられる。横浜ナンバーに興味を持ったらしいが、ブトのような走り方がうらやましいが出来ないらしい。週末の1泊程度が限界と笑っていた。40過ぎの親父が一人で、それも家族を残して250のスクーターで旅をする姿は確かに普通ではないのかもしれないが、私にはこれが20年来の旅のスタイルなのであります。

イメージ 9

 牛深から蔵之元へはたった30分の船旅。再び九州本土に入り、国道3号で川内へ向かいます。国道3号は流れは良いものの交通量が多いので気分的には景色を楽しむ余裕がないのでつまらない。川内で遅めの昼食を取り、串木野へ。予定ではここから鹿児島入りするはずでしたが、時間に余裕があるため枕崎方面へ進路変更。

イメージ 10
イメージ 11
                         橋桁は無惨な姿に残るものの、一部廃線跡は綺麗なサイクリングロードに

 吹上浜付近ではかつて鹿児島交通枕崎線として使われていた廃線跡を多数見つけワクワクします。鉄道好きには廃線マニア派も多いですが私もマニアとはいかないまでも廃線跡を巡るのは好きです。
 日本最南端の私鉄として伊集院~枕崎間の約50キロを結んでいましたが台風被害がきっかけに昭和59年に廃止になりました。都会育ちのブトにとって台風で廃線なんて信じ難い部分もあるが、同じ九州・宮崎の高千穂鉄道も同じ運命になりそうなのを見ていると、赤字経営のローカル線の厳しい現実を見せつけられます。

●世界一周中のサイクリストと出会い
 国道270号を廃線跡に沿うように枕崎まで進む。途中、休憩に立ち寄った道の駅では世界一周中のカナダ人サイクリスト2人組に出会います。自転車後ろに荷物用の台車を付け、カナダの国旗を立てているのでタダ者ではないと思ったけど、雑誌やテレビで取り上げられた事もあり、ちょっとした有名人らしい。ブトも日本一周済みで今回も家族を残して旅をしていると話すと「グレート、グレート!!」と笑って言われますがグレートなのはあなたたちの方です!!。

イメージ 12
イメージ 13
イメージ 14
                  今はこの古びた駅舎は撤去されてしまったそうです

 枕崎を訪れるのも実に20年ぶり。周辺の様子はかなり変わったものの駅舎は昔のまま、ひっそりと街の外れに残されていた。鹿児島交通の廃線により、国鉄への乗り継ぎ駅から終着駅と変わってしまった。現在はJR枕崎線の終着駅として利用されるが駅構内には鹿児島交通の路線が延びていた跡が生々と残されていた。どちらかというと枕崎は鉄道の駅としての機能よりもバス路線の基地として機能してまいす。ローカル線の枕崎線を利用するよりも高速バスを利用した方が時間も短いし、料金も安い。これでは一部の鉄道旅行者や学生ぐらいしか利用しないのが鉄道の現状でしょう。

イメージ 15
イメージ 16
     鹿児島から桜島を望む。そして翌日のチェックに離島便のフェリーターミナルへ

 枕崎からは国道225号で鹿児島へ。途中の道の駅で自宅に電話。無事を女房に伝え、愛娘に変わるも無視される。悲しい……。鹿児島市内は帰宅ラッシュで道路は大渋滞。市内で夕食後、城山YHへ。住宅街の一角にあるYHは最近では少数派の自宅開放型YH。宿泊者は私の他、屋久島帰りの関西在住の一人旅の女性だけ。ペアレントのやる気のなさが少し気になるものの(結局06年8月で閉館しました)、同宿の女性と旅の話しで盛り上がりました♪。

イメージ 17
                                  鹿児島城山YH

○本日の走行407キロ(この日もよく走りました!!)
【4日目の走行コース/阿蘇~熊本~三角~天草~阿久根~枕崎~鹿児島】
鹿児島城山YH泊

イメージ 18
携帯電話やスマホが大嫌いなのに、iPodだけは手放せません~!!

日本縦断ツーリングの記事は、基本的に毎週日曜にUPいたします。
なお、このツーリング紀は2005年に行ったものです。
連載記事なのでコメント欄は外してあります。
いつもナイスやコメント下さる方々、有り難うございます♪

ランキングに参加しています。
よろしければワンクリックお願いしま~す♪

コメント

コメントフォーム
記事の評価
  • リセット
  • リセット